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毎週相場分析

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毎週週末に今週の振り返りと 翌週の相場分析してます。 主にファンダメンタルズを中心に 相場方向性把握の参考になれば幸いです。 不定期でお休みがありますが、 大体旅行に行ってま…
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2024年4月の記事一覧

【ドル円160円へ/株は上昇転換へ?】2024年vol.17 4月22日週振り返りと4月29日週シナリオ戦略

【ドル円160円へ/株は上昇転換へ?】2024年vol.17 4月22日週振り返りと4月29日週シナリオ戦略

今週の話題は、「円安」と「米金利高」

4月26日(金)日銀政策金利決定会合後の植田総裁の会見では、円安をさらに容認するかのような発言で市場に驚きを与えました。4月25日米指標個人消費PCEの結果を受け、米金利は10年債では約4.75%にまで上昇しました。これらの円安加速と米金利上昇によって、ドル円は金曜引けにかけて158円を突破しています。

株式市場は金利高株安でありながらも、先週安値を割るこ

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【株安はどこまで織り込まれているのか】2024年vol.16 4月15日週振り返りと4月22日週シナリオ戦略

【株安はどこまで織り込まれているのか】2024年vol.16 4月15日週振り返りと4月22日週シナリオ戦略

今週は相場材料に欠け、目立った動きはイランイスラエル戦争によるヘッドライン警戒という想定でした。金曜日本時間午前中にイスラエルによるイランへの砲撃報道、核施設への攻撃観測もされたことから、市場は一時リスクオフとなりました。しかしその報道は訂正され、イランがイスラエルのドローンを迎撃したことによる爆発音が拡大解釈されたもの(誤情報)であったことから、中東リスクは緩和されています。

上記の”誤情報”

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【米金利高リスクオフ相場はどこまで続くか】2024年vol.15 4月8日週振り返りと4月15日週シナリオ戦略

【米金利高リスクオフ相場はどこまで続くか】2024年vol.15 4月8日週振り返りと4月15日週シナリオ戦略

今週は注目の米消費者物価指数CPIが市場予測を上振れ、インフレによる金利上昇がメイン材料となりました。雇用や消費だけでなく、イランイスラエル戦争懸念によるオイル高という地政学的な不測要因によって今後のインフレの行方が心配されます。

この金利高に対し株安に反応しており、これは利下げ期待の後退だけでなく、再インフレの警戒まで織り込んできているように思えます。しかし、現状そこまで心配される事態であるの

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【インフレ再燃?FRBは利下げ可能か】2024年vol.14 4月1日週振り返りと4月8日週シナリオ戦略

【インフレ再燃?FRBは利下げ可能か】2024年vol.14 4月1日週振り返りと4月8日週シナリオ戦略

記事が長くなってしまいましたので、時間ない方は目次の[⑤4月8日週のシナリオ戦略]だけ読むといいです。タイトルにもあるように、FRB利下げ可能かについては、利下げ不可能シナリオもあるが、重要なのはインフレ動向次第です。最近のオイル高や雇用だけで判断は早とちりかもしれません。

先週の落ち着きは、"嵐の前の静けさか?"と冗談で言いましたが、ゲリラ豪雨くらいは降ったでしょうか。米市場はこれまで非製造・

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