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世界がときめく「TOKUSATSU(特撮)」マジック

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#ヒーロー

『快傑ライオン丸(`72)』と九条亜希子

『快傑ライオン丸(`72)』と九条亜希子

 昨夜『快傑ライオン丸』の第1話を観てたら、出来が良くてついついスペクトルマン・・・じゃなかった、成川哲夫がゲスト出演する第3話まで一気してしまった。
 やはりこの作品、特撮時代劇としては群を抜いて出来が良い。先ず展開にダルさがない。第1話はそれこそジェットコースターの様な展開で、戦国乱世とい時代背景を簡潔に描くと、返す刀で魔王ゴースンが主人公たちに差し向けて放った刺客との戦闘。
 苦戦の末にそし

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非ヒーローの特撮作品の可能性について | GO AHEAD -僕の描く夢- 第280回

非ヒーローの特撮作品の可能性について | GO AHEAD -僕の描く夢- 第280回

 みなさんは、特撮ってどんなイメージですか?
 仮面ライダー、スーパー戦隊、ウルトラマン、ゴジラ、スター・ウォーズ、マーベルヒーローなどなど、人の数だけ作品のイメージは変わってくるかもしれません。
 今日、私が考えたいのは、「ヒーローのいない特撮作品は今後成立するのか?」ということです。現在日本では「特撮=変身ヒーロー」という図式が確立されていますが、過去にはヒーローのいない特撮作品も製作されまし

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歴代商法の功と罪 | GO AHEAD -僕の描く夢- 第107回

歴代商法の功と罪 | GO AHEAD -僕の描く夢- 第107回

 残念ながら、多分に意欲的だった「ウルトラマンネクサス」は商業的に失敗に終わった。
 この辺りのことは当時円谷プロダクションの社長を務めていた円谷英明氏の著書「ウルトラマンが泣いている」に詳しいが、残念ながら公平な内容とは言い難い。
 ただ、ネクサスの商業的失敗によって、「ウルトラマンマックス」以降の作品では歴代の作品の“遺産”に頼った作品づくりをしなければならなくなったのは事実である。また、円谷

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