#本好き
図書館司書が「『ふしぎの国のアリス』の絵本ってありますか?」に即答できない理由とは?
こんばんは、古河なつみです。
今回は、一見すると簡単な質問なのに図書館司書時代の私が考え込んでしまったレファレンス質問を一つご紹介します。
(内容については少し改変を加えています)
Q.幼稚園の子でも読める『ふしぎの国のアリス』の絵本を探しています。
有名な作品なので、もちろん絵本もあるはず……とお問い合わせが多いのがこの『ふしぎの国のアリス』という作品です。『しらゆきひめ』だって『シンデレラ
図書館司書が「それは書店さんに行った方が……」と思ってしまったお問い合わせの話
こんばんは、古河なつみです。
私が図書館司書をしていた時に利用者の方から質問されて調べると、「それは書店さんに行かれた方がすぐに解決できるのでは……」と思ってしまう事例に遭遇した事がありました。
その一例を今回ご紹介したいと思います。
Q.凪良ゆうさんの「イスパハン」が読みたいです。
凪良さんの近年の作品はどれも話題になるものばかりだったのに、聞きなれないタイトルだったのでインターネットで検索
図書館司書のお仕事「魔法の呪文みたいなタイトルの小説探してるんです」
こんばんは、古河なつみです。
少し前に福井県立図書館さんが出版した『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』という本が話題になりましたが、図書館は本当に「覚え違い」の宝庫です。今回は私が遭遇した事例をいくつか紹介していきたいと思います。
『100万回死んだねこ』福井県立図書館
導入で最初に挙げたこの本が生まれた事で新しい混乱が起きています。
「100万回のねこみたいな本ありますか?」
「ああ
図書館司書のレファレンス集「ぶたたぬききつねねこみたいな本ってあります?」
こんにちは、古河なつみです。
私が図書館司書をしている時に調べ物の相談(レファレンス)を受ける事が多くありました。
その中でもくすっと笑えた事例を一つご紹介します。
(※相談内容については所々単語を差し替えてあります)
「ぶたたぬききつねねこ」みたいな本ってあります?
2021年の夏ごろ、とある女性から問い合わせを受けました。
『ぶたたぬききつねねこ』は「11ぴきのねこシリーズ」でもお馴染みの