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タクシ
2019年3月28日 22:58
朝の日差しがいつもよりもうっとおしかった。昨日の夜にタイトルをつけるなら「愚痴と晩酌」だ。同居人の仕事の愚痴と手料理をツマミに良い感じにお酒が進んだ。素晴らしい手料理を生み出している同居人が、必死に愚痴を吐き出していることに無情さも感じた夜だった。いつもよりも酒が進んだ夜は身体が重たい。今日も何も考えずに電車に乗る。相変わらずスマートフォンと指で前戯している人ばかりだ。
2019年3月22日 15:48
Day2あまり聞こえもしない目覚ましで起きた。昨日は微熱で休んだけど今日は行かなくては。重たい体で脇に体温計を入れる。「37.3なら行けるか」通勤の準備をする。体調の悪さを加速させるような満員電車に揺られて、今日もいつもループワールドに向かう。「おはようございます」の声をあげて返ってくる「おはようございます」もいつも通りだ。不気味なくらい揃っている。同期から体調を心配
2019年3月22日 15:45
Day1「薬そこに置いておくね。温かくして寝てるんだよ。」うやむやだけど聞こえた声がなんとなく好きだった。脇から出てきた数字には38.7の文字が刻まれていた。気だるさに耐えきれずもう一度布団にこもった。きっと寝たら治る。盲信でしかないが、今までの経験上これが正解な気がした。起きて同居人が作ってくれたチャーハンを食べる。いつもとなんら変わりがない味だが好きだった。思考停止