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#49【これから学校の先生になるあなたへ】音読のさせ方を考えよう

本記事を一言でまとめると、
「若手の先生よ、音読に意識を向けさせよう!」
です。


教職9年目、職場では中堅と言われますが、まだまだ若手の気持ちでいたい《たまちゃん》です😄

【これから先生になるあなたへ】では、教育実習生や若手の先生に向けて、お伝えできることをまとめていきたいと考えています。


中学1年生向けに「ことばあそびうた」


谷川俊太郎の「ことばあそびうた」という詩を、中学1年生の授業開きの際にやることがあります。


これは、音読の楽しさと授業の楽しさを感じてもらうために行っていますが、小学校の教科書にも載っているようなので、思い出させながらやってみても良いかもしれません。


中学校にあがっても、国語の授業の本質として、「自分で声に出して読み、自分の頭で考える」ことを意識させるためにも、中学1年生の授業開きとして使ってみることもできるかと思います。

音読の効果

では、音読をさせていくとどのような教育的効果が得られるのか?

まずは、文章の構成を自然と知ることができます
自分の発した声を自分で聞くことで、文章の構成が頭に入ってきやすくなります。

音読をせずに、教科書本文を生徒の自主に任せて黙読させる、ということがあると思います。

しかし、黙読だとつい読み飛ばしてしまったり、わからない言葉をそのままにしてしまったりすることがあります。

国語の授業では、わからない言葉こそ意味を調べて語彙を獲得することが求められます。
なので、生徒自身がつい読み飛ばしてしまう「黙読」ではなく、わからない言葉を見つけることができる「音読」をした方が良いはずです。


音読をしていって、わからない言葉につまずくたびに意味を調べていきながら文章を読み進めていくことで、文章の構成についても理解することができてきます。


音読の方法


そこで、授業で使える音読の方法についていくつか書いていきます。

まず、「追い読み」と言われる、先生の音読の後に読む読み方です。
初めて触れる文章の際によく使われる手法の一つだと思いますが、この追い読みにさらにもう一つ意識させることがあります。

それが、「指たどり読み」です。
読んでいる箇所を指でなぞりながら音読していく方法です。
言葉ひとつひとつに意識を向けて、単語のまとまりを意識させるためにも活用できる方法になります。

文章を指でなぞっていくなんて、と恥ずかしがる中学生もいそうですが、中学生でも単語の切れ目がわからない生徒もいます。

小学生向けの音読の仕方ですが、中学1年生でも活用できるやり方だと思います。


中学校にあがって教科書の内容もレベルアップしていきますが、慣れないうちは「追い読み」や「指たどり読み」で確実に教科書本文を読ませて行く必要があります。


アドバイス(まとめ)

本記事を一言でまとめると、
「若手の先生よ、音読に意識を向けさせよう!」
です。

文章題の単元の初めなどで、音読することは多いと思います。
その音読も意識していないと意味のないものになってしまいます。

どんなところを意識するのか、音読の際に教師側が示すだけでも授業のメリハリになると思います。


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