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joaodocouto
2024年8月19日 22:11
しばらく『ブラジルの伝説と神話』という児童書を読んでいたことがあります。それを読んでいると、南アメリカ大陸の独自性とヨーロッパの緊密な関係との両方を感じることがありました。今回紹介する「雷の子」もそのひとつです。少し長いのですが、引用してみます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「雷の子」1510年のことだった。ポルトガル人は航路の大発見で世界
2024年8月12日 17:21
近世初期のポルトガル人歴史家ディオゴ・ド・コウトが述べたことばです。以下、タイトルの文言が含まれているディオゴ・ド・コウト著『老練なる兵士』第1部第一幕の一部を翻訳にて紹介します。翻訳古えの哲学者は秘密を守ることがとても大切だと説いてきました。 アテネ人は、秘密を暴いた者にたいして、最も厳しい刑罰を科しました。そのため、秘密は厳密に扱われていました。アテネ人は、マケドニアと争っていた時
2024年8月9日 19:28
1.はじめに 「六月の祭り(フェスタジュニーナ)」は、ブラジルの祝祭暦で最も活気あふれる伝統行事のひとつともいう[ニウタ:131]。また、その重要性はクリスマスやそれに関連する諸行事の対になるほどである。起源は夏至を祝う土着の祝祭で、豊穣を祈るものであった。その後、そうした夏至の祭りがキリスト教に取り込まれ、聖人の祝祭日と混じりあった。そのため、六月の祭りは、結婚の聖人とされる聖アントニオ(6月1