関西東人

関西と関東を反復横跳びするオタク 色々書きます

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睦月は終わり如月も過ぎ、そして弥生は成る

凍てつくような寒さもようやく緩み始め、山々からあの忌々しい粉が飛来し始める季節。 気づけば3月末になっていた。 いや、そんなはずは無いんだが。。 気持ち的にはまだ謹賀新年と言ったところだが、時間というものは否応なしに現実を突きつけてくる。 時間は平等に与えられていると言うが、なんだかそれは嘘なんじゃないかと思う今日のこの頃。 1月は推し事に熱中して没頭し、2月は仕事に没頭したと思いきやコロナに罹患して気づけば終わっていた。なんだか損した気分である。 そして3月。旅立ちの季

    • サカナの音に魅せられて

      2024年1月14日。 人生で初めてサカナクションのライブに参加した日。(正確にはVoの山口一郎さんのライブ) サカナクションの沼につかって4年弱。ついにこの日が来た。 明るい音楽には聞く人を勇気づけ、励まし、元気を与えてくれる。 だが、時としてそれは己の心に残酷に作用することもある。 普段どんなに好きな曲でも、心が疲れている時やしんどい時には聞けないことは往々にして起こる。 決してその曲が嫌いになった訳では無い、だがその時の自分には、あまりにも眩しすぎて心が受け入れられな

      • オタク、変化の1年(2023年総括)

        早いもので2023年ももう終わりますね。 Liella3rdライブが今年の出来事であることに驚きを隠せません。それほどまでに濃くて密度の高い1年だったと感じています。 この1年を振り返る上で、参加した全てのライブを個々に述べていきたいのは山々ですが、それを始めるとキリがありません。 ですので、ここでは自分のオタクとしての変化というところに焦点を当てて書いていきたいと思います。(要は自分語りです。ご承知おきください、、) note(ブログ)自分の中で、今年1番の変化と言えば今

        • 霜月の終わり

          紅葉などとうの昔に散ってしまい、自分も含めて周囲が慌ただしく冬タイヤに交換を始める季節。 朝、いつもの通勤路である河川敷の道を歩いていると、日を追う事に霜の量が増えていくことに気づく。 いよいよ晩秋も終わり、冬の到来を告げていた。 そもそも秋なんてあったのかいささか疑問だが、同じことを毎年問うているような気もする。 もう日本に以前のような四季を求めること自体が無理難題なのかもしれない。 長野に来て2年目の冬を迎えた訳だが、去年より慣れたかと言うと全くそんなことはない。 1

        睦月は終わり如月も過ぎ、そして弥生は成る

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        • 月振り返り
          6本
        • オタク、スイスへ行く
          7本
        • 2022年ライブ総括
          6本

        記事

          ポジショントークについて

          呪術廻戦、面白すぎるだろ。 十中八九ハマるであろうことは分かっていながら、なかなか手を出せずにいた。そんなもんだからいざ見始めると案の定どハマりした。 日本独自の呪いに対する価値観、そしてそこから生み出される世界観がたまらない。 初っ端の両面宿儺のくだりからずるずると引き込まれた(発祥の地である岐阜県飛騨地方では、地域の英雄として崇められているから不思議な感じだ。) そんなこんなで毎週ウキウキで放送中の2期を見ていたら、脳天をぶん殴られるようなシーンが飛び込んできた。

          ポジショントークについて

          神無月の終わり

          いよいよ本格的に夏が終わったと言わざるを得ないようだ。 相変わらず春と秋が消失した二季となった日本であるが、冬の到来はもう少しご辛抱いただきたいものだ。 ついに、というかようやく沼津に訪れることが出来た。 いや、正確には去年もAqoursファンミのため一瞬だけ滞在はしているのだが、あろうことか当時は台風とモロかぶり。 帰宅難民になるのを避けるため、ファンミ後は速攻で帰宅し、実質滞在時間は4時間程度という強行日程だったのだ。 ということなので、実質今回が初めての訪問と言え

          神無月の終わり

          長月の終わり

          永遠に続くかと思われた残暑の日々もようやく終わりを告げ、秋風が心地よい季節となった今日この頃。 ついに、というかとうとう夏が終わってしまった。 覚悟していたことではあったが、やはり夏の終わりは寂しく儚い。 この終わりの切なさが好きでもあり、嫌いでもある。 夏、終わらないで。。 とはいいつつも、新しい季節は立ち止まることなく向こうからやって来る。年々秋らしい秋がないので、今年こそは秋をたんまり享受したいところだ。正直1番過ごしやすい季節は秋なので。 気づいたらすぐ冬、という

          長月の終わり

          Liellaと駆け抜けた夏

          夏が終わる。 最高に楽しくて、好きが溢れる季節だった。 Liellaと駆け抜けたこの季節を、生涯忘れることは無いだろう。 何度叫んだか分からない「ありがとう」という感謝の咆哮。その言葉の余韻を確かに感じながら、満ち足りた幸福感で胸がいっぱいになったあの千秋楽から早くも1週間が経とうとしている。 全通。は流石に叶わなかったが、3都市6公演のうち4公演と自身最多参加記録を更新した。 決して参加数を驕りたい訳ではないが、各都市・各ユニットの公演を見届けてきたからこそ分かる、L

          Liellaと駆け抜けた夏

          葉月の終わり

          夏が終わる。 否。終わってたまるか。まだまだ夏を味わいきっていないのに。俺たちの夏はこれからだ! とはいったものの、確かに夏は少しづつこの場を去ろうとしている。照りつけるような暑さは相も変わらずだが、蝉たちの合唱も幾分か控えめになったようだ。 時間は平等に、そして残酷に刻一刻と過ぎていく。 後悔がない訳ではないが、それでも今年の夏は近年稀に見る満喫度合いだったと自負している。 UVERworldの日産ライブに参加した。 Liella初の夏のツアーに参加した。 スイスに

          葉月の終わり

          Liella4thライブを控えて

          とにかく緊張している。 いや、なんでお前が。というのは当然の疑問だが、緊張するものは仕方がない。 しかしこれは心地よい緊張だ。 大勢の前で発表する前に感じるのあの嫌な緊張感ではない。 楽しみが、新しい環境が待っている時に感じるあの武者震いにも似た感情なんだろう。 5人から9人へ そして9人から11人となったLiellaを止められるものはこの世に何人たりとも存在しない。 今回のライブ、「Second Sparkle」を中心に構成されるものかと思っていた。 だがそれに加えて「M

          Liella4thライブを控えて

          2023.8.16

          8月16日。母の命日。 自分にとっては気が遠くなるほど長く、そして短い1年だった。 このことを果たして書くべきか逡巡していた。 どう考えたって重たい話になるし、これを読んで不愉快な気持ちになる人もいるかもしれない。 それでも書きたいと思った。 書かなければならないと思った。 母のことを忘れないために。 そして、母が生きた証を残すために。 あの日もこんな暑い日だった。 仕事中にかかってきた父からの電話。 あんなに暑い日だったのに、背中から身体が冷えていくのを感じた。 あん

          文月の終わり

          茹だるような暑さに陽炎が揺らめく酷暑の日々。心無しか蝉たちの鳴き声も去年より一層賑やかしく感じられる。蝉たちは元気そうで何より。 蝉時雨や、地平線に聳え立つ入道雲などの事象一つ一つが夏を構成し、そして全身で夏を感じさせてくれる。夏オタクにとってはたまらない。 気づけば8月を迎えていた。 それにしても今年の夏は異常だ。 現時点で既にクーラーの稼働時間は昨年を上回っている。 夏は暑ければ暑い程いい、というのが自分のモットーだったが、流石にここまで暑くなるとは聞いていなかった。

          文月の終わり

          オタク、スイスへ行く(Day6)

          いよいよスイス滞在最終日がやって来た。 長かったような短かったような、何とも言えない感覚。 スイスでの最後の朝食を噛み締めながらたんまりいただく。 ※盛り付けがあまりにも下手だったので写真割愛。 本日の目的地は世界文化遺産にも登録されているレマン湖北岸に位置するラヴォー地区。 この地域はワインの名産地で、見渡す限りの葡萄畑が広がっている。 葡萄畑に見蕩れた後、畑を所有しているワイナリーでワインの試飲が始まる。 普段ワインはほとんど飲まないが、スイスの白ワインは比較的酸味

          オタク、スイスへ行く(Day6)

          オタク、スイスへ行く(Day5)

          正直色んな意味で昨日のモントルーで燃え尽きた感はあるが、旅はまだ続く。 3連泊したツェルマットに若干の名残惜しさを感じつつ、次の目的地へ出発する。 本日の目的地はヨーロッパ最高峰であるモンブランの麓、シャモニー。 実はこの町、スイスではなくフランスなので国境を跨いでいる訳だが、検問所で特段確認されることもなくあっさりと越境した。 標高約1000mに位置するこの町は、古くからモンブランへの玄関口として栄えており、ツェルマット同様町は登山者で溢れかえっている。 モンブランは

          オタク、スイスへ行く(Day5)

          オタク、スイスへ行く(Day4)

          早いものでもう旅は折り返しに差し掛かっている。 本日の目的地はスイス西部の町モントルー。 国境が引かれているレマン湖のほとりに位置する湖畔の町で、対岸はもうフランスとなっている。 ツェルマットからは電車で2時間半。 移動だけで半日を潰してまでも、この町に訪れたのには理由がある。 ここモントルーはQueenのボーカル、フレディ・マーキュリーが愛した町だ。 イギリスでのマスコミに追われる生活に嫌気がさした彼は、この静かな美しい湖畔の町を大変気に入り、あるアパートの一室を借りて過

          オタク、スイスへ行く(Day4)

          オタク、スイスへ行く(Day3)

          ツェルマットの朝は早い。 マッターホルンを含むアルプスの玄関口ということもあり、朝早くから出発する登山者が多く見られた。 朝食は今日もビュッフェ形式。 昨日の反省を活かして少々控えめにした。 朝食後すぐに出発し、本日の目的地ゴルナーグラート展望台に向かう。 ツェルマットから登山列車1本で全く歩かず標高3089mまで登れるのだからとんでもないアクセス性である。 何度も繰り返すようだがよく鉄道を通したなあと感嘆するばかりだ。 (ちなみにこの列車も今年で開通125周年らしい。ひえ

          オタク、スイスへ行く(Day3)