自由が丘 ネコ日記 「やはりノラ子の寝床が命の支えでした。」
成猫は、1日に14時間ほど眠るそうです。
今までノラ子を相手していて、そんな長時間寝ることがあるのだろうかと思います。連続では無いにしても、外にいる猫が安心して眠る姿をあまり見てないなかったなと。
ボスのメイさんがうちを出入りしていた頃は、カゴとテントを準備して、暑さにも、寒さにも対策をしていました。ノラ子はテントに入るよりも、カゴの方が周りも見まわせ安心出来るようでした。うちのカゴもテントも殆どメイさんしか使いませんでした。
メイさんはボスです。ですから誰かに脅かされることも無かったわけです。(あの大喧嘩の前までは、、、。)
なので、カゴで寝るのも自由、テントも自由に入って、ひっくり返っています。うちの庭に12時間以上、テントやカゴにいることも度々あり、特に雨の日はどこにも行きません。まぁ家に入れてやっても良かったのですが、触れるほどは人に慣れてはいませんし、うちに上がり込むことも無かったのです。
今までメイさんはどこで寝てたんだろうかと考えました。この周辺で12時間以上も寝れる場所なんてあるんだろうかと。外敵やら人間やらクルマやらに囲まれ、寝ることも出来ず、そりゃノラ子の寿命は3、4歳というのはわかります。
僕はノラ子を増やすつもりも無く、ご飯の置きっ放しはやめ、テントやカゴも撤去したのです。
この冬の大雪で、慌ててカゴを買ってきて設置したところ、急激に、キョロたんもクリボーもうちの庭にいつくようになりました。そうなのです、寝床が重要なのです。
メイさんのことを思い出して、外猫に安心を与えるということは、ご飯の準備だけではなく、安心できる寝床を確保することだったのです。もう一つ、重要なことは、ご飯を与える人間がそばにいてやること。どうしたことか、クリボーもキョロたんも僕が視線に入るような場所にいます。そしてずっとこちらを見ています。ご飯の要求だけでは無いようなのです。
庭掃除をしているとそばにきます。特にクリボーは1人でいるのがあまり得意ではなさそうで、何度も何度も通ってきています。そんな性格だから、誰かに捕獲されそうになります。その時、ものすごく人を警戒する時期もありました。
が、また忘れてしまったようです。
クリボーは獣医さんにこの子はとっても頭の良い子と言われているのですが、いやぁそれは無いですと。よほどキョロたんの方が頭が良いです。
完全に成猫になってしまったクリボーに寝床を作り、今、恐らく彼の人生で初めて安心出来る場所が出来ているだろうと思われます。家猫修行時期はそんな安心するなんて出来なかったはずで。
もしかすると、クリボーはもうすぐ家に入りたいとなるのかなと考えております。(保護猫ボランティアの方には2年はかかると言われてはいました。)
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