キャプチャ

決めることは怖くない

名プレイヤー、名監督にあらず。

よく聞くフレーズですよね。プロスポーツの世界で一世を風靡したスター選手が、引退後に注目をあびて監督に就任するも期待に応えられず、逆に批判を浴びて退任していくというのはよくある光景です。

マネジメントはなぜ機能しないのか

組織(会社)でも同じような事が起こります。

成果をあげていたスタッフが、優秀なマネージャーになるとは限りません。

そんなプレイヤーとマネジメントの違いについての話しです。

僕のダメだった過去や、多くのマネージャーを見てきた経験を踏まえ、「新任マネージャーに贈る言葉」としてまとめました。

上手く回っているチームには必ず良いマネージャーいますし、逆にスタッフの力のベクトルが揃ってない、スタッフ同士で文句を言っているようなチームには必ずといっていいほどマネージャーが空回りしています。特にプレイヤーから昇進したばかりの新任マネージャーはその傾向が顕著です。

なぜ上手くいかないのでしょうか?

決めることが何より大事

上手くいってないチームの傾向はズバリ!、マネージャーが決断していいないことにあったりします。

この「決める」という行為はマネージャーになって初めて立ち向かう壁だったりします。マネージャーには「決める」権限があるのです。これまで決定された事項を実行する立場から、自分自身が決定を下す立場への変更に誰もが最初は戸惑うものなのです。(←僕も最初は決断がのろかったです。。。)

この決定の先送りの根本的な原因は、「100点の正解があるいう誤解」から来ています。ビジネスを前に進めていく上で起こるコンフリクトや、人と組織の間に起こる様々課題の対策に100点満点の正解などあるはずがありません。もしあったとすれば、課題のふりして実は単純にやるしかないタスクだったり、あなたが天才かのどちらかです。(←天才になりたいぞw)

課題に対する施策オプション出しをしたところで、いいとこ65点、70点、75点ほどのオプションが目の前にあるだけです。どの案にも一長一短があり、あの案を選択すると「あの子が嫌がるだろうな~」とか、別の案を選択しても「今上手く回っているところをあえて・・・」とか、その後の混乱を危惧して決断を躊躇する。

正解よりも、最適解を

現場には決断を先送りする理由などいくらでもあります。その先送りしている本当の理由に向き合わず、自分はチームやスタッフに寄り添ってるだけと解釈すれば、空想の中では良い上司像の自分として居続けることができるのかもしれません。マネージャーの持つべき問いは常に『チームにとってのベターは何か?」です。

現実は甘くないので決めて、前に進むしかありません

「決める」権限のある人は、どの案が正解かを思案することに沢山の時間をかけるよりも、選んだ決定が正解だったといえるように努力することに沢山の時間を使うことが重要だったりします。

それは、早くどれかの案に決めて、その案を思考錯誤していくことで75点、80点、・・・95点、100点にしていくということです。100点の対策案はありません。不確かな70点ほどの案を実行(トライ&エラー)し、それを繰り返す過程で100点に近づけていくのがマネジメントの仕事であり、苦しさであり、喜びだったりします。

★新任マネージャーに贈る言葉 その1  

とっとと「決めて実行」しょう!  

とはいえ…という言葉も聞こえてきそうです。

早く実行して、早く失敗して、早く修正する

間違ったらどうしよう…みたいな。誰よりも早く実行して、誰よりも早く失敗して、誰よりも早く修正したものが、最後に成功すると思うのです。(←ユニクロの柳井さんも言ってたし)

決めると責任がぐぐっとその肩に圧し掛かり、ちょっとだけ窮屈な思いもストレスも溜るかもだけど、その分楽しいことや、うれしいことも増えるから大丈夫です。

それでも決めることが不安だという人には、僕なんかでなく、偉人の言葉をプレゼントしますね。

間違いを犯した事の無い人というのは、
何も新しいことをしていない人のことだ

アルベルト・アインシュタイン

決断を恐れずに、良いマネージャーを目指しましょう!


こんにちは。最後までお読み頂きましてありがとうございます。このnoteは僕のつたない経営や、インナーブランディングを行う中でのつまづきや失敗からの学びです。少しでも何か皆様のお役に立てたら嬉しいです。サポートはより良い会社づくりのための社員に配るお菓子代に使わせていただきます!