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「環」#41要約読書
がくさんです。
地方公務員6年・国家公務員2年(出向)・民間企業(IT企業)2年を経て、個人事業主として独立。現在は、クラウドファンディング企業のキュレーター(ベンチャー社員)&プロコーチとして活動している33歳一児のパパです。
【①本が読みたい一方で他にもやりたいがある】
たくさんの書籍に触れたいけれども、じっくり本を読む時間が中々とれない、仕事や家事、その他やりたいことなど全取りしたいから「本の要約サイト」を有効活用(本当に気になる本は実際に書籍を購入して通読)。
【②本日の1冊と読んだ自分が気になった文】
インプット過多になりがちなため
強制的にnoteで投稿します。
自分が明日以降に話したい、
使いたいと思う部分のみを以下引用。
地球には鳥、昆虫、魚類、哺乳類など様々な生命体が存在する。生物によって身体の知覚様式が違うため、それぞれの認識や構成の異なる環世界が存在する。
言葉を扱う人間の場合は、生物学的な環世界の上に、さらに時間と空間を抽象化して扱う、言語的な環世界が重なる。
たとえば、線香花火のように一瞬現れてすぐ消えてしまう時の印象は、日本語では「儚い」という短い形容詞で表現される。これをフランス語にするとéphémère(エフェメール)という文語が相当するが、口語としては大げさで長すぎる。
このように、一つの現象に対しても、言語によってそれぞれ固有の認識が伴うのだ。同時に、特定の言葉の発動につながる知覚の流れも並行している。
「わたしたちは互いに完全にわかりあうことなどできない」。本書の最終章で、著者はこういう。しかし、だからこそ「わかりあえなさを互いに受け止め、それでも共に在ることを受け入れる」。
そのための技法が「コミュニケーション」であるというのだ。
【③気づき・視点・認知が変わった・呟きなど】
「わたしたちは互いに完全にわかりあうことなどできない」
だからこそ
「わかりあえなさを互いに受け止め、それでも共にあることを受け入れる」
この言葉に全てが集約されているような印象を受けた。結果として発語された言葉の背景にどのような思考プロセスや、思い、どんなシーンを思い描いたのか、その人が歩んできた人生など、相手の内的世界を100%汲み取ることはできない。
故に対話が必要であること。
コミュケーションが生まれること。
それでも共にあることを受け入れるという表現がすごく美しい。
万人全てを受け入れるということでなくてもいいとは思っている。
というか無理だ。
わかりあえなさは受け止める。受け入れなくてもいい。
共にある、存在するということは、受け入れる。
この微妙なニュアンスがじんわり、しっくりくる。
「環世界」
非常に面白い概念である。
<環世界>
すべての動物はそれぞれに種特有の知覚世界をもって生きており、それを主体として行動しているという考え。ユクスキュルによれば、普遍的な時間や空間(Umgebung、「環境」)も、動物主体にとってはそれぞれ独自の時間・空間として知覚されている。動物の行動は各動物で異なる知覚と作用の結果であり、それぞれに動物に特有の意味をもってなされる。ユクスキュルは、動物主体と客体との意味を持った相互関係を自然の「生命計画」と名づけて、これらの研究の深化を呼びかけた。
【④最後に】
「読書」となるとどうしても、
「本一冊をまるっと読まなければ・・・」
「隅から隅まで読まなければ・・・」
みたいな気持ちになってしまうのですが、
「たくさんの書籍に触れたい」
「書籍が述べたい部分をざっと把握したい」
「家事などしながら『ながら』でも本の概要を掴みたい」
「文字情報としても読みたい」
という自分の欲求を満たしながら
読書しています。
良い悪いなんてものはないと思っているので、自分らしいやり方で。
自分とは違う世界を生きてきた方の知見に触れる機会はこれからも意図的につくっていこう。
今日も自分らしい最高の1日に。
がくさん
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