子育てエッセイ : 太陽との関係から山の頂上はなぜ寒いのか?という長女からの素朴な質問に答えられなかった

長女が小学校1年生の夏休みの時のこと。
長女の夏休みの日曜日、僕は長女の自由研究の手伝いをしていた。

長女の夏休みの自由研究のテーマは
自宅から学校までの通学路の雑草調べ、だった。
自宅から学校までの通学路に生えている雑草を採取し、押し花にし、模造紙に自宅から学校までの地図を書き雑草の押し花を貼って、その下に調べた雑草の名前を書いて行くものだった。
自宅から学校まで長女と一緒に歩きながら雑草を採取するのが僕の担当で、押し花以降は奥さんの担当だった。
雑草を採取して学校からの帰り道、小さな公園で休憩することにした。

その日は真夏の太陽がギラギラと照りつける暑い日だった。
僕は自販機で冷たい飲み物をふたつ買って長女と飲んだ。
長女
「お父さん、どうして夏は暑いの?」

「地球は太陽の周りを回っているんだげど、地球は少し傾いて回っているんだよ。傾きの関係から夏は太陽がよく当たるから暑いんだよ。」 
長女
「太陽って何度位あるの?」

「6000度位かな、太陽の近くに行ったら燃えちゃうどころか溶けちゃうと思うよ。」
長女
「太陽に近くなるほど熱くなるの?」

「そうだよ。」
長女
「じゃあ、どうして私たちのお家よりも、山の頂上の方が寒いの? 山の頂上の方が太陽に近いでしょ?太陽に近い方が熱いなら、山の頂上の方が暖かいはずでしょ?」

「えっ?・・・」

僕はこの時、きちんと答えられなかったので宿題にさせてもらった。 
恥ずかしい話しだが、きちんと説明出来る自信がなかったので、小学校の教師をしていた従姉弟に説明してもらった。
長女は従姉弟に、
よく大事なことに気がついたね。
ユリカちゃんはお利口さんだよ。
と言って褒められていた。

子どもの素朴な質問は本質を突いて来ることがある
そして、大人が考えないような側面から物事を考えてみたりする。
子どもに教えられることって多いと思う。





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