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#50【これから学校の先生になるあなたへ】音読に変化をもたせて朗読へ

本記事を一言でまとめると、
「若手の先生よ、音読に変化をもたせて朗読に発展させよう!」
です。


教職9年目、職場では中堅と言われますが、まだまだ若手の気持ちでいたい《たまちゃん》です😄

【これから先生になるあなたへ】では、教育実習生や若手の先生に向けて、お伝えできることをまとめていきたいと考えています。

音読の種類

声に出して読むことを「音読」と言いますが、ただ声に出すだけではありません。
声の出し方によって音読にも種類が生まれます。

例えば、

◆ 強弱
◆ 高低
◆ 速さ
◆ 間
◆ 声色

これらのうちの1つでも意識をするだけで、普段の単調な音読から変化します。

強弱や速さを変化させることは比較的簡単だと思います。

スピーチなどの評価にも、話す速さや声の強弱などがよく入ることがあります。
それだけ身近な音読の種類と言えるでしょう。


ですが、やはり音読が上手な人は間の取り方や声の質にも気をつけている人が多いです。
上記のような、音読の種類=声の出し方をもう一度考えてみるといいかもしれません。


音読から朗読へ


音読の種類=声の出し方
を意識できると、音読が「朗読」に変わってきます。

朗読には「感情をこめて読み上げる」という意味あいも含まれる。

特に感情などは意識せずに、書いてある言葉を的確に声に出して読めていれば、音読はできていると言えます。

しかし、朗読は「感情をこめて読み上げる」という部分も含まれます。


では、感情が込められているかどうかを聞き手はどのように判断するのでしょうか?

それはズバリ、音読の仕方から「感情が込められているかどうか」を判断するのです。

焦っていれば早口になるように。
怒っていれば声が大きくなるように。

感情によって言葉の発し方が変わります
逆を言えば、言葉の発し方=音読の仕方によって感情を感じ取れるということになります。


そこで、国語の授業で出来ることとして、詩の朗読劇などがあります。

作者の心情を想像して、その心情に合う音読の仕方をすることによって、詩の中の作者の心情を聞き手に感じ取ってもらうことができます。

そのための方法として、音読の種類5つだけでなく、

① 表現の変化
・強弱
・高低 
・緩急(速さ) 
・間(溜め) 
・声色
・身体表現

② 形態の変化
・一人で(一人ずつ) 
・全員で
・ペアで 
・グループで

③ 方法の変化
・一斉読み   
・交代(交互)読み
・役割読み
・リレー読み 

④ 場所の変化
・席に座って
・立って動きながら

などのさまざまな観点に気を付けて音読(朗読)していけば、すばらしい朗読劇になることと思います。


アドバイス(まとめ)

本記事を一言でまとめると、
「若手の先生よ、音読に変化をもたせて朗読劇に発展させよう!」
です。

音読ができる生徒が増えてきたら、音読をレベルアップさせるためにも朗読に挑戦させてみるのもありかもしれません。

ポイントに注意して朗読し、感動を与えられる朗読劇が授業でできたら最高ですね。


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