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長月の終わり

※後半にスパイダーマンノーウェイホームのネタバレあり。ご注意ください。


永遠に続くかと思われた残暑の日々もようやく終わりを告げ、秋風が心地よい季節となった今日この頃。

ついに、というかとうとう夏が終わってしまった。
覚悟していたことではあったが、やはり夏の終わりは寂しく儚い。
この終わりの切なさが好きでもあり、嫌いでもある。
夏、終わらないで。。

とはいいつつも、新しい季節は立ち止まることなく向こうからやって来る。年々秋らしい秋がないので、今年こそは秋をたんまり享受したいところだ。正直1番過ごしやすい季節は秋なので。
気づいたらすぐ冬、というのはいい加減勘弁願いたい。

今月もよく活動した。
USJ、Liella4th東京公演、そして帰省と関西東人の名に恥じぬ東西の往復っぷりだった。
そう言えば来年から新幹線と特急の乗継割引が廃止されるとの事で、関西東人としては由々しき事態だと一瞬戦慄したが、よくよく考えると来年の4月にはどこか別と土地へ飛ばされているだろうから関係ない話かもしれなかった。

そうなるといよいよこの名前も変えなければいけないような気もしてくるが、今更変更するのもなんだし、我ながら割とこのペンネームは気に入っているのだ。
これからも関西と関東の狭間の者であり続けようじゃないか。

そんな怒涛の9月前半が過ぎ、久々に何も無い9月後半の土曜の朝。
なんだかソワソワ落ち着かない。
どうやら体が休日あちこちへ飛び回る生活に順応してしまった結果らしい。慣れというのは恐ろしいものだ。
自分はずっとインドアで家でゴロゴロしているのが性に合っていると思っていたのだが、その実、実際に休日ゴロゴロしてる日はここ数年ほとんどなかったので、言うなればインドアとアウトドアの間くらいなのだろう。
どうやら何でも狭間の者になりたがる傾向があるらしい。。

話が前後するが、スパイダーマン・ザ・ライドが来年でクローズしてしまうのもあって、今年中にUSJに行けたのは本当に良かった。
理由は公にされていないが、恐らくMARVELをディズニーが買収したからだというのが通説だ。

う〜ん。仕方ない言えば仕方ないが、どうにも納得できないところはある。
「スパイダーマン:ノーウェイホーム」で繰り広げられたトビー、アンドリュー、トムの3人が演じるピーターパーカー、そして3人のスパイダーマンの共闘の感動を思い出して欲しい。
彼らは共闘した後、各々の世界へ帰って行った。
つまりスパイダーマンは何人だって存在して良いのだ。各々の世界線で、各々の人生を歩んでいる。

アトラクションも同じではないだろうか。
別にディズニーランドとUSJの両方にスパイダーマンザライドがあっても良い。
それぞれ別の世界線のスパイダーマンの物語だと言えるからだ。

ディズニー様。どうかそんな所で手を打って貰えないでしょうか。

と、訳の分からない理論を展開したくなる程にはスパイダーマンザライドには思い入れがある。
初めてUSJに来た時から、もう何十回乗ったか分からない。
そんなアトラクションがクローズするのはやはりとても寂しい。
バック・トゥ・ザ・フューチャーザライドがクローズした時と同じ感情が蘇る。

もうここでスパイダーマンにも、ピーターパーカーにも、J・ジョナ・ジェイムソンにも、スクープ号にも会えないのかと思い寂寞とした気持ちが溢れたが、またどこかで会えることを信じてスクープ号を後にした。

ありがとう、スパイディ。
ありがとう、親愛なる隣人。

最高の思い出をありがとう
偉大なるJ・ジョナ・ジェイムソン
このショップもクローズしてしまうそうだ



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