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モーニングページを始めて1ヶ月後の変化

モーニングページをやり始めていつの間にか1ヶ月過ぎていました。

定期報告ということで、どんな変化があったのかを記しておきます。

ノートに書く習慣がついた

モーニングページはノートに書くので当たり前ですが、それプラス別のノートに手書きでメモをすることが増えました。

毎日更新しているnoteの記事も、紙のノートに手書きでネタを整理してから書いてます。

整理というほどのメモではないんですが、手書きで書くことによって話がどんどん進んでいくことがわかったんですよ。

これは大きな発見です。

今まではけっこう、頭で「何かこうかな〜」と悩んでから書いてたんですが、これだと連想が進まずに悩む時間が多くなります。

今はとりあえずなんとなく書きたいことを、とにかくノートに書き出してみてます。

すると、そこから勝手に話が広がるんですよね。
とりあえず持ってる具材のようなものを、まな板におっ広げてみる、といった感覚です。

冷蔵庫の中身——にんじん、玉ねぎ、鶏肉——をとりあえずベーっと出してみる。とりあえず肉を焼いてみる。すると、「あー、これダシ入れて野菜入れたら肉じゃが風になるかも!」
みたいな感じです。

例えば「自己肯定感」について書きたいなーと思ったら、ノートに自己肯定感と書いてみる。
すると、自己肯定感かー、なんで低くなるんだろう?
それも書いてみる。
てか、俺、いつから自己肯定感のことなんて意識し始めたんだっけ?
書いてみる。
あれ?最近じゃね?
これどういうことだ?

というふうに、自動的に「問い」が発生していきます。
それについて考えて、また書き出していくと、あっという間に1ページが埋まり、それくらい話が出てくると、1記事書けるくらいの分量になります。


モーニングページを書いている時もそんな感じで、始めは書くことないんですが、——というか、毎日必ず寝みい、だりい、から始まる——テキトーに書き出すと勝手に話が引き出されていきます。

この仕組みは執筆に使えるなーと気づいて、ノートに手書きする習慣になった感じです。

結果的に、ネタがいくらでも出るようになったし、話もまとまりやすくなりました。
書く行為のコストがめっちゃ下がったということです。


手書きという行為が快楽に近くなってきた

手で紙に書くって、気持ちいいんですよ。意外と。

僕は細いペン先が好きなんですが、それがシャープに紙の上を滑る感触が、なんともたまらないのです。

書く内容を楽しむのでなくて、書くという動作そのものが気持ちいいから、書きたくなる、という気分です。

これはモーニングページを続けるコツにもなると思いますが、お気に入りのペンを用意するといいと思います。

僕は小説の執筆用に買った万年筆で書いてまして、これがもうたまらんのです。細くシュッとしたペン先、それがスルスルと紙の上を滑らかに滑る感触が、イイ〜〜の。
むしろペンを使いたくて、毎朝(昼)書いてます。
だから書く内容なんてどうでも良かったりします。

でも、書いてるうちにそれなりの意味がある話に、自然となるのだから人間って不思議です。

自分の思ってることが引き出されてきた

ここが一番キモです。
だんだんと、自分の考えが客観視できるようになってきました。
どういう現象が起きているのか説明します。

なんとなく心の奥にしまい込んでる本音ってあると思います。

たとえば、上司の小馬鹿にしたような態度がムカつく。
だけど、そんなに実害があるわけでもないし、いちいちそんなことに腹立ててたら仕事にならない。職場の雰囲気が険悪になるのもやだし。
なので、その不快な感情には蓋をしている。
表層意識には、漠然とした、なんとなーくな不満だけが残る。
嫌悪感の原因はやがて忘れてしまうけど、ストレスを常に感じている。
仕事に行くのがストレスだけど、なぜなのかよくわからない。

こういうことになっている場合、モーニングページが解決してくれます。

よく、会話してると次々に話が出てきて、延々と続くことってあるじゃないですか。
で、最初の話とはぜんぜんちがう話になってたりとか。

それと同じ現象が、モーニングページの紙の上で起こります。
自分がもう一人の自分と話している感じですね。

モーニングページは制限なく書くのが原則なので、本音が次々に引き出されます。

仕事ストレスなんだ。なんで?
なんかムカつく。居心地悪い。どういう時ムカつくだろう?
上司とか?そういえば、たまに言い方がムカつくな。てか、上司嫌い。
だって、なんだろう、ナメてるよね。バカにしてんのかって。
そうか、小馬鹿にされるのがムカつくんだ。

こんな具合。
普段、理性で制限して口に出さないこと。これらが引き出されます。

すると、今の生活に対する本音、何が不満で、どこが引っかかってるのか、どうしたいのか?
そういった本音がでてくるのです。

不満の理由が具体的にわかってくれば、では、どうやって解消しよう?という思考に自然となる。

もちろん不満ばかりでなくて、何をやりたいのか、今度の週末どこにいきたいのか、というものも見えてきます。

なかには自分でも驚くほど、極めて論理的に答えにたどり着いてしまう問いもあったりします。

なんだ、自分てこんなに考えられるのか、という可能性まで感じさせられます。



こんな感じですかね。

まあ全体としては、思考する速度が少し上がって、スムーズに進むようになった感じはしますね。

書けば思考が進むし、それがわかってるからまた書く、というふうになりました。

まあ考えることが多い人は、モーニングページは役にたつと思います。

記事が1ミリくらい良かったら100円ください