あしゅらん

1992年生。横浜国立大学卒業後、外資系不動産会社を経て、メカニックに。福岡県在住。

あしゅらん

1992年生。横浜国立大学卒業後、外資系不動産会社を経て、メカニックに。福岡県在住。

最近の記事

食べすぎた。

毎回、食べ過ぎる。後悔をして、胃腸薬を飲む。 人はなぜ、食べ過ぎるのだろうか。 なぜ、食欲を制御出来ないのだろうか。 例えば、性欲は制御出来る。年がら年中発情していたら、大問題である。 睡眠欲も制御出来る。仕事中、いつも眠いけど、起きている。 寝てたら、下手したら死ぬ職場だからだ。 食欲は制御出来ない。必要以上に食べ過ぎる。なぜか。 何度も同じ失敗をしている気がする。

    • 続けるという行為そのものに、プレミアムが乗る(ことがある)

      仕事であれ、趣味であれ、ある程度続けることで、見えてくる景色がある。 例えば、僕は営業という仕事をしたことで、世の中の営業支援ツールについて、懐疑的な見方をするようになった。 これは、そういった会社(例えば、Salesforce)に投資する際に、役立つことがある。平たく言えば、投資するハードルが高くなる。 ハードルが高くなりすぎて、身動きが取れないのでは、意味がない。 しかし、投資には、希望的観測が混じるから、懐疑的な見方が一定程度あることは有用なことが多い。 他に

      • 『小難しい内容をゆっくり理解する』という贅沢

        僕はメカニックとして、働いている。 だから、仕事でマニュアルを読むことがしばしばある。 機械の調整用のマニュアルなのだが、これが厄介だ。 およそ文学的素養のない人間が、「読み手がどう読むか」という事柄に、想像力を1ミクロンも使わず、己の意見を書き連ねている、という代物だ。 まともに相手をすると気が狂う。 しかし、仕事のため、読まざるを得ない。理解せざるを得ない。苦行である。 さて、本題である。 最近、Kindleを購入して、電子書籍を楽しんでいる。 偶然、目に

        • 営業職を辞めた理由

          大学卒業後に、不動産会社で営業に従事していた。 そして、5年ほどで辞めた。 なぜ辞めたかというと、成果が出せなかったからだ。 もう、この理由しかない。 もう少し背景を詳しく述べると、そもそも営業職自体にすぐに違和感を覚えた。 例えば、ある大きな取引を成立させたとする。当然、大きな売り上げが上がる。 で、それが何? 取引の成功によって、自分の能力が向上したか、と訊かれれば、答えに詰まる。 成長したかもしれないし、そうじゃないかもしれない。よく分からない。 なるほど、

        食べすぎた。

          『マトモだから、狂ってしまう』という逆説的結論 映画『アメリカン・サイコ』

          アマプラで『アメリカン・サイコ』というサイコスリラー英語を見た。 主人公は、イケメン、マッチョな高収入のウォール街の金融マン。資本主義社会の強者にして、雄としても魅力的な人物である。 彼は、日常生活に行き場のない虚しさを覚えて、殺人に取り憑かれている。 殺人という行為をしている時のみ、生きている実感を得られるようで、その中毒性に取り憑かれていく様を描いた映画だ。 異様なのは、彼を取り巻く環境だ。 彼の同僚は、みな高級スーツを着こなし、同じような容姿で、自分の名刺がいか

          『マトモだから、狂ってしまう』という逆説的結論 映画『アメリカン・サイコ』

          『どんな仕事にもストレスがある』という意見に対する理論的説明

          「世の中に楽な仕事はない」と、就活生の時に誰かに言われた気がする。 これはある意味で、真理だ。 僕は無職を経験している。やってみるまで、無職はほんとうに楽だと予想していた。特に僕の場合、金銭的な不安はないので、なおさら気楽なものになるはず、という予感があった。 実際は、全然違って、毎日、生死について考えていた。 楽しかったのは、最初の一週間ぐらいである。 人間が凄いのは、どんな環境にも適応してしまう点だ。どんなに過酷な環境もやがては、それが日常になる。 厄介なのは

          『どんな仕事にもストレスがある』という意見に対する理論的説明

          ゆっくり、ゆっくり変化する

          通常、ホワイトカラーの仕事では、劇的な、素早い変化を求められる。しかも、定量的で、客観的な変化が求められる。 例えば、営業では、月単位、週単位、ひどいところでは、1時間単位で進捗を確認され、芳しくない状況には、すぐにメスが入る。 本当に転職してよかったなあ。 僕が今の職場で、最も気に入っているのは、ゆっくり、ゆっくり変化することが許容されている点だ。 これは、ともすれば、死と隣り合わせの仕事であることも影響していると思う。 急激な変化は、あくまで人工的なものなので、

          ゆっくり、ゆっくり変化する

          ニューズピックスについて

          「意識高い系」が集うメディア、ニューズピックス。 元無職で、現在ワーキングプアで、かつブルーカラーの僕が加入するのは、少々場違いだ。 にもかかわらず、特集が面白そうなので、入会してみた。 月の会費は1500円程度。高い、けど、満足している。 楽天の三木谷社長のインタビューなど既存の経済雑誌では見れないコンテンツが多い。破綻したベンチャー企業とか、解任されたポートフォリオマネージャーとか、面白い人物にスポットを当てている。 もう経済雑誌を買うことは無くなると思う。

          ニューズピックスについて

          意識を変えるのは最も困難だが、最も効果がある

          タイトルは最近、考えていることである。 日々、仕事をする中で、具体的な手続きや順序、名称など、とにかく覚えることが多い。 特に『メカニック』という仕事は、メカのお医者さん的な要素がある。メカは、人間と違って、性格というものがないので、規定通りの手続きを踏めば、規定通りの出力を出す(はずである。実態は必ずしもそうではない) だから、まずルーティンを頭に入れなければいけない。これはある意味で、容易で極論すれば、丸暗記で良い。 一方で、意識を変えるのは難しい。これは個人がオ

          意識を変えるのは最も困難だが、最も効果がある

          考え方が変わる、という希望

          僕は就活生のころ、「出来る限り、管理系の仕事がいいなぁ」と感じていた。 例えば、人事とか経理とかである。要はホワイトカラーで、あまり泥臭くない仕事、スマートでピカピカしている仕事に憧れていた。 そんな僕は、今、メカニックとして働いている。文字通り地べたを這いずり回り、時には地底に潜り、一生懸命、汗だくになって働いている。 ここ数年での考え方の変化は、物凄く大きい。そして、こういった変化を経験して良かったと思っている。 例えば、何か苦しいことがあったとする。そのままだと

          考え方が変わる、という希望

          時間を無駄にする、とは具体的にどういう状態を指すのか

          仕事中に、憂鬱な気持ちに襲われた。 理由は、再来週の予定である。何が嫌かって、飲み会があるのである。しかも、日曜の夜に。 月曜日の仕事が早朝からなので、日曜日の移動。それだけでも、面倒なのだが、挙句の果てに、夜に宴会だとは聞いて呆れる。 僕は飲み会が嫌いだ。単純に時間的拘束が長すぎる。 「時間が無駄に流れているなぁ」と飲み会中いつも感じている。しかし、普段の自分を省みると、別に時間があっても、有用な活動をしている訳ではないのだが… 具体的には、時間があれば、ダラダラ

          時間を無駄にする、とは具体的にどういう状態を指すのか

          飲み会について

          僕は飲み会が嫌いだ。 「単純に酒が飲めない」ということもあるが、時間が長いことが主な理由だ。3時間の映画でも長い、と感じることがあるのに、2次会とか3次会とか正気の沙汰とは思えない。 だから、1次会でいつも帰るようにしている。 昔は、これが出来なかった。不動産会社時代は、若手は最後まで飲み会にいるべし、とのよく分からない暗黙の了解があったのだ。 だから、なんとなく1次会で帰ることに、罪悪感すら感じていた。 では、なぜ今は1次会で帰れるようになったのか。 答えは、も

          飲み会について

          呪いのように胸に突き刺さる

          『30歳過ぎても結婚できない奴は、まともな人間じゃない』 前職時代に、とある先輩から言われて、妙に納得してしまった言葉である。これが、いまだに僕の脳裏からこびりついて離れない。 僕自身、今の独身生活に大きな不満を持っている訳ではない。むしろ、実家に帰った時などに感じる「自分以外の人と生活をともにする億劫さ」に辟易とさせられることも多い。 なのだけども、「自分はまともな人間じゃないのかぁ」という思いが常に胸を去来する。まさに呪いである。 呪いの呪いたる所以は、自己実現な

          呪いのように胸に突き刺さる

          怒りを素直に出すべきか否か

          目の前に怒り狂っている人間がいるとき、僕は、正常に思考出来なくなる。どうやら、相手の怒りのボルテージにあてられるようだ。 結局、こちらの対応としては、相手の怒りに完全に圧倒されるか、もしくはこちらもブチぎれるかのどちらかである。(大抵、どちらもロクな結果にならない) さて、本題である。人にされたら嫌なことは自分もしない、というのが僕のモットーなので、僕はあまり怒らない。イライラはするし、凄く表情に出るけど、声を荒げて怒ることはめったにない。最後に怒ったのは、たぶん営業マン

          怒りを素直に出すべきか否か

          全てのことに自覚的であれ。

          生活を送る中で、ついついなんとなく済ませてしまうことがある。風呂上りに髪を乾かすこととか。 「なんとなく」済ましたことは「なんとなく」記憶されるようで、後になって、思い返すことが出来ない。すっぽり記憶から抜け落ちている。だから、人に詳細を尋ねられると困る、という事態になる。 卑近な例だけど、「あそこの電源切ったけ?」とか「ここのネジ締めたっけ?」とか、現場を離れてから不安になることも多い。大抵、杞憂に終わるけど。 こういった場合は、昔ながらの方法が有効だ。指さし確認であ

          全てのことに自覚的であれ。

          佐世保にて、ハンバーガー食す

          この仕事をしていると、全国色々な場所に行くことが出来る。特に、仕事の関係で佐世保にはよく行く。立ち寄るたびに、この地でハンバーガーを食べることにしている。 佐世保には米軍がいるので、アメリカ文化が自然に根付いた、そして、ハンバーガーが発展した、というのは、いかにも後付けの説明に思える。だけど、後付けだとしても、もっともらしい理由を並べられると、なんとなく納得してしまう。 別に、佐世保という土地がハンバーガーの材料(例えば、肉とか)の生産に適している訳ではない。だから、佐世

          佐世保にて、ハンバーガー食す