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「アニメの台詞やスラングが相手に当然通じる」と思っている人は「自分にできることなら誰でもできて当然」と思う人なのか①

ヘッダ画像をお借りしています。

誤解を招く表現

まとはずれな会話をよく見かけます。例えば、何か失敗した相手に「まぁーそうなるな」なんて言いますか?ぼくは言わない。

これは実はゲームキャラクタの台詞なのですが、文字にするとどえらく高圧的だなと思ってしまう。別にぼくはそのキャラクタが嫌いなわけではありません。

ことばを分解すると

・「まぁ」:まるで「この世のすべてを知った人」にでもなったかのような、とんでもない上から目線

・「そうなるな」:頼んでもいないのに結果を予測している、自明の事柄(見りゃ子供でもわかること)に対していちいちご意見を述べている/まるで第二者(発話の対象・相手)が直前に起こした行為が起因して、そのような結果が得られたのだと無責任に責めている

みたいな感じに分けられるでしょうか。

合わさってしまうことでより「上から目線で、頼んでもいないダメ押しみたいな余計なご感想を述べる人」が誕生する。

この事例から教訓を得るとするならば、「『文面で物事を伝えようとすると、その言葉の一面しか捉えられなくて当然だ』というリスクを抱えながら我々は生きなければならない」あたりが得られるでしょうか?色々なご意見があると思うので、もちろん絶対そうだとか賛同しろとかいうわけではありません。ひとまず一例でした。

言葉選びができない人

上記の例が、「何かものすごい失敗もしくは損害を受けてしまった知り合いが居て、同情のつもりで発された」みたいなことも平気であると思います。

つまり先程太い字体で強調表示したように、失敗した人を責める、(言い方最悪ですが)死体蹴りするような意図が発話者に微塵もなかったとしたら?

あまりにも発話者は言葉選びで損していると言えるのではないでしょうか。コミュニケーションが上手くできない人という烙印を押されてしまうかも知れません。

社会では「アニメやゲームの台詞なんてまず出さない」という常識が一般コミュニケーションを成立させるための入国審査官とか防波堤の役柄になっているはずなので、斯様な現象は起こらないとは思いますが……

ただこちらも上から目線で一方的に想像するならば、そういうアニメやゲームの商品を取り扱う店にいる社員が、新しく入ってきたようなアルバイトの人に対して平気でそういう単語を使ったりするようなことはなくもないかも知れないな、と今思いました。「そういう単語に詳しくなっていてもおかしくない企業でそういう単語に詳しくなれそうな商品を扱っているんだから、アニメやゲームから選んだ言葉で会話したって良いだろ」みたいな前提が防波堤や入国管理局を決壊させています。

次回は言ってしまうデメリットについて。

メリットなんてないので書いていません。いやたまたまその単語を知っていた人が相手だったらなんていうか同好の士が見つけられた気分になったり盛り上がったりするでしょうか。

でもそんなの博打ですね。人間関係に博打を持ち込んでいいものか……

※次回でも書いてますが身の回りで起きた実話とかぼくが言われたとかじゃなくて何となく思いついたことです。

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