見出し画像

筋トレに男女の違いがあるのか

筋トレやスポーツの女性の特徴についてのシリーズ①

筋トレ=男性
 だけではないですね。
 ジムでも少数派ではありますが
 女性でも本格的にトレーニングを頑張っている方
 たくさんいます。
 他にも部活や実業団で運動やアスリートとして
 頑張っている方もたくさんいます。

今回は
 筋トレの効果として男女に違いがあるのか
 ・休憩時間
 ・疲労
 ・トレーニング部位の違い
 を報告していきますね。

また
 シリーズ全体としては
 ・月経周期でのパフォーマンスの違い
 ・筋トレや有酸素運動への影響
 ・ピル内服での影響
 をまとめていきますので、気になる方は他の記事も
 参考にしてみてください。

では早速ですが
 まず最初は
 トレーニング経験者の女性に限定した休憩時間についてです。

この研究では
 1RMの75%でペンチプレスを3set実施し
 休憩時間を1分、2分、3分と異なる時間で
 女性と男性でどのくらい差があるのかを比べてみました。


すると
 2set目め3set目も、どの休憩時間でも
 女性の方が男性よりも挙上回数が多く
 特に短い休憩時間でその差が最大となります。
 男性が3分休憩した時の挙上回数と
 女性が1分休憩した時の挙上回数は同じレベルとのことです。

これには
 性別による筋のタイプの違いがあるようです。
 どうやら女性の方が疲労をしにくいようです。

ではもう少し細かくみてみましょう
 この研究では
 女性と筋疲労の関係についてまとめてみました。

1つ目の研究では
 男性465名、女性435名の
 筋タイプの違いについて調べてみました。


すると
 全ての研究で女性の方が
 タイプ1=遅筋線維が多かったようです。
 遅筋線維が多いと
 それだけ筋持久力が高く疲労しにくくなります。
 高い負荷でのトレーニングや、その後の休憩時間の短さは
 このあたりが影響しています。


 
2つ目の研究では
 筋収縮時の筋疲労を
 トレーニング経験者の男性と女性で比べてみました。


すると
 ここでも全ての研究で、女性の方が筋疲労しにくく
 特に肘屈曲=上腕二頭筋
   膝伸展=大腿四頭筋で
 男性との差が大きかったようです。

まとめると
 女性の方が筋疲労も感じにくく、
 男性と同負荷の場合には挙上回数も多く、
 しかも短い休憩時間ですむので、
 総負荷量を高めて筋トレの効果をだしやすくなると
 考えられます❣️

こういった特徴を私たちトレーナーや、トレーニングをする
女性自身も理解することで、筋トレの楽しさを知り、伝え
効率のいいトレーニングになると良いですね💪


筋トレ女子シリーズのスタートです。
 次回は筋トレ女子の
 トレーニング効果の性別による違いの
 エビデンスをお伝えします

ここから先は

2,442字 / 9画像

¥ 990

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?