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公務員から公務員への受験失敗~人生の転機~

がくさんです。

地方公務員6年・国家公務員2年(出向)・民間企業(IT企業)2年を経て、個人事業主として独立。現在はクラウドファンディング企業のキュレーターとして働きながら、認知科学のプロコーチとして活動している32歳一児のパパです。

前回の続き(以下のとおり)の記事です。

地方公務員(東京都特別区職員)として働いている途中、経済産業省に出向する機会をいただきました。

公務員という職業は数年単位で部署異動が起こります。部署異動は転職みたいなものです。

子育て支援部署に配属され3年が経過した後、そろそろ別部署で経験を重ねたいと思って異動先の第一志望に産業経済部署を書きました。

上司との年末の面談を終えてから、
1ヶ月後に国への出向の話をいただきました。

地方公務員ではなく国家公務員という
肩書で働くということです。

即答で「行きます」と回答しました。

自治体と国、同じ公務員という枠組でも組織文化や環境、そこで働く方々のタイプも全く異なります。

優劣をつけるつもりはありませんが、僕が出向先で配属した部署ではパッションや信念のある上司、先輩方ばかりで、刺激的すぎる毎日を過ごしました。

私が年齢的に一番若いということもあり、先輩方に沢山ご指導いただきながら、2年間という定められた出向期間を走り抜きました。

これは本当に、当時のチーム関係がよく、先輩方のおかげで挫折することなく任期を全うすることができたと思っています。

国への出向から自治体に戻った後、産業経済部署で働きました。戻って数カ月後には心にもやもやした感情を抱いていました。

それでも出向させていただいた恩返しを
しなければいけないと思って働いていました。

その間、当時お付き合いしていた奥さんとの結婚という人生の一大イベントがあり、将来のことを見据えて奥さんの実家近くに引っ越すことにしました。引っ越す前は片道1時間未満、引っ越した後は片道2時間超かかります。

遠距離通勤という地理的な条件と、何より、もっと大きな自治体で仕事がしたいという感情が出てきたこともあり、奥さんの実家付近にある政令指定都市の公務員試験を受けることにしました。

※現役地方公務員が別の地方自治体に移る場合は、改めて公務員試験を受ける必要があります(エリアによっては人事交流(要は職員同士を交換する)という制度がありますが、確率はかなり低いです)


別の自治体への就職を決断してからは約半年間、業務終了後にマクドナルドに立ち寄り、試験勉強をしました。

教材費で約15万円、面接対策もプロにお願いし、その費用に追加で約10万円かかりました。

毎日最低3時間を勉強時間に割きました。

そのおかげもあって1次筆記試験、論文試験、2次面接はトントン拍子で選考が進みました。「ああ、これはいける」と思っていました。そして迎えた最終面接。

手応えあり。
自分では満足のいく内容でした。

これは合格いけたなと。

その一ヶ月後、試験結果が発表となりました。
発表当日は平日で、いつものように通常業務に従事していました。

合格発表は10時。

受験した自治体HPで確認することができます。

業務中は見れないのでお昼休みに確認しました。

心臓バクバクです。

12時になった瞬間、
すぐに合格発表のHPを確認。



「ない」

「落ちたな」


半年間の積み上げは一瞬で消え去りました。

さすがにへこみました。

午後の勤務開始。
いつも通り業務遂行し、定刻の鐘。

帰宅途中、帰宅後、放心状態でした。
その日だけはたくさん落ち込みました。

ただ

次の日からすぐに気持ちを切り替えました。

「終わったことはしょうがない」

「チャレンジしたことは褒めよう、よくやった」

「後悔ないほど対策はした、
その結果なら仕方ない」

「きっと最後の面接で自分の慢心が出たんだろう」

「それは自分のツメの甘さ、
今後の人生に活かせばそれでいい」


その後人生を深く考えました。
このタイミングで人生で初めてコーチングを受けました。

「別に公務員にとらわれなくてもいい。
民間企業で広く社会の役に立つこともできる」

そう思いました。

ここから私の転職活動が始まりました。

事実は事実です。
変わることはありません。

僕はこの経験を前進するための
エネルギーに変えました。

事実をどう解釈するかは自分次第です。


なんだって


全て自分次第で変えられる。


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