我が黒歴史は日本の教育課題の縮図

黒歴史を公開するのは極めて恥ずかしい。それでも公開するのは、私が50年近く歩んできた半生が、日本の抱える教育問題を投影しているからだ。

 振り返れば、人としてどうあるべきかという根本的かつ極めて重要な部分が欠落していた。つぶさに見ていくと、個人中心の社会、出生率の低下、独創性のある研究やビジネスの喪失といった日本の課題が凝縮されているように思える。

私を他山の石として、処方箋を見いだすことができれば、これほどうれしいことはない。学校教育が、家族や夫婦に軸足を置く内容に転換すれば、出生率の向上にもつながると思う。特に性教育をタブー視してきた日本教育は本当に改めなければならない。私自身も黒歴史を整理、総括することで、改善につなげられればと思う。

目次
① 生真面目で「いい人」を演じ、損をしてきた
② 「いい成績」「文武両道」「いい人」で無理を重ね、本音を押し殺してきた
③ 日本の学校教育の弊害 ペーパーテストの能力ばかり磨き、
答えのない人生の局面でベターな選択を導く訓練はゼロだった
④ 独創性など生まれようがないペーパーテスト重視の教育
⑤ 人とのコミュニケーション能力、組織をまとめる力を教わる機会がゼロ
⑥ 性教育の欠如
・異性とどう距離を縮めるか、異性への気遣いなど分からぬまま成人になった。 
 ・性生活と幸福という、人生で極めて大事な部分を教えてくれる人は皆無だった。
⑦ 家族をどう築くのか。円満な夫婦関係をどう築くのか。


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