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ゲームいきものレポート(全記事)

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ゲームに出てきたいきものについてのレポートです。
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2023年9月の記事一覧

【レポート】エサキモンキツノカメムシ――この虫を見つけると恋愛運があがる、かもしれない

いきもの名:エサキモンキツノカメムシ
学名:Sastragala esakii

【登場するゲーム】

 カメムシ目ツノカメムシ科のエサキモンキツノカメムシ。このカメムシは背中に大きなハート型の模様がある。かわいい模様をもっているが、ちゃんとカメムシらしく、くさい臭いを出すことができる。

 くさいにおいも人間からしたらいやなものだが、カメムシたちからしたら必要な情報となっている。
 この虫がゲー

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【レポート】グリーンイグアナ――ペットとしても人気な、小さな怪獣

いきもの名:グリーンイグアナ
学名:Iguana iguana

【登場するゲーム】

 有鱗目イグアナ科のグリーンイグアナ。日本では野生で見ることはあまりないものの、爬虫類系の飼育者や動物園などで見ることができるのではないでしょうか。イグアナとしてはメジャーな種類かと思います。昔有名になった『ツレがウツになりまして』の作者、細川貂々さんが飼育していたことでも知られているかもしれません。
 ゲーム

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【レポート】ドウガネブイブイ――ぶいぶい飛ぶよ、どこまでも

いきもの名:ドウガネブイブイ
学名:Anomala cuprea

【登場するゲーム】

 コウチュウ目コガネムシ科のドウガネブイブイ。名前が特徴を表すことが多いが、このドウガネブイブイはどういうところから、この名前がついたのか。

 その答えは『花といきもの立体図鑑』で「体に金属の胴のようなつやがあり、「ブイブイ」とはねの音を立てるのでこの名がついた。」といわれている。つまり、「銅鐘のようなきら

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【レポート】アホウドリ――幅跳び優秀賞な鳥

いきもの名:アホウドリ
学名:Phoebastria albatrus

【登場するゲーム】

 ミズナギドリ目アホウドリ科のアホウドリ。なんともひどい名前をしているが、あまりに簡単に捕まえることができる鳥なので、こういう名前がついたらしい。1mほどの大きな鳥なので、猟としてはかなりイージーな鳥だと思えるが、特別天然記念物であるので狙わないようにしよう。

 アホウドリが捕まえやすいのは、この翼の

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【レポート】タカアシガニ――人間から見たタカアシガニ、カニたちから見たタカアシガニ

いきもの名:タカアシガニ
学名:Macrocheira kaempferi

【登場するゲーム】

 十脚目クモガニ科タカアシガニ。シリーズ生きた化石の一種である。噂によると現生の節足動物では最大の大きさを誇るらしい。深海に生息するいきものの中では有名ないきものなのではないだろうか。
 その人気はゲーム世界にも現れる。深海まで深くないところでも見つけられたり(塊魂シリーズ)、捕まえて寿司にしたりす

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【レポート】レッドテールキャットフィッシュ――ぴららーら、ぴららーら

いきもの名:レッドテールキャットフィッシュ
学名:Phractocephalus hemioliopterus

【登場するゲーム】

 ナマズ目ピメロドゥス科のレッドテールキャットフィッシュ。ヒゲが生えているところからも、ナマズの仲間であることがわかります。そして、その名前のとおり、赤いしっぽを持っています。大きさは1mほどで、なかなか見ごたえのある魚と言えるでしょう。レッドテールキャットフィッ

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【レポート】コオイムシ――集合恐怖の人はご注意を

いきもの名:コオイムシ
学名:Appasus japonicus

【登場するゲーム】

 カメムシ目コオイムシ科のコオイムシ。このビジュアルは一度見ると忘れられないが、卵がないときは普通の虫のように見える。ゲーム世界の『Get'虫倶楽部 みんなの昆虫大図鑑』の様子を見ると、ふつうの水生昆虫のように見える。

 コオイムシは卵を背負っているからメスのように見えるが、実は卵を背負っているのはオスだ。

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【レポート】カモメ――「カモメの99%は犯罪者だ。」

いきもの名:カモメ
学名:Larus canus

【登場するゲーム】

 チドリ目カモメ科のカモメ。海鳥といえばカモメと言う人も多いだろう。海近くでなにか飛んでいたらとりあえず「あ、カモメ」と言うだろう。
 そんなカモメは、とあるゲームでこう言われている。

 なぜこのようなことを言われるのか。おそらく作者は海近くで食べ物をカモメに取られたことがあるのではないか。この経験をした人は分かるかもしれ

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【レポート】サンマ――美味しい魚はゲーム世界でも美味しいのか

いきもの名:サンマ
学名:Cololabis saira

【登場するゲーム】

 ダツ目サンマ科のサンマ。日本人なら誰でも知っている魚で、とても美味。細長い刀のような見た目と色をしていることから、「秋刀魚」と書かれる。味についてはいろいろなもので言及されている。

 『めざせ!釣りマスター』では「動物プランクトンを食べるため、釣りにくい。」とあり、『AQUANAUT’S HOLIDAY~隠された

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【レポート】オオカミウオ――まるで64のウツボのような魚

いきもの名:オオカミウオ
学名:Anarhichas orientalis

【登場するゲーム】

 スズキ目オオカミウオ科のオオカミウオ。その名のとおり、獰猛そうな見た目をしていて、するどい歯を持っている。この歯は甲殻類などを簡単に噛み砕けるという。
 大きさは1mを超えるほど、大きい魚である。この恐ろしい見た目の魚は、ゲーム世界ではプレイヤーに牙を向けることもある。そのオオカミウオの大きさは1

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【レポート】始祖鳥――恐竜の体、鳥の脳

いきもの名:始祖鳥
学名:Archaeopteryx Meyer(※アーケオプテリックスの学名)

【登場するゲーム】

 翼竜類の始祖鳥。恐竜の名前で、この始祖鳥はカタカナでの表現をされていない。というのも、この始祖鳥は「翼竜の祖先」といわれているので、それに該当する恐竜がなにかという余地を残している。現在一般的には「アーケオプテリクス」のことではないかといわれている。今回は念のためということで

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【レポート】オリックス――オリックス、ゲムズポック、はたしてその正体は?

いきもの名:オリックス/ゲムズボック(英語:Oryx、スワヒリ語:CHOROA)
学名:

【登場するゲーム】

 偶蹄目ウシ科のオリックス。別名ゲムズボックやケープオリックス。長い角が目印のシカのようなウシのようないきものだ。なんとなく、頭突かれると痛そうな見た目をしている。この特徴的な角については、かつて中世イングランドなどでは「ユニコーンの角」として売られていたらしい。
 この動物はゲーム世

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【レポート】インドガビアル――ガビアルさんお鼻が長いのね?

いきもの名:インドガビアル
学名:Gavialis gangeticus

【登場するゲーム】

 ワニ目ガビアル科のインドガビアル。ワニにはアリゲーター、クロコダイル、ガビアルの三種類がいるが、ガビアルは他の二つに比べて長い鼻をもっているのでわかりやすい。本種があまり有名ではないのは、ガビアル科で現存するものはこのインドガビアルしかいないからかもしれない。ちなみに、『アクアノートの休日2』では「

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【レポート】シラコバト――世知辛い世の中を嘆くハト

いきもの名:シラコバト
学名:Streptopelia decaocto

【登場するゲーム】

 ハト目ハト科のシラコバト。関東地方の一部で生息している小型のハトであり、埼玉県の県鳥に選ばれている(『花といきもの立体図鑑』より)。関東で生きると書くと都会派のように感じられるが、水田のある農耕地や養鶏場の周辺などに生息していることが多い。
 ゲーム世界でこの鳥に出会うことはあまりないだろう。ドバト

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