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呪術廻戦は鬼滅の刃を超えられるか?トレンドの推移を比較分析

いよいよ呪術廻戦のアニメ2期「懐玉・玉折/渋谷事変」が始まりますね!人気エピソード「渋谷事変」が放送されるということで、いまからワクワクが止まりません。

ということで今回は呪術廻戦分析です。

社会現象を巻き起こした「鬼滅の刃」と比較しながら、呪術廻戦の今後の盛り上がりを考察してみたいと思います。

じゅじゅぶんせき、スタート!

比較表

まずはそれぞれの作品を数字でおさらいしましょう。

比較表(筆者作成)

鬼滅の刃は既に物語が完結しているのに対し、呪術廻戦は週刊少年ジャンプにて絶賛連載中です。
発行部数では鬼滅の刃がダブルスコア、国内映画興行収入ではトリプルスコアに近い差をつけていますね。
うーん、さすが鬼滅。

続いて、それぞれの作品の話題性を見ていきます。

鬼滅の大ヒットはコロナ禍が産んだ奇跡?

まずは鬼滅の刃。これはwikipediaにおける「鬼滅の刃」ページの閲覧数を時系列に表現したものです。

鬼滅の刃のwikipediaページ閲覧数の推移(筆者作成)

2019年のアニメ化を機に閲覧数も上昇し、映画公開時に一気に跳ね上がっているのがみてとれます。
ポイントは、アニメ1期が終わっても勢いが落ちるどころか、むしろ増しているところです。

なぜこんなに勢いがあるのでしょうか。
このグラフに当時のコロナ情勢を重ねてみます。

これは面白い…!
GoToトラベルによって自粛ムードが緩和された時期にドンピシャで映画公開されています。

以下の記事を読んで「なるほどなー」と感心したのですが、とにかくタイミングが絶妙だったと。
アニメ1期の終了後に新型コロナウイルスが流行し、巣ごもり×サブスク動画配信で視聴者が爆増。そして自粛明けのタイミングで劇場版が公開されたことで映画館に客が殺到したということです。

その後、アニメ2期(遊郭編)、3期(刀鍛冶の里編)と続きますが、さすがに話題性は落ち着き気味といったところでしょうか。

鬼滅と同じ映像化をたどる「呪術廻戦」

アニメ1期→映画化→アニメ2期 と、鬼滅の刃と同じような映像化の流れをたどる呪術廻戦。こちらもwikipediaページ閲覧数を可視化します。

呪術廻戦のwikipediaページ閲覧数の推移(筆者作成)

アニメ化で閲覧数が上昇しているのは鬼滅と同じですが、アニメ1期の終了後に閲覧数が大きく落ちています

二つのグラフを重ねてみます。

アニメ1期放送時の爆発力で言えば呪術廻戦の方が高いようにも見えますね。
ですが、その後は鬼滅のように上昇せず、映画公開前には元の水準に戻りつつあります。

やはりポイントは、一度引きよせた興味関心をいかに映画まで持続させるか。
この点からしても、第一ラウンドは「鬼滅の刃」の勝利、といったところでしょうか。(鬼滅と比べなければ呪術廻戦も十分大ヒットです!)

呪術廻戦は鬼滅を超えられるか?

わかりません。なにせ相手は特級クラス。数千億円の経済効果とも言われる怪物です。

勝機があるとすれば、呪術廻戦は連載がまだ続いているというところでしょうか。
詳しくはネタバレになるので控えますが、原作はいま超絶盛り上がっています。
なんたってあの…(バキッ)

…とにかくこの高揚感が波及していけば、鬼滅を超えるビッグウェーブになるかもしれませんよ。てかそうなってほしい!

さぁ、まもなく呪術廻戦のアニメ2期がはじまります。
みなさん一緒に楽しみましょう!!

【参考】データ抽出条件
●wikipedia pageviewAPIにて、wikipediaページの月別PV数を取得
●抽出期間は2019年1月〜2023年6月
●対象ページ
呪術廻戦
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%AA%E8%A1%93%E5%BB%BB%E6%88%A6
鬼滅の刃
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AC%BC%E6%BB%85%E3%81%AE%E5%88%83


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