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きっと世界は、もっと自由だから


旅のハイライト


初めてのヨーロッパ、バックパックでの一人旅。何もかもが初めましてで右も左も分からない。
初めての地で見上げた空、電車の乗り継ぎは手汗でじんじんとした。それは緊張とワクワクだったように思う。

生きたいように、やりたいように、行きたいところに気ままに動き回った。(アテネ、ミラノ、スイス、ローマ(バチカン含む))
本当はヴェネツィアに行く予定だったが気分的にスイスの雪嶺を見たいが為に行き先を変えたし、歩き疲れたらベンチで1時間休憩することは多々あったし、同都市に2日間滞在することで気づけるものもあった。

個人的ナンバーワンは、スイスの「ベルニナ急行」という世界遺産の電車の車窓から見た景色だ。赤の車体と白の雪山のコントラストが最高に良かった。
ヨーロッパの水を支えるアルプスの中を140km、標高は2000mの線路を敷いた努力を想像して感動もした。

世界遺産「レーティッシュ鉄道」

また、ヨーロッパの建築の多くは壮大で細やかで、本当に人類が過去に建てたものかと疑ってしまうほどだった。
ミラノのデュオーモとバチカンのサン・ピエトロ大聖堂は建築物で初めて感動した。

ミラノ「デュオーモ」


今回の旅の目的について


自分を取り戻す旅、リセットする旅と位置づけていて、デジタル機器から離れて自分との対話を大事にしようと思っていた。

旅の途中に電話した友人に「なんか自分の言葉で語ってないよね、自分で考えなくなったよね」と言われたのはなかなかにショックだったが、インプットにかまけていたのは事実のように思う。(もとから考える力は弱かったけど)

だからこそ、何を感じ、なぜそう感じるのか、何を疑問に思い、自分は何が好きなのかも考えた。本来学びとはこうあるべきだったと実感させられたし、これから学びたいこともいくつか出来た。(自分は壮大な建築物や大自然が絵画より好きだし、絵画であれば旧約聖書と関連したものが好きだったからもっと深めたい)

世界遺産を生で見たということ、壮大な建築美を肌で感じたということだけで終わらせず、疑問に思ったことは常にメモに残しておき、宿に帰ってから調べた。当たり前だけど自分で疑問に思って調べたものの方が記憶には残るね。

旅中のメモ(思考の記録)


旅をすることで得たもの


今回の旅で学んだことはいくつもある。

「旅をすることで見られない景色と満たせない好奇心があること」「好奇心は原動力に、自分で決断して挑戦したものは原体験になること」「学びの本質は『なぜ』と『これは何?』から始まるということ」(上記記載)「視力がいいこと、地図が読めることよりも危機管理能力の方が役立つということ(気づいたらバッグを開けられていたことがあった)」

もっとある。

「過去でも未来でもなく現在に1番集中している時が幸福であること」「忘がたい一瞬のためにお金も時間もケチらない方がいいこと」「心が揺れ動く瞬間は記憶に残ること」「初めての経験は手汗がじんじんすること」「何事ももっと気楽に、でももっと大胆に」

何十万とお金がかかるから、ヨーロッパを再度旅できるかは分からないけれど、また旅をしたいと思う。

ただ、もちろん後悔もある。

絵画が表すキリスト教の背景知識、自分が伝えたいことを即座に英語にする力があればより深い対話が出来ただろうと思う。
ローマのドミトリーで仲良くなったノマドのお兄さんやスイスで積雪の中、たった2人で電車を待ったお姉さんともほんとはもっと話したかった。

旅でいえば、飛行機はもっと早く予約すべきだし、パスポートの残存期間は必ず確かめなければならないということ。
今回、トランジットを兼ねて入国予定だったアジアの国々はパスポートの残存期間不足により断念せざるを負えなかった。


改めて、世界の広さと歴史の偉大さを思い知った。僕にとっては一世一代の大冒険であった。(やっぱり怖さもあるね)

やりたいようにやって、生きたいように生きる。この世界を生き抜いたことは今後の人生の相当な自信に繋がると信じている。(ヨーロッパ一人旅に比べたら怖いものはないでしょ?)

今回、ヨーロッパに来れて本当によかった。

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