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渡邉有
2024年4月22日 17:15
この間ブックオフで110円で購入した谷崎潤一郎を読みました。私は青空文庫ばかり読んでた時期がありまして、(今も読むんですけど)「人魚の嘆き」と「魔術師」は青空文庫にはなかったなあ、読んだことないかも、と思いつい買ってしまったのです。放蕩の限りを尽くして無気力になっている支那の貴公子が、オランダ人の人買いから買った人魚に恋をして逃げられるだけの話です。こうして書くと、ただの滑稽無垢で意外
2022年9月12日 17:59
当時過激な性描写ゆえにかなり話題になったみたいですね。相当修正が加えられたようです。私的には、これくらいがちょうどいいというか、安心して読めるギリギリなラインだと思います。こちらの作品、非常に完成度の高い作品だと思います。物語の筋が通っています。芥川龍之介と谷崎潤一郎の間には、文学論争があったようですね。私はあまり詳しくないのですが、しかし、両者の言い分といいますか、言いたいことはも
2022年5月1日 12:21
谷崎潤一郎の作品のなかで一番すきかもしれないです。流れるように美しい文章です。瞳に映るもの、心で感じたことをこんな風に流麗な文章で的確に表現されたら、そりぁーあ平伏するしかないですよ。「あっぱれです!!」と。(?) さて、こちらの作品ですが、夜の営みがなくなった夫婦のお話です。夫が妻に女性としての魅力を感じなくなってしまいます。やがて夫は妻が他の男性のところに通う事を黙認するよう
2022年3月15日 18:40
この作品もなかなか壮絶です。 ある程度大人になってから読むことをおすすめします!夫婦の愛の形とはなんなのか、っていうかそもそも愛ってなんだっけ??と深く考えさせられる作品です。この作品は、園子という未亡人が自身の体験を大阪弁で語る告白形式で物語が進みます。結末としては、園子は、夫と友人の光子と三人で心中をはかったのです。(ネタバレですみません…)が、園子だけ助かり、夫と光子
2022年3月11日 18:52
文豪谷崎潤一郎……大好きです。文章が美しすぎます。感服です。ノーベル文学賞をとって欲しかったです…。50年以上前の話だけど……谷崎潤一郎はどうして教科書に載らないのか……そうすればもっと評価されるのに……まあそれは、教科書に載せられるような子供向けの作品がひとっつもないからなんでしょうね。笑いやもう、この作品ね、書かれたのは昭和の初期だと思うのですが、令和の今読んでも「うっわ