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住みたい街ランキングを10年分追ってみたらダークホースは大宮だった

先日、リクルート社が「SUUMO住みたい街ランキング2023首都圏版」を発表しました。
横浜が6年連続1位とのことですが、じゃあ他の街はどうなんだろう?ランキングの推移をみたら人気エリアの傾向がみれるかもしれない。

ということで、今回は「住みたい街ランキング」を10年分のランキングチャートにしてみました。
あなたの住みたい街、住んでる街はランクインしてるでしょうか?

横浜・吉祥寺・恵比寿の御三家から大宮を入れた四天王へ

住みたい街(駅)ランキング上位20の推移(筆者作成)

まず注目したのはトップ3の変化です。
2014年を除き2021年までずっと吉祥寺、横浜、恵比寿の三つ巴となっています。

ところが2019年に大宮が4位に現れ、2022年についに恵比寿を抜いて3位に。
長らく変わらなかった3強体制に終止符を打ちました。
御三家から四天王へ。まさにダークホースです。

大宮と比較されることの多い浦和も2017年からトップ20入りして、2022年には5位にまで浮上。

ターミナル駅でもないのにこの順位というのがポテンシャルを感じます。
2023年には12位にランクダウンしましたが、来年以降はまた上がるのではないでしょうか。

逆にこの10年で大きくランクダウンしているのは自由が丘です。
2013年では6位でしたが、2023年には24位。
オシャレな街並みより利便性重視になっていると言うことでしょうか。

続いて上位20の駅について、都道府県の比率を見てみました。

上位20駅の都道府県比率の推移(筆者作成)

東京都は人気があるものの減少傾向。神奈川県はほぼ横ばい。千葉県と埼玉県は増加傾向が見て取れます。

東京都がだんだん減ってきているのは興味深いですね。
テレワークが進むと通勤負担が軽減するので、今後は住みたい街も都心から郊外に分散されていくかもしれませんね。

神奈川県版住みたい街(駅)ランキング

せっかくデータを集めたので、わたしの住む神奈川県に絞ってランキングチャートを作ってみました。

神奈川県の住みたい街(駅)ランキング上位20の推移(筆者作成)

武蔵小杉鎌倉が熾烈な2位争いを繰り広げています。
前者はタワーマンション、後者は古都という、極端に違う印象を持つ街なのにそれぞれ高い支持があるというのが面白いですね。

海老名はららぽーとやイオンシネマなど充実しているので街の中で生活が完結するのが強みでしょうか。

藤沢、辻堂、江ノ島、茅ヶ崎などの湘南イメージが強い街も人気があることがうかがえます。

千葉県版と埼玉県版もグラフだけ掲載します。

千葉県版住みたい街(駅)ランキング

千葉県の住みたい街(駅)ランキング上位14の推移(筆者作成)

埼玉県版住みたい街(駅)ランキング

埼玉県の住みたい街(駅)ランキング上位10の推移(筆者作成)

まとめ

キングオブ住みたい街である横浜・吉祥寺・恵比寿の牙城を崩す大宮に、ロマンを感じる結果となりました。
まちづくりってすごい。

ちなみに私が住んでみたい街は…やっぱり鎌倉でしょうか。天気がいいからサンドイッチ買って海岸で食べるとかそんな海街ダイアリーみたいな生活あこがれます。

【出典】
リクルート 住みたい街ランキング 首都圏版

調査概要
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県在住の20歳~49歳の男女

○ 2013年〜2014年
https://www.recruit.co.jp/newsroom/recruit-sumai/press/140303_ranking2014%E3%80%90east20_40%E3%80%91.pdf
○ 2015年〜2017年
https://www.recruit.co.jp/newsroom/recruit-sumai/press/upload/sumitaimachi_2017_kanto.pdf
○ 2018年〜2023年
https://suumo.jp/edit/sumi_machi/2023/sumitaimachi_2023_syutoken_31_100.pdf

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