劇団ロオル

女優・本山由乃主宰(演出・脚本)《麗しさに秘められた鋭い棘で、その刹那を刺す》をコンセ…

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女優・本山由乃主宰(演出・脚本)《麗しさに秘められた鋭い棘で、その刹那を刺す》をコンセプトに、演劇を中心に様々な表現活動をしております。

最近の記事

【迷い羊はつきあかりに】演出本山コメンタリー6

1 https://note.com/gekidan_role/n/nba570a8fa5ec 2 https://note.com/gekidan_role/n/n070a6ae6f5fd 3 https://note.com/gekidan_role/n/n331ec4989adc 4 https://note.com/gekidan_role/n/ne1b24bf29e6b 5 https://note.com/gekidan_role/n/n6fca84960

    • 【迷い羊はつきあかりに】演出本山コメンタリー5

      1 https://note.com/gekidan_role/n/nba570a8fa5ec 2 https://note.com/gekidan_role/n/n070a6ae6f5fd 3 https://note.com/gekidan_role/n/n331ec4989adc 4 https://note.com/gekidan_role/n/ne1b24bf29e6b 5 https://note.com/gekidan_role/n/n6fca84960

      • 【迷い羊はつきあかりに】演出本山コメンタリー4

        1 https://note.com/gekidan_role/n/nba570a8fa5ec 2 https://note.com/gekidan_role/n/n070a6ae6f5fd 3 https://note.com/gekidan_role/n/n331ec4989adc 4 https://note.com/gekidan_role/n/ne1b24bf29e6b 5 https://note.com/gekidan_role/n/n6fca84960

        • 【迷い羊はつきあかりに】演出本山コメンタリー3

          1 https://note.com/gekidan_role/n/nba570a8fa5ec 2 https://note.com/gekidan_role/n/n070a6ae6f5fd 3 https://note.com/gekidan_role/n/n331ec4989adc 4 https://note.com/gekidan_role/n/ne1b24bf29e6b 5 https://note.com/gekidan_role/n/n6fca84960

        【迷い羊はつきあかりに】演出本山コメンタリー6

          【迷い羊はつきあかりに】演出本山コメンタリー2

          1 https://note.com/gekidan_role/n/nba570a8fa5ec 2 https://note.com/gekidan_role/n/n070a6ae6f5fd 3 https://note.com/gekidan_role/n/n331ec4989adc 4 https://note.com/gekidan_role/n/ne1b24bf29e6b 5 https://note.com/gekidan_role/n/n6fca8

          【迷い羊はつきあかりに】演出本山コメンタリー2

          【迷い羊はつきあかりに】演出本山コメンタリー

          公演直前! LORE.p主宰【迷い羊はつきあかりに】脚本演出の本山由乃(劇団ロオル)がX(旧Twitter)のスペースで作品について語ったコメントをテキスト化いたしました。 作品を楽しむヒントが散りばめられている……はず! 是非ご一読下さいませ! 1 2 3 4 5 6 1 劇団ロオル派生プロジェクトのLORE.p(ロアプロジェクト)の公演が迫ってきました。 今回「迷い羊はつきあかりに」という作品はだいぶ本山的には良くて。良くてって言い方変だけど、今回「新詩劇」だよ

          【迷い羊はつきあかりに】演出本山コメンタリー

          青春哲学

          【迷い羊はつきあかりに】より 冒頭群読テキスト 汽笛に背を押されるがまま、 背をとおる一筋は焦りなのだろうか。 抜けていく緑、 いつもの青くささが遥かに遠のいていく。 未知の希望が叩きつける。 車内を煽る生ぬるい風が額を掠めてまた、 知らず故郷の匂いを削ぎ取るのだった。 長い暗転を抜ければ煌めきの街、 歪む蜃気楼は見慣れたものとは違い 騒がしさを映し上げては人々を誑し込んでいた。 さんざめくビルの狭間、 照りつく陽の威嚇に気圧されて 目を伏せることも叶わないままに 往来

          文学フリマ東京参戦

          ◎速報◎ 劇団ロオル  文学フリマ   出店決定! ……文学フリマとは…… 作り手が「自らが〈文学〉と信じるもの」を自らの手で作品を販売する、 文学作品展示即売会 入場無料・事前予約不要の 文学を愛する者たちが集う場所……! こちらに劇団ロオルとして出店致します。 売り子として 高橋茉由(元劇団ロオル劇団員) 参戦決定! 本山由乃抒情詩集【幻日を捉ふ】 劇団ロオル過去公演上演台本 の他、 今回のための 高橋茉由書き下ろし短編小説や、 本山の詩小説などご用意(の予定

          文学フリマ東京参戦

          1月の詩

          2022年1月に書いた短い詩の記録です。 抱かれて傷付いて尚歩み寄る 茨垣その揃わぬ足並み ✦┈┈┈┈✦ 頭痛さえ覚えるほどに生き急ぐ 瞬く間にも過ぎ去った朝 ✦┈┈┈┈✦ 知らぬ間に消えた足跡捜しては 途方に暮れたる此の宵の口 ✦┈┈┈┈✦ またたく時のまにまに 置き去りの薔薇 棘を抜かれた 淡い肌 ✦┈┈┈┈✦ 耳鳴りと寄り添うように瞼に散る星 ✦┈┈┈┈✦ どよむ眉間 薄橙の豆電球 ✦┈┈┈┈✦ 棘刺さる嫋やかなる顔みせてくれ ✦┈┈┈┈✦

          秋冬の詩

          2021年秋冬に書いた短い詩の記録です。 ✦┈┈┈┈✦ 背を押すは母の微笑み父の黙 ✦┈┈┈┈✦ 刺さりゆく瞼に眩し白光と ぬくもりにまた まもられながら ✦┈┈┈┈✦ 酒棚に並ぶ男を指なぞる 空のグラスに水滴のあと ✦┈┈┈┈✦ ふれかけの 時そのままに 帰りゆく いつか去る道 いつか逢う道 ✦┈┈┈┈✦ 散りてなお 刺さりし棘を抱いては 幾年巡らいてたらちねの母 ✦┈┈┈┈✦ 振り向けば白い手に触れ今日もまた 知らず逃れる旅の道連れ ✦┈┈┈┈✦

          9月の詩

          2021年9月に書いた短い詩の記録です。 9月 ✦┈┈┈┈✦ 窓外の雨音に肩を寄せ 秋の夜長に備えて眠る いずれ来たる独りをみつめて。 ✦┈┈┈┈✦ 肌の内側に這う秋を 捉えきれずに立つ夕べ 信号機 眼刺したる藍色に 追われるままに足早に征く ✦┈┈┈┈✦ 身体の水分量に左右されて 体内気圧が変動する 月の満ち欠けに左右されて 戸惑い情緒が揺らいでいく このおんなというせい ✦┈┈┈┈✦ 黒光の路面を蹴り上げて 自重(じじゅう)を幾らか軽くする 後ろ髪に捕ま

          仮死状態の日々(エッセイ)

          劇団ロオル派生プロジェクト LORE.p First project 【夜半の月】 の上演、配信、物販などの発送、各方面への事務手続き等等を終えてから、私は仮死状態に入っていた。 LORE.p【夜半の月】に賭ける思いがあり、 それに向けて魂を燃やしていて、 その行き場を亡くしたから……という簡単な理由ではない。 単なる燃え尽き症候群だったらこんなに傷む事はない。 このひと月というものは自意識との苛烈な戦争で、演劇公演を成功させるという目的を達成したが故に暴走し着火しま

          仮死状態の日々(エッセイ)

          愛の器(エッセイ)

          持論であるが、 人は大きな器を持っていて、それを満たすために他者からの《愛》を求めている、と思っている。 その器を目一杯満たすためには1人からの愛では到底無理で、 (因みに愛は液体ではなく固形のイメージ) 底上げして無理矢理いっぱいにしようとすると、器の軽さに不安を感じて「これ愛が入ってますよね?ちゃんと満ちてますよね?」と他者への確認作業を要する事になる。 底上げしないで満たされないままでいると、他の愛を入れてどうにか満タンにしたくなる。 色々な形の愛を寄せ集めて、器

          愛の器(エッセイ)

          本山由乃抒情詩集 幻日を捉ふ

          本山由乃 抒情詩集 幻日を捉ふ 製作開始! 2月中旬より予約開始予定! 実は昨年よりこっそり進めていた企画です。 2020年、巣籠もりを余儀なくされている間、詩作活動に勤しんでいた本山。 配信イベントなどで披露したもの、noteに掲載したものの他にもポコポコ書き貯めたものがありました。 その作品たちを一つの本にしたい… そう思い、今回の企画にまとまりました◎ 本山の詩、それから派生した短編小説からなる1冊の抒情詩集。 本山由乃の誕生日である2月19日頃から予約

          本山由乃抒情詩集 幻日を捉ふ

          のばらの園(詩)

          朗読用に書き下ろし 作・本山由乃 劇団ロオル公式サイト のばらの園 白々と映える あの夢に浮かぶ 蕾は今彼方 触れもしない場所 深夜の澄み切った空気に、靴底がしんしんと冷える。 誰に聞かれるわけでもないのに、 ゆっくりと音を潰して歩く。 渡り廊下に棲む天使は、 今夜だけは目を瞑っていてくれる 木戸の向こうは楽園だった 夜霧にぼやけた薄緑 のばらが咲くのは月夜だけ 月光の歓迎は、僕だけに許される      何を願うか問う声は、 白い産毛に包まれて 小さな蕾の声かしら 何

          のばらの園(詩)

          ジャンヌ(詩)

          朗読用に書き下ろし 作・本山由乃 劇団ロオル公式サイト ジャンヌ 炎に呑まれゆく この身に言いつける かの思い出は 散りゆく花びらに 土に還りしまま まみえるその日まで 突き刺さる眼に、 心臓が止まる 雑音に成り下がった声々で 地獄の門は開かれる 舞うのは花か、火の粉か 白々しくも 祈り続けて あまりの晴天 突き抜ける蒼 黒ずむ視界は 遠かった 恨み言を言うんじゃない。 そういうものとは訳が違う。 呪うわけでもあるまいに、 眼と耳をふさぐのはおよしなさい。 わか

          ジャンヌ(詩)