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自由が丘 ネコ日記 クリボーの家猫修行 21日目 去勢するか、しないのか。

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クリボーの家猫修行 10日目

僕の実家では以前、ブラックのオスのチンチラゴールデンを飼っていて、去勢をしていませんでした。なぜか、当時おばあちゃんが麻酔で目の覚めないネコもいると聞いて、去勢に大反対だったのです。だから去勢しなくてもいいかと僕も考えるようになったのです。

外猫を家猫にする際、ケージを布で視界を塞ぎ、家慣れさせます。1、2週もすれば大概は夜鳴きもやみ、落ち着いて来ますと聞いていました。時には半年も必要な子もいるけれどそれは特殊な事情だと。

だから僕も2週は頑張ろうとしました。あまりの声の大きさに耳栓も効かず、廊下に寝て朝を迎えるを繰り返しますが、1時間に何度かケージから外れてしまう毛布類を被せにいきます。そうしないと物凄い声で、苦情も来かねない状況で。つまりは、殆ど寝ることは出来ないのです。

実家のチンチラゴールデンのタムタム

そして2週間が経過した日、ほんのわずかに声が小さくなった気がしたのです。深夜から午前中鳴きっぱなしだったクリボーも1時間に15分くらいは休むようになってきた。そこでケージを動かしてしまったのです。
これがさらなる悪化を招きます。

クリボーの声はさらに大きく、声が枯れるまでフルボリュームで鳴くようになってしまいます。これが相当にうるさい。徐々に音量が上がるのではなく、突然に全開の鳴き声で始まる。3週間になろうとしていた時です。

リリースかという考えが過ぎるようになりました。
野良の成猫の厳しさ、難しさ。時間に環境にもっと許容してやらなければならず、僕は限界かもしれないと考えだしているのです。身が削れています。(あまり自覚無かったのですが周りが言い始めました。)

3週を過ぎ、最後の手段と思っていた去勢を検討し始めました。僕は出来ればしたくないと思っていた去勢。
もう手が無いよクリボーと話かけ、僕は何軒かの動物病院に問い合わせます。

外猫時代のクリボー、家猫と見間違うほどの落ち着き


クリボーを面倒見てもらった2番目の動物病院では、この段階での去勢は殆ど意味が無く、家慣れ、人慣れして、抱っこ出来るくらいになって、スプレーが厳しいと感じるようになったら去勢しましょうと。
去勢前に血液検査も必要になるので、2度は通って欲しいとのこと、また去勢のスケジュールが詰まっていて、早くともふた月先になります。と、
無理ということだった。。。

すると、ねこけんさんのような避妊、去勢専門病院を利用されてはどうですか?と言われる。
僕はねこけんに連れていけば、確かに当日で去勢が終わるし、費用も安い。でもふと思ったのは、病院にあっちに行ってくれと、拒否されたんだなと感じました。

紹介された溝の口の病院では、問い合わせると丁寧に対応してもらい、やはりスケジュールは1月先まで決まっている。その後ならやりましょうと言われる。ただし、当日に血液検査を行うので、そこでダメなら去勢はキャンセルにさせて下さいと。ひと月先、この病院での手術にしようかと朧げならな考えました。

目黒通り沿いの動物総合病院では、明日、可能ですよとの返事。ここは設備もかなり良く、評判もいいのですが、問題は費用、血液検査、レントゲンに2万円。去勢手術に6万円とのことだった。CTスキャンも完備しているくらいで、やはり金かと。僕はギター買わなきゃクリボーの去勢が明日できるかもと、ギター貯金を切り崩そうと思いました。

去勢しても意味ないかもしれない。じゃぁあとどれくらい待つのか、半年?1年?クリボーが狂ってしまう。。。
物凄い葛藤が僕の中で続きます。。。

クリボーは1日の殆どを高ストレスの中で暮らし、威嚇を続けています。


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クリボーの家猫修行25日目

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