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【ふるさと納税】初回寄附後のフォローが大切な理由

広告施策の激化により、上位自治体との格差がどんどん開いているふるさと納税市場では、リピート寄附者の獲得こそが今後の安定した財源確保にとっての生命線とも言えます。
また、現在のふるさと納税の広告は新規向けのPR広告がほとんどで、どの自治体も同じような施策しか行っていないのが現状です。
一方、既存寄附者に対してのアプローチは意識が低く、実施している自治体は極少数です。
今後は自治体のファンを増やし、2回、3回とリピート寄附いただけるように努力する必要があります。


〇なぜ初回寄附後のフォロー(アプローチ)が大切なのか

ほとんどの自治体が「寄附~返礼品の郵送」の短い期間で寄附者との関係が終了しています。
その結果、自治体<返礼品といった印象が強くなってしまい離反する寄附者が多くいるのです。

リピート施策やっています。という自治体も少なくないです。
特に前年の寄附者に対し、繁忙期前にカタログやパンフレットを送るといった自治体もよく聞きます。
正直に言います。数か月後、1年後の送付は効果が見込めません。

ふるさと納税のリピーター育成において重要なのは“認知”であり、寄附からアプローチまでの期間が空いてしまうと効果は薄れてしまいます。

〇”認知”をもらうためには

「鉄は熱いうちに打て」ということわざがあるように、寄附者の矢印が自治体に向いているタイミングを逃さないようにするべきです。

ワンストップの範囲で複数の自治体に寄付をする寄附者が多い中で、
「寄付後、返礼品が届いて関係が終わる自治体」と「寄附後も自治体情報を配信している自治体」
どちらが印象に残るでしょうか。

例え、自治体に興味がなく、返礼品のお得感から寄附頂いた寄附者でも、タイミングや手法を間違えなければファンになっていただくことは可能なのです。

〇自治体は受動的?能動的?

自治体は【受動的】です。
情報が域内で終わってしまうことが多く、ターゲットを明確にしたPRが下手です。

例えば、最近流行りのふるさと納税のSNS。ここではInstagramにしましょう。
新しくアカウントを立ち上げた際、どのようにPRしていますか?

自治体の多くが、自治体HPや観光関連のHPで「インスタ始めましたー!(^^)/」で終わってしまっています。
勿論、SNSのフォロワーを増やす為に広告予算を組むことはほとんど考えられません。

では誰にフォローしてもらうのか…。
自治体に興味がある、矢印が向いている寄附者ではないでしょうか。

観光や移住も同様です。
ターゲットを明確にせず、不特定多数の人にPRをしても効果は出ません。
「ふるさと納税寄附者」という矢印が向いているターゲットに対し、自治体が【能動的】に自ら動くことが大切です。



◇地域創生サービス「ふるさと-Lab」HP
https://ltv-lab.jp/furusato/


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