コロナが私の生活にもたらした変化:これは、良いことなのか、について、帰国子女の私が思うこと
コロナの第3波が来たといわれる、昨今。
今年のコロナ禍で、大きく私の人生を変えたものが1つある。
それは:
仕事がすべてオンライン or メールのみになったこと。
通勤しないといけない仕事はさっさと辞めた。
我ながら、よく辞めたと思う。
ま、確かに、未だに外で仕事をするときもある。
でも、外で仕事をするときは、相手が
「本当に、出てきていただいてよろしいんでしょうか」
と、とてもとても気を遣ってくれる。
本当は、もっと早くからビジネス・スタイルはこうであるべきだった。
大勢の人が、朝の通勤ラッシュに揉まれて出社し、残業するだけして、お腹を空かせて、終電前に電車に飛び乗る。。
そんな生活は、なにかがおかしい、とみんな早く言うべきだったんだと思う。
でも、考えてみると、20年前に暮らしたカナダやオーストラリアでは、そんな生活だった。
会社員で働いている人なんかそんなにいなかったし、普通に派遣されて働いている人が一家の大黒柱だったし、派遣されて働けるような人材であることを誇りにしている人もいた。
いろんな働き方があって当然だよね、だって、みんな個々の人間なんだもん、という当然の考え方がそこにはあった。
日本は、今回のコロナで、やっとその境地に少し近くなったのではないか。
昔、会社で風邪やインフルエンザが流行ると、すぐにウイルスをもらってくる遺伝子があると医者に言われたことが(これ、ホントの話)。
だから、だれか風邪をひくと、有給休暇をすぐ取っていた。
そのため、有給休暇日数が長いところじゃないと、転職しない。
でも、もはや敵は、社内の風邪の人間だけではない。
電車にいる無症状だけど陽性かもしれない人、すべて。
だから、電車通勤を強制する会社はとっとと辞めた。
ろくに家事手伝いや、恋愛、友達付き合いもしてこず、仕事だけ続けていた私が、仕事なんかやめてどうなっちゃうんだろうと思っていた。
でも、家にずっと閉じこもっていることが、居心地がよかった。
自分のことを上昇志向が高い人だと思っていたが、案外(というより全然)そうではなかった。
先日から少しとある会社で働く風景を見る機会があった。
そしたら、このコロナ禍で、全く職場に来ない人、半分くらい時短で来る人、毎日何事もなかったかのように会社に来る人、と、見事きれいに分かれたそうだ。
まあ、みんな未だに残業をしているのは変わらなかったが・・・
「働く場所」という点で、やっと多様な働き方を認めるようになりつつある日本。
これが、コロナ収束後、元の状態に戻りませんように。
そして、この際、ついでに「働く時間」という点でも、もう少しバラエティーに富んだ働き方を許容する社会になってほしい、とちょっぴり願う。
こういう感じの将来予想本はよくあるけど、もっと大胆な予想をしないのは、やっはり日本が元に戻ると思っているのが根底にあるのかな?
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