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つらつらと語るフィクション

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頭の中で出来上がったフィクションを形にしていきます。 明るみの布団の中、電車の座席でどうぞレベルの小説です。
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#短編

プレーン味 Day3

プレーン味 Day3

朝の日差しがいつもよりもうっとおしかった。

昨日の夜にタイトルをつけるなら
「愚痴と晩酌」だ。

同居人の仕事の愚痴と手料理をツマミに
良い感じにお酒が進んだ。

素晴らしい手料理を生み出している同居人が、
必死に愚痴を吐き出していることに無情さも感じた夜だった。

いつもよりも酒が進んだ夜は身体が重たい。
今日も何も考えずに電車に乗る。

相変わらずスマートフォンと指で前戯している人ばかりだ。

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プレーン味 Day2

プレーン味 Day2

Day2

あまり聞こえもしない目覚ましで起きた。
昨日は微熱で休んだけど今日は行かなくては。

重たい体で脇に体温計を入れる。
「37.3なら行けるか」通勤の準備をする。

体調の悪さを加速させるような満員電車に揺られて、
今日もいつもループワールドに向かう。

「おはようございます」の声をあげて
返ってくる「おはようございます」もいつも通りだ。
不気味なくらい揃っている。

同期から体調を心配

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プレーン味 Day1

プレーン味 Day1

Day1

「薬そこに置いておくね。温かくして寝てるんだよ。」
うやむやだけど聞こえた声がなんとなく好きだった。

脇から出てきた数字には38.7の文字が刻まれていた。
気だるさに耐えきれずもう一度布団にこもった。

きっと寝たら治る。盲信でしかないが、
今までの経験上これが正解な気がした。

起きて同居人が作ってくれたチャーハンを食べる。
いつもとなんら変わりがない味だが好きだった。

思考停止

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