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推しの枠で生息していくための密やかな戦略
唐突ですが、私の思う理想のリスナー像と、私が実際に取り組んでいる『推し方』について聞いてください。
理想は人それぞれであり、私の挙げる理想と異なる考えを批判する意図はありません。また、私が配信者側として話をしている時に皆様に対して求めている事では無いということも、あらかじめご承知おきください。
※こちらの記事は『Radio Talk』という、ライブ機能と収録トーク2つの配信機能があるアプリについての話です。
私が理想とするのは、配信者側にとってメリットのあるリスナーであること。来てもらえると嬉しい!と思ってもらえるリスナーになりたいのです。
⚫️ 愛されるリスナーとは
愛される、と言っても恋愛的な意味は持ちません。それは、見返りを求めず、ただひたすら推しが心地よく話せる環境を整える。それを第一に考えているリスナーの事です。
配信者の立場で考えると、だいたい次のようにまとめられるのではないでしょうか。
・コメントしてくれる
・配信者自身に興味を持ってくれる
・話に真摯に耳を傾けてくれる
・共通の知識がある
・ギフトを投げてくれる
これらは相手によって変わってくると思います。コメントを求められていない場合、例えばしばらく聴いていても誰のコメントも拾っていない時などは控えめにします。臨機応変に考えたいものです。
そして、とある本を読んだらその作家さんが気になってその作家さんの他の本も読み始める、ということがあるように、配信者自身に興味を持って参加したいです。
ライブで語られている内容で、他の回で話していたことや収録で話していたことの中に関連があった場合はさりげなくそれについて触れると『聴きましたよ』『聴いてますよ』と伝えられて素敵だなと思います。
それから、ライブでは知らない話題が出てもすぐに検索して追いつけるようにしています。配信者の記憶が曖昧だったり、知っていますか?と全体に呼びかけられた際に、読みやすくまとめてコメント出来ると最高です。
最後はギフト。これはもう、リスナーの可能な範囲で、としか言えませんがギフトは推しから『ありがとう』と直接返してもらえる可能性がある、楽しいコミュニケーションツールです。投げられて困る人も居ないと思いますので、一応書いておきます。
⚫️ 私の思うリスナーのお作法
ここまでは配信者と自分自身だけのことで、誰しもが思い付く事と思います。私はそこから更に考えて、配信者にとってより喜ばれるにはどうしたら良いかを考えました。
・相手の話を遮らない
・自分の話ばかりしない
・周囲との調和を図る
・自分なりにサポートする
それは、リスナー同士の雰囲気づくりです。
大好きな配信者の事しか見えない…という瞬間がもしかしたらあるかもしれませんが、配信者は不特定多数に向けて話をしています。コメント欄に自分しかいなくても、左上の数字を意識した発言をしたいものです。
実はこれは自分の課題でもあって、他にコメントを書く人がいない場合、自分のコメントだけで埋まってしまうのです。何が気になるかというと、そこに他の誰かが来た場合、非常に入りにくくなり、コメントをしようとする気持ちを削ぐ可能性があるのです。
配信するからには多くの人に聴いて欲しいという想いが必ずあるはずなので、非常に難しい匙加減ですが、実はいつも気にしています。
そして好意的に感じている相手に自分を知ってもらいたい、もっと仲良くなりたいというのは人間誰しも持つ素直な感情ではありますが、自分に意識を向けて欲しいというだけで相手の話を遮るようなタイミングで音声ギフトを投げてしまう事は控えたいものです。
同じく、話の流れと全く関係のない唐突な自分語りについてもコメントを拾う配信者を困惑させるだけです。
私は脳内で話が飛んで別のことに結びつくクセがあるので、突拍子もないことをコメントしがちです。あまり勢いで送信しないように、一呼吸置いて、良く見て…と意識しているものの、やはり会話はスピード感、と焦ってしまい送ってから誤字に気付くことの繰り返しなので、これも改善したい反省点の一つです。
大切なのは、配信者の立場に立って考えること。同じく聴きにきているリスナーをないがしろにしないというのも大切にしています。良く行くからこそ、初見の人はすぐ分かりますので、ようこそ!という気持ちで挨拶をしています。
逆に、自分が遅れて入ったのにも関わらず、他の人を差し置いて個人的に配信者から話題を振られている場合にも一言ごめんなさい、と入れるようにしています。以前、とある枠(ライブのこと)で同じような状況になった際に、コメント欄で話の続きを早くしてください!と催促する言葉が見えたので、ごめんなさいと謝って早々に立ち去りました。
ラジオトークは枠に入って聴いているだけの状態では相手に数字でしか認知されません。最初にコメントを送るタイミングも気を付けようと感じた一件でした。
挨拶もなるべく知ってる人がたくさんいたとしても「みなさまこんにちは」など、まとめて声をかけられるものを選んだり、自分だけの気持ちではなくその場にいる全員がそう思うよね!というニュアンスの発言を心がけています。例えば「あなたの歌声が好き」と言うよりも「みんな、あなたの歌声が好きですよ」とコメントする方が見え方が柔らかくなります。
異性の配信者の場合、恋心に近い気持ちを抱いているリスナーさんも居ますので、私は敵ではありませんよ、という意味を込める意味もあります。
自分なりのサポートとは、配信者によって異なってくると思いますので、そこは知恵の絞りどころです。
私の場合は、推しの配信者さんがカラオケ配信をしていたり弾き語りをしている場合、後からJASRACの申請がしやすいように申請用の曲の番号や著作権情報を聴きながら調べてコメント欄にタイトルや番号を書いたり、後からまとめてDMしています。他にはタイムスタンプがつけやすいように、曲の頭や話の転換のタイミングがわかるようなコメントをしたりすることで、ライブ終了後の時間節約にお役に立てたらな、という風に考えています。
また、延長チケットはリスナー全員にとっても嬉しいギフトなので、わたしは結構送らせてもらっています。
●みんなで楽しめる提案
これまでの話は、私自身が楽しいからこそ勝手に考えて行動していることなので、誰かに強制されたりとか、無理をしてやっている訳ではありませんし、これが絶対正しいからみんなもやって、という話でもありません。
それをやっている自分が好き、というだけです。
ごめんね、と何かしたことに対して配信者の方が言ってくるのをいかにありがとう、にシフトして行くか、そして最終的には私がそこにいてそれをするのが当たり前と思ってもらえるような空気感、自然な形で心理的負担をかけないような距離感を心掛けています。
ただ、それだけではつまらないので、更に自分の付加価値を高めるにはどうしたら良いかと色々試してみたことがあります。
そちらについてはまた次回。
私がそう考えるようになったキッカケの枠についてもまた今度。
読んでくださって、どうもありがとうございました。聴きたい方はコチラを是非。
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