【迷い羊はつきあかりに】演出本山コメンタリー2

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社会とかその勉学なり学業なり社会なり、人との女関係とか男女とかじゃない男同士の友人関係やら上下関係やらとかに悩みながら男性が描かれていることが多かったりするの。夏目漱石の描く女性ってとてもミステリアスで本当正体不明の人たちが多くて、心の内を明かさぬままみたいなそういうのが多いんだけど。

今回は女性の方にも視点を当ててというか、男性から見たら謎のミステリアスな女性だけど、女性は女性でこういうことを考えてたんじゃないかなとか、こういうことだったんじゃないかなみたいなのも含めて三四郎をベースにして今回お話を作っています。

本当に私は恋愛ものってあんまりロオルでもやらないんだけど、今回はかなり本当に恋のお話。

だから三四郎なんて恋と学業と男同士の付き合いみたいなところの三つ巴とか、すごいいろんなものに挟まれて苦悩する青年の話だと私は解釈してるんだけど、その中で恋愛みたいなものをピックアップしてそこを抽出して、今回ちょっと掘り下げて新しい物語にしてみたって感じ。


最近というかここ数日の稽古の中で、みんながすごい恋って人と人との心の触れ合いじゃないの、通わせ合いみたいなことじゃない。

でもそれは愛にいく前、愛よりも前の恋ってすごい一方通行だったりとかすれ違ったりとか、矢印のベクトルの方向先が大きさが違ったりとかっていうことを経て、両方同じ矢印が向き合った時に愛になったりするっていう風に私は思ってるんだけれども、今回はその矢印の方向がいろんな方向に行ったり太かったり細かったりっていうのを繰り返して、最終的に「三四郎」の原作を読めばわかるけど、青年と青年が思いを寄せているであろう女っていうのは別れていくんですよ。

別れた先に何があるのかみたいなのが今回にはちょっとだけ描いていて、別れるまでに夏目漱石の「三四郎」だといろんなエピソードがある中で、別れるというか女が離れていくってことに対してあんまり言及されてなくて。

なんとも言えない顔をしていたみたいな表情の表現で。あんまりそこに対して離れていったことに対して言及もしないし、女が三四郎という青年に対してどう思ってたかみたいなことも描かれないんだけど、今回は私はこうだったんじゃないかなって思うよみたいな、女はこうやって思ってたんじゃないかなみたいなのを取り入れてみたって感じの作品になっているわけなんですよ。


続く

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