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続けるという行為そのものに、プレミアムが乗る(ことがある)

仕事であれ、趣味であれ、ある程度続けることで、見えてくる景色がある。

例えば、僕は営業という仕事をしたことで、世の中の営業支援ツールについて、懐疑的な見方をするようになった。

これは、そういった会社(例えば、Salesforce)に投資する際に、役立つことがある。平たく言えば、投資するハードルが高くなる。

ハードルが高くなりすぎて、身動きが取れないのでは、意味がない。

しかし、投資には、希望的観測が混じるから、懐疑的な見方が一定程度あることは有用なことが多い。

他にも、習慣によって、プレミアムが乗ることが多い。

僕は趣味で小説を書いているが、突然、あるタイミングで、PVが指数関数的に増えることがある。

これは、小説の質が上がったからではない。

続けることに、プレミアムが生じたからに過ぎない。

(例えば、文字数や投稿日数が、アルコリズムにうまく乗ったに過ぎない)

他にも、特定の企業のことをずっとフォローしていると、その企業が持つ背景や業界構造まで理解が波及する。

これは、一過性のニュース(例えば決算短信とか)を見るだけでは獲得されない。それこそ、習慣として、一定期間の定点観測を要する。

このように、続けるという行為そのものにプレミアムが乗ることがある。

しかし、厄介なのは、必ずしもその限りではない、ということだ。
時に、習慣は有害にもなる。特にそれが無自覚なものであれば、なおさらそうだ。

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