希望のランプ

働き過ぎニッポンに疑問を持っています。私自身、理不尽な激務に追われているので。。。家族…

希望のランプ

働き過ぎニッポンに疑問を持っています。私自身、理不尽な激務に追われているので。。。家族との時間を犠牲にしてまで働く必要あります?もっと無理なく、楽しく仕事をして、豊かな時間を過ごしたい。いつもドキドキワクワしていたい。そんな思いをつづっていきます。

最近の記事

人の弱さと真理 アンチヒーローを見て

 人は弱く、愚かな生き物だ。権力を手にしたとき、私欲に負け、強大な力を不正に行使する。その行為は大きな罰となってブーメランのように跳ね返り、身を滅ぼす。  死刑判決を巡るえん罪と、司法権力の闇を描いたドラマ「アンチヒーロー」は、法をつかさどる人間の弱さと危うさを克明に浮き彫りにした。  12年前の一家殺人事件。殺人容疑を立証する証拠は出てこず、容疑者の取り調べは難航する。当時、訴訟を指揮した検事正は、容疑者の無罪を裏付ける決定的な証拠をもみ消し、科捜研の毒物検出書類を改ざ

    • 何のために働くのか

       大学生の就職活動が佳境を迎えている。ふと、自分に問い掛ける瞬間があるかもしれない。「自分は何のために働くのだろう」と。その問いに、私は一つの答えを記し、エールを送りたい。「あなたが一歩踏み出すことが、誰かの役に立つかもしれないからだ」と―。     池井戸潤さんの小説「七つの会議」は示唆に富んでいる。私が心引かれたのは、ある中堅企業で女性社員が、自主退社するまでの2カ月間にドーナツの社内販売を実現する物語だ。 入社から5年。彼女は資料の作成など社員の「下請け」をこなし、組

      • 【ニュースに異論】国内空港の旅客機燃料 不足のままでも構わない

        日本国内の空港で旅客機の燃料不足が深刻化しているとのニュースが6月9日の朝刊で報じられました。国際線の増便や新規の就航に支障が出ているといいます。 記事は、訪日客の拡大に伴う増便の需要に、燃料を供給する石油元売り各社が追い付いていない、と状況を説明します。訪日客を誘致を通じた地方の活性化に冷や水を浴びせかねない、と指摘しています。 【飛び恥】 でも、そんなに悪い事態なのだろうか。記事を読み、私は「何をそんなに大騒ぎしているのだろう。そのままでいいのではないか?」と率直に

        • 技術力と使命感が不可能を可能にする〜 プロジェクトXに見たメーカーの原点

          技術力と使命感 思い起こせ~プロジェクトXに見た、ものづくりの原点  大手自動車メーカーの認証不正が世間を騒がせ、日本のものづくりの信頼は大きく傷つきました。日本を代表するトヨタ自動車などの本社を、国交省が立ち入り検査するという、信じられない光景。情けなさと失望にさいなまれた私の心は、6月8日夜のNHK番組「プロジェクトX」に少し救われました。 【中小ニットメーカーの挑戦】 番組が取り上げたのは、優れた伸縮性を持ち、再手術が要らない心臓血管パッチの開発物語です。先天的な

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          B’zの稲葉さんに刺激を受けた

          2024/06/02 7:42 35年間ファンを引きつけてやまないボーカリスト、作詞家でありながら、最初はそこまで情熱がなく、なんとなく始めたという過去に驚きました。B’zの稲葉浩志さんは、あれだけかっこいいのに、偉ぶらず、肩の力が抜けています。稲葉さんのように、情熱を秘めつつ、自然体でやりたいことを継続し、少しずつ実現していけたら―。30年来のファンである私は、デビュー35周年インタビューをユーチューブで視聴して、そんな思いを強くしました。大いに刺激を受けました。 稲葉

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          第2の人生を考える

          「人生100年時代」というフレーズに、 胸がざわつく。 今の会社に入社して、この春で25年を迎えた。 しかし、この先の人生は、うんと長い。 今の会社で働き続けるのが、果たしていい ことなのだろうか。いや、それだと毎日が単調で 成長は見込めない。自分の可能性を狭めることにならないか―。 深く、暗い森の中に迷い込んでしまったような感覚だ。 40代も後半に入ったというのに、就活生のような気分だ。 自分のやりたいことって本当は何なのか。 脳内では無意識のうちに「自己分析」を何度

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          日本は核融合発電に本腰を入れる時

          きょうは未来の発電技術について書きたい。「地上の太陽」とも称される核融合発電のことだ。 地球温暖化を招く二酸化炭素を出さないし、原発のように暴走せず、安全性が高い。原発とは異なり、高レベルの放射性廃棄物も出ない。しかも、燃料は水素で、海から取り出せるため無尽蔵だ。世界では2030年代にも実証発電が始まるとされ、実用化に向けて日本や欧米、中国で研究開発が着実に進んでいる。 核融合は人類の夢の発電技術である。エネルギー政策の主軸の一つに据え、技術開発に手厚い予算を組むべきだ。

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          GW最終日 憂鬱を吹き飛ばす

          きょうはGW最終日。しかも朝から雨…。明日からの仕事を思い沈む気持ちと、どんよりとした雨もようで、ダブルで憂うつになります。どう切り替えて明日からの日常に戻ればよいのでしょうか。 1.明日の準備をする ゆったりとした気持ちで明日の準備をしてしまうことです。バッグに入れる書類を確認し、スケジュール帳にto doリストを書き込む。仕事モードに少しだけ切り替わり、気持ちがすっと楽になるでしょう。 2.リラックスする時間を設ける GW前は、自由な時間が山のようにあるかのように錯覚

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          話し相手はAI 孤独なスマホ老人あふれる社会は幸せか

          人と人とのリアルな関係を、スマホが切り離しています。いつでも、どこでも、誰もが小さな画面と終始にらめっこ。周囲の人の動きや風景、物音など意に介さない。身近な人や物に無関心なのです。 スマホによる分断は、我が家族の間でも見て取れます。 息子はスマホにイヤホンを付け、動画を視聴しっぱなし。妻もKポップスを流しっぱなし。声をかける隙はない。「話しかけてくるな」とばかりに、常にバリアを張られているようで、不快な気分になります。おかげで食事をする時間帯もばらばら。我が家から家族の団

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          未来のない会社を辞めて転職したい

          ゴールデンウィークまっただ中なのに、こんな憂うつなタイトルの記事を書かねばならないとは、情けない。ダメ企業の見本市のようなこの会社を、一刻も早く抜け出したい。 情報産業の、とある企業に勤めているが、悩みと迷いはきわめて深い。転職しなければ自分の未来がないという思いが鉛のようになって、それが日に日に大きくなり、心を重くしている。 多くは明かせないが、我が社は知らぬ間にネットという氷山の群れに飲み込まれ、タイタニックのように沈みゆくかのようだ。アナログビジネスから、慣れないネ

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          訳もなく涙が…映画パーフェクトデイズ鑑賞記

          【最初は期待薄】 トイレ掃除夫の日常を描いた映画「パーフェクトデイズ」を 4月29日に見に行ってきました。 チケット代が4割安くなるメンズデイ。 カンヌで賞を取ったという話題作というぐらいしか情報がなく、正直、 あまり期待していませんでした.。 【見終えると涙が。。。】 スクリーンに流れるのは、役所浩司さん演じる掃除夫の淡々とした日常と心模様。 なのに、ラストシーンを見ながら、 訳もなく涙が次から次へとあふれてきました。 何がどうという明確な理屈はありません。 それなの

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          妻を守れなかった苦しさ

          人はみな、運命的な出会いを求め、究極の純愛ドラマの主人公になりたいとひそかに思っている。私もその一人だ。 彼女が犯罪に巻き込まれ、やむにやまれぬ事情で加担し、容疑者として警察に追われていたら…。それでも彼女を守り続けるだろうか。しかも、彼女は理由も言わずに1度姿を消し、10年後、再び目の前に現れ、そして警察に逮捕されたら。 ラブストーリーは成就するまでの壁が高いほど、困難が多ければ多いほど、見る者の胸を強烈に揺さぶる。犯罪と警察という、およそ一個人ではどうしようもない力が

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          資本主義の限界 分散型社会に転換する時 

          みなさんは、この豊かさ、便利さが、未来永劫続くと思いますか。ちょっとありえないですよね。立ち止まって社会の仕組みを変えなければ危うい。いま、世界はそんな岐路にあるのだと思います。 ◆地球環境の危機は、現状の社会システムでは止められない 産業革命以降、資本主義は企業や個人が富を得る自由競争を促してきました。 物質的には確かに豊かになりましたが、 地球環境を破滅に追いやろうとしています。 それは、ひいては人類の滅亡をも意味します。 自由競争、大量消費の限界を認め、 社会シ

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          新プロジェクトX三鉄復旧 住民を思う使命感に感動

          東日本大震災による津波で、岩手県の三陸鉄道が壊滅して3年後の2014年春。 全線復旧を告げる警笛を鳴らし、ゆっくりと進む列車に、沿線に集まった住民から歓声が降り注ぐ。    「おかえり、三鉄」 大漁旗が盛んに振られ、民家には手作りの「おかえり」の横断幕も掲げられた。 復旧の道のりは困難を極めた。 高架橋を津波に根こそぎ破壊された震災の直後。三陸鉄道と建設会社の社員たちは、こんな誓いを立てた。 三陸鉄道で通学する3年後の高校生の入学式までに、全線を復旧させよう―。

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          我が黒歴史は日本の教育課題の縮図

          黒歴史を公開するのは極めて恥ずかしい。それでも公開するのは、私が50年近く歩んできた半生が、日本の抱える教育問題を投影しているからだ。  振り返れば、人としてどうあるべきかという根本的かつ極めて重要な部分が欠落していた。つぶさに見ていくと、個人中心の社会、出生率の低下、独創性のある研究やビジネスの喪失といった日本の課題が凝縮されているように思える。 私を他山の石として、処方箋を見いだすことができれば、これほどうれしいことはない。学校教育が、家族や夫婦に軸足を置く内容に転換

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          日本は過剰サービス見直す時  

          「きょうは日曜日。家族で湖に行っているので休業します」  10年前に訪れたフィンランドで、レストランのドアに堂々と貼り出されたメッセージに驚いた。休日でも懇切丁寧なサービスを提供し続ける日本とは大違いだったからだ。  あの貼り紙の衝撃は今も胸に残り、残響はむしろ大きくなるばかりだ。そして、何度も自問してきた。「日本人は長時間労働のために家族との時間を犠牲にしていないか。何のために働いているだろう」  ■過剰サービスの伝統  サービス大国として世界に知られるニッポン。同時

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