ぎがこ

ききたいし、話したいし。 かきたいし、読みたいし。

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声のソムリエ

ラジオトークを始めてから、あまりに素敵な声の人が多いので自分なりに語りたい、という欲が出て来ました。折角なら企画として収録しつつどんな人にも楽しめるように考えたい! そこでまず「テイスティング表」を作ることにしました。自分の考えをまとめるためと、他の人が遊ぶ時に、指標になる言葉がわかれば気軽に出来ると思ったからです。 声に関する表現だけでなく、ワインやチーズ、楽器の音など様々なものから広く浅く拾いながら自分なりにまとめました。 これまでの収録をSpotifyのプレイリス

    • 21日参り

      思いつきでスタートした21日参り。 21日参りとは、簡単に言うと、願いを叶えるため21日間1日も欠かさず、お参りを続けること。 今日で3日目。 父の夢を見ました。 6年前の私の誕生日に他界した父。最後に会えたのはその年の3月のこと。地下駐車場で見送る父を見て「抱きしめたいな」と思ったのに照れてしまい、次室内で会う時にしよう、と手を振り返したのが最後でした。 どうしてあの時抱きしめなかったんだろう? という心残りを抱えながら毎年誕生日に思い出す…その繰り返しで。だから

      • 魔法

        突拍子もないことをしてみたいが、具体的なことが思いつかない。リスクの無いことでお金も掛からない、とにかくお手軽なやつがいいのだ。 家庭も仕事もしがらみもある主婦には、お手軽な異世界転生モノを読むくらいがせいぜい。 どうやら剣や魔法の世界で楽しんでいたかつての世代が『転生』という武器を得て、感情移入出来るようになったというのがこのジャンルが盛り上がるようになった1つのキッカケらしい。 魔法が使えたら、あれがしたいなあと幼心に思っていたのは、大人に変身するとか、色んな職種を

        • 祖母

          小学2年生から同居を開始して 就職し、ひとり暮らしを始めるまで 私は祖父母、母、弟と5人で暮らしていた。 親に言えないことも祖母には言えたりして 秘密も私たちの間にはたくさんあった。 そんな祖母が今朝病院で亡くなった。 年齢で言えば大往生だけれども、 何度も電話で話もしたしハガキも送ったけど 最後に手を握ったのは2020年の1月だ。 そこから帰省そのものをしていないから。 何かあっても帰ってこなくて良いよと母。 でも、今朝はあなただけでも顔を見に来る?と 寂しそうな

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        声のソムリエ

          大晦日、一人時間の創出作戦

          いろんな格好をつけて話してみても遠回りになるので、端的に言うと「やりたい!」とお願いして5000スコア分のギフトを投げてもらい、応募した。 ラジオトークという配信アプリの年末イベント、紅白トーク合戦である。 大体のことはのんびりと遠くから眺めていて他人事みたいなスタートなので今回も一度締め切られた後の追加募集枠だった。 冬休みだし、世の中は家族で過ごすことが当たり前の大晦日。 こんなに一人の時間を欲するのは中学生の冬休み以来じゃなかろうか…。 高校時代や大学時代は割と自由に

          大晦日、一人時間の創出作戦

          言の葉つづりラジオ

          今年、生まれて初めてガラスペンを買ったのです。 インクも選び抜いて買いました、が、しかし! 悲しいかな…書く機会がないという事に気づきました。 そんな時に思いついた企画が 『言の葉つづりラジオ』!!(*’ω’ノノ゙☆パチパチ 毎週いくつかお題を出し、それについて紙に書いた字をSNSに呟いてもらうという形式にしました。それをネタとしてラジオ配信をやってもらってもいいかなあ、なんて思いつつ。 そんなに活発な動きはないけれど、別アカウントを作成したので、普段繋がらない人と

          言の葉つづりラジオ

          推しは推せる時に推せ。

          いつまでも、あると思うな親と推し。 私はワクワクする気持ちと絶望的な気持ち2つを同時に抱えている。 ひとつは推し関連のお祝い事が今日あるので、おめでとう!やったね!というワクワク。 もうひとつは、近所の喫茶店が今月末で閉まると先ほど聞いたからだ。 見知らぬ土地に引っ越してきて8年、その喫茶店があったから色んな人と交流出来たし、地元の人と顔を繋いでもらったし、ちょっとした仕事を貰ったりも出来た。 ご夫婦で営むその場所は、メニュー以外のものや頼んでいないものまで良く目の前

          推しは推せる時に推せ。

          私だけに見えるあなた

          「ねえ…ねえ!ちょっと!」 インターホンはいつの頃からか壊れていて 電話は繋がらない。 釣りに行くから起こしてくれと 頼んできたのはそっちなのに。 鍵なんか預けてもらっていないから 電話を鳴らしながら 思い切りドアを叩いた。 まだ日が昇ったばかりで 静けさに包まれた朝 少し肌寒くてしっとりした 空気を肺いっぱいに吸い込んで 近所迷惑おかまいなしに 私は声をかけ続けた。 ドアの奥に微かな気配。 「…うるさい」 まだ覚醒しきっていない 気だるげな返事が聞こえて 想像通

          私だけに見えるあなた

          カタチがなくても価値がある。自分の居場所を創り出すこと。

          ●みんなで楽しめる事を提案する 前回の続きを少しだけ。自分のリスナーとしての付加価値を高めるために考えたことをお話ししますね。 それは、その枠の中だけで楽しめる『ルール』のようなものを創り出すこと。これはあくまで提案という形でパスを出し、採用されたらバンザイ、という軽めのものです。 それは例えば配信者のファンに呼称をつける、ソイヤとソイヤの間に挟まれると良いことがある、などの『定番』を作ること。初見の人への説明は配信者にお任せすることになりますが、リピーターは楽しめると

          カタチがなくても価値がある。自分の居場所を創り出すこと。

          推しの枠で生息していくための密やかな戦略

          唐突ですが、私の思う理想のリスナー像と、私が実際に取り組んでいる『推し方』について聞いてください。 理想は人それぞれであり、私の挙げる理想と異なる考えを批判する意図はありません。また、私が配信者側として話をしている時に皆様に対して求めている事では無いということも、あらかじめご承知おきください。 ※こちらの記事は『Radio Talk』という、ライブ機能と収録トーク2つの配信機能があるアプリについての話です。 私が理想とするのは、配信者側にとってメリットのあるリスナーであ

          推しの枠で生息していくための密やかな戦略

          これまでの人生を『ぎゅっ』とまとめたら、7日間程度だった

          私の人生のバイオリズムは、すごく真面目に考え込んでいたかと思えば急に全てが虚しくなって、そこから開き直り、悪ふざけに走る。もちろん、しでかした悪ふざけを後悔する所までがセット。落ち着いているときの方が少ない。そんな感じの繰り返し。 死んだ心を虚しく抱えて、ひたすらレジ打ちしていた5月のある日。 あなたの声が、ここでしか聴けないのは勿体無いですね。どうもありがとう。 お釣りを受け取りながら、その人は確かにそう言った。仕事用の笑顔を貼り付けていた私は、どんな風に答えただろう

          これまでの人生を『ぎゅっ』とまとめたら、7日間程度だった

          歳を重ねることは、別れを重ねることでもある

          幼稚園の頃、曾祖母が亡くなった。みんなに内緒で動かない遊びをしているのだと確信していた私は、遺体を安置した部屋の扉をしっかり閉めてから、婆ちゃんに小声で語りかけた。 「ひーばあちゃん、いま、だれもいないよ?うごいてもいいよ?」 もちろん、生命活動を終えた身体は動かない。目は閉じたままだし、鼻の穴には綿のような白い何かが詰め込まれており、これは苦しいんじゃないかなと心配したりもした。 かなりの時間、些細な動きも見逃すまいと真剣に見つめていた。本当に全く動かない。心ゆくまで

          歳を重ねることは、別れを重ねることでもある

          待ちぼうけ

          知ってる?あの歌。そうそう。 待ってた人が結局来ないって意味。 だけどさ、そもそも約束なんてしてない。 買い物カートは良いよね 同じように待ってるけど 必ず迎えが来るもんね。

          待ちぼうけ