しょーじ@ギフテッドを応援する京大院生

京都大学教育学研究科を休学し、GOALOOK学習塾の副代表に就任。 ギフテッド教育にお…

しょーじ@ギフテッドを応援する京大院生

京都大学教育学研究科を休学し、GOALOOK学習塾の副代表に就任。 ギフテッド教育における社会課題の解決のため、オンライン対話サービス dialogueを立ち上げに取り組んでいる。 弊塾HPはこちら https://www.goalook.net/

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ギフテッドの子どもが経験する「積極的分離」について

京都大学 教育学研究科 認知心理学講座の修士課程を休学し、京大生で運営するGOALOOK学習塾の副代表に就任。現在はギフテッド教育に関心を持ち、オンライン教育サービスdialogueの立ち上げに取り組んでいます。(サービスの詳細はこちらから) 今日はギフテッドの子ども及び青年の発達過程を説明する理論として知られる「積極的分離理論」について、私自身の頭の整理のため、私なりの解釈を書こうと思います。また正確さをある程度犠牲にして、分かりやすいカジュアルな表現で書いてみます。なの

    • dialogue担当スタッフの紹介 第一弾

      今回はオンラインで対話を提供するサービス dialogueの担当スタッフと対話テーマを紹介するシリーズの第一弾です。 このシリーズでは各スタッフの自己紹介と、dialogue=対話ができるテーマのラインナップを示します。 ご自身の興味関心にあったテーマや、感性が合いそうなスタッフを選ぶ際に参考にしてください。 第一弾はdialogueの代表の庄司です。 〜自己紹介〜 氏名:庄司洪大 所属:京都大学教育学研究科 ヨガや仏教などの東洋的な修行への関心から、心と体の関係

      • なぜ日本でギフテッド教育に取り組みたいのかを改めて考えてみた。

        どうも、しょーじです。 京都大学 教育学研究科 認知心理学講座の修士課程を休学し、京大生で運営するGOALOOK学習塾の副代表に就任。現在はギフテッド教育に関心を持ち、オンライン教育サービスdialogueの立ち上げに取り組んでいます。(サービスの詳細はこちらから) 教育事業に取り組む起業家の友達から 「ギフテッド教育に本気で取り組むならまずはアメリカでやらなきゃでしょ。」 ということを言われて、うーむ、確かに、、となってしまいました。 最先端のギフテッド教育が行わ

        • 〜気ままなエッセイ集〜 変なら変でいいし、普通なら普通でいい

          「自分は”普通”に生まれたかった」 学校に適応できず生きづらさを感じているギフテッドの子どもがこんなことを言うのを何回か聞いた。 確かに学校では普通であることを求められる。 先生の言うことはきちんと聞き、出された宿題はちゃんとやってくる。そういう子どもが認められる学校という社会では、興味があることがマニアックだったり、自分の意見を強く持っている子にとっては、自己肯定感を削られることがあるかもしれない。 しかし”普通”であれば人生幸せなのか?と言われたら全然そんなことな

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        ギフテッドの子どもが経験する「積極的分離」について

          ”ギフテッドではない?”お子さんとのdialogueの体験記

          京都大学 教育学研究科 認知心理学講座の修士課程を休学し、京大生で運営するGOALOOK学習塾の副代表に就任。現在はギフテッド教育に関心を持ち、オンライン教育サービスdialogueの立ち上げに取り組んでいます。(サービスの詳細はこちらから) 今日はオンライン対話サービス dialogueでの、中学生B君との対話の体験記を書いていきます。彼と出会ったのはdialogueの起業前でして、その出会いが起業へとつながる事になるので、その経緯も綴ります。 タイトルに「ギフテッドで

          ”ギフテッドではない?”お子さんとのdialogueの体験記

          〜気ままなエッセイ集〜 一つに打ち込むことを美徳とする文化について

          何か一つのことに打ち込むことを美徳とする文化があるように感じる。日本独特なのか、世界共通なのかは分からないけど。 確かにその生き様は美しいし、何かを粘り強く続けた先に得られる知恵があるのは紛れもない事実だ。 科学者にしても、起業家にしても、芸術家にしても、思想家にしても、世界を変えるようなうねりを起こす人は、軸足を置く専門分野での長く地道な研鑽を経ていることが多いだろう。 逆に世の中の流行を追いかけて、興味分野や仕事をコロコロと変える人間が産み出す価値はたかがしれている

          〜気ままなエッセイ集〜 一つに打ち込むことを美徳とする文化について

          あるギフテッドの子どものお母さんの手記

          どうも、しょーじです。 京都大学 教育学研究科 認知心理学講座の修士課程を休学し、京大生で運営するGOALOOK学習塾の副代表に就任。現在はギフテッド教育に関心を持ち、オンライン教育サービスdialogueの立ち上げに取り組んでいます。(サービスの詳細はこちらから) 本日はこちらの記事で書いた、A君というギフテッドのお子さんのお母さんが書いたA君に関する赤裸々な分析と、それを踏まえた今度の方針についての手記をご紹介します。 ギフテッドというと自分の興味ばかりを追求し、場

          あるギフテッドの子どものお母さんの手記

          ギフテッドのお子さんとのdialogueの体験記1

          京都大学 教育学研究科 認知心理学講座の修士課程を休学し、京大生で運営するGOALOOK学習塾の副代表に就任。現在はギフテッド教育に関心を持ち、オンライン教育サービスdialogueの立ち上げに取り組んでいます。(サービス概要はこちらから) 今日はオンライン対話サービス dialogueでの、中学生A君との対話の体験記を書いていきます。 A君について 中学三年生のA君はいわゆるギフテッドでIQが総合で140、特に言語理解のIQは150と抜きん出ています。歴史、宗教、哲学

          ギフテッドのお子さんとのdialogueの体験記1

          学校を「文化人類学的なフィールドワーク」だと捉えてみない?

          どうも、しょーじです。 京都大学 教育学研究科 認知心理学講座の修士課程を休学し、京大生で運営するGOALOOK学習塾の副代表に就任。現在はギフテッド教育に関心を持ち、オンライン教育サービスdialogueの立ち上げに取り組んでいます。(サービス概要はこちらから) 今日は、学校を文化人類学的なフィールドワークの場だと捉えたら少し学校が楽しくなるんじゃないか?という提案をしてみます。 いわゆるギフテッドと呼ばれる知的好奇心や思考力が高い子どもにとっては学校に行くことは色々

          学校を「文化人類学的なフィールドワーク」だと捉えてみない?

          「ギフテッドの子どもを助けたい」と叫んでも本当に助けが必要な子どもには届かないジレンマ

          どうも、しょーじです。 京都大学 教育学研究科 認知心理学講座の修士課程を休学し、京大生で運営するGOALOOK学習塾の副代表に就任。ギフテッド教育に関する社会課題の解決を志して、現在はオンライン教育サービスdialogueの立ち上げに取り組んでいます。 今日は題名に書いたジレンマについて書きたいと思います。 ギフテッドというと類まれな能力を持つ天才児というイメージを持つかもしれませんが、その裏返しとして様々な困り感があることが多く、適切な支援が必要とされる場合が多いのが

          「ギフテッドの子どもを助けたい」と叫んでも本当に助けが必要な子どもには届かないジレンマ

          私がギフテッドを応援する理由

          京都大学 教育学研究科 認知心理学講座の修士課程を休学し、京大生で運営するGOALOOK学習塾の副代表に就任。現在はギフテッド教育に関心を持ち、オンライン教育サービスdialogueの立ち上げに取り組んでいます。(サービス概要はこちらから) 私たちは上記サービスを通して、いわゆるギフテッドと呼ばれる特異な才能を持っているお子さんの生きづらさを解消し、自身の強みを発揮したその人らしい生き方が出来る社会の実現を目指しています。 (ギフテッドとは?:https://miraii.

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          「世界を広く学び、自分を深く知る」という理念について

          どうも、しょーじです。 京都大学教育学研究科の修士課程を休学し、GOALOOK学習塾の副代表に就任。現在はオンライン教育サービスdialogueの立ち上げに取り組んでいます。 今回は我々が掲げている「世界を広く学び、自分を深く知る」という理念を紐解いていきます。 まず「世界を広く学ぶ」とは一体どういうことでしょうか? 日本だけではなく、ヨーロッパやアメリカなど他の国のことを学ぶことでし ょうか。 では各国の何を学ぶのか?それは歴史であったり、それを駆動させる政治、経済、

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