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推しは推せる時に推せ。

いつまでも、あると思うな親と推し。

私はワクワクする気持ちと絶望的な気持ち2つを同時に抱えている。

ひとつは推し関連のお祝い事が今日あるので、おめでとう!やったね!というワクワク。
もうひとつは、近所の喫茶店が今月末で閉まると先ほど聞いたからだ。

見知らぬ土地に引っ越してきて8年、その喫茶店があったから色んな人と交流出来たし、地元の人と顔を繋いでもらったし、ちょっとした仕事を貰ったりも出来た。

ご夫婦で営むその場所は、メニュー以外のものや頼んでいないものまで良く目の前に登場して、お土産なんかもついた。実家みたいな場所だなと思っていた。

だから私も、北海道から届くあれやこれやをおすそ分けしたり何かにつけて立ち寄っていた。

何も言わなくても、自分好みの珈琲が出てくる場所。憧れの常連さんという立ち位置。
ハンドメイドの講座もそこで沢山したし、作品も置いて販売させてもらっていたし、オーダーもそのお店のご縁で頼んでもらえたことが何度もあって。

自分がこの町に居ても良いんだなと思える居場所のひとつで、絶対に引越ししたくない理由のひとつでもあった。

ここ最近行けておらず、久々に顔を出したら申し訳なさそうに打ち明けられた。すぐ言えなかったのは、皆が気をつかって差し入れを持ってきたり意識して足を運んでくれるのが申し訳なかったからだと。

振り返って考えたけど、もう過去には戻れないので残り半月。行けるだけ通ってやろうと思う。全メニュー制覇は出来なかったけれど、好きな味は覚えておこうと思う。珈琲のいれ方教えてねって言ってたから、せめて動画でも撮らせてもらおうか。

なんて書いていたら涙が止まらない。

人も、お店も、街も。
どんどん変化していく。
いつまでも同じということはない。

だからこそ、会える時に会って
行ける時に行って
ひとつひとつを大事にしないと。

後悔しないようにしないと。

そんな風に改めて思った。

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