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福井県定住交流課/三津谷勇気さん

飲食店開業のキーマンとなる方にインタビューする「つなぐ人」。福井県での開業準備で心がけることや土地ならではの魅力について、さまざまな分野の方に教わります。今回ご紹介する三津谷勇気さんは、福井県定住交流課で県外からのU・Iターン等移住支援に携わっています。実は近年、東京や大阪など都市部からの移住が増えているという福井県。その秘密について伺ってきました。

★話を聞いた人
三津谷勇気さん/福井県交流文化部定住交流課移住定住グループ 企画主査
定住交流課は県外からの移住定住の相談窓口として、福井での暮らしや仕事に関するさまざまな事業を行っています。
ふくい移住ナビ
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/wakatei/syokuinroku/teiju-koryu.html

プロフィール

1.福井県、2年連続で移住者1000人を超える

福井県では県や市町の移住支援を受けて県外からU・Iターンされた方が2020年度に1000人を超え、2021年度も1018人と過去最高を更新しました。特に関東圏からの移住者が多く、次に関西、北信越、中京エリアの順になっています。

コロナ禍もあり、テレワークなど新しい働き方が浸透してきたことから、移住する年代は20代・30代が6割。特に福井県は子どもの学力・体力が全国トップクラスと教育に力を入れていることもあり、家族で移住される方も増えています。保育園の待機児童ゼロや学校が終わった後も子どもを見てくれる「放課後子どもクラブ」が充実しているなど、出産しても働き続けられる環境が整っているので女性の就業率が高く、キャリアを活かして働き続けることができるのも福井ならではの特徴です。

全47都道府県幸福度ランキング4回連続 No.1の福井県。満員電車がないストレスフリーの通勤、新鮮な魚介や野菜が並ぶスーパー、待機児童ゼロなど、暮らしやすさが魅力

2.ビジネスの可能性を秘めている未開の地

あまりイメージがないかもしれませんが、実は福井県は交通網が発達した場所でもあります。福井―京都は電車(※特急サンダーバード利用)で約1時間半、大阪だと約2時間で到着。また高速道路は米原から金沢、富山方面につながる「北陸道」や若狭町や小浜市を結ぶ「舞鶴若狭道」もあり、都市部への電車や車のアクセスも便利です。

そして何といっても2024年春の「北陸新幹線」の福井・敦賀開業の影響は大きく、現在駅前周辺や市街地の再開発が進み盛り上がりを見せています。東京~福井間が約3時間になるなど、今後首都圏からの往来の増加が見込まれることから、ビジネスの可能性としてもかなり注目されています。

距離感MAP

このような背景もあり、これから福井で新たなビジネスを立ち上げるのは大きなチャンスではないでしょうか。福井県では県外から移住される方への支援として、県・市町独自の「移住支援金」制度があります。さらに移住とともに飲食店を開業される場合は「移住創業支援金」として200万円の助成を受けることも可能です。

また、移住のための下見等にかかる「交通費支援」や、移動費や滞在費の支援を受けながら福井の環境を味わっていただく「お試しテレワーク」も今年度から始まっていますので、いろいろな制度を利用しながら安心して福井への移住を検討していただきたいと思います。

移住を検討されている方に、移住相談や現地案内を行う移住サポーターも心強い味方です!


3.下見やお試しテレワークも歓迎!まずは来てみることから

福井県にはさまざまな魅力がありますが、例えば福井市内であれば車で30分も行けば海や山にも行けるなど、身近に自然豊かな環境があるのは素晴らしいメリットだと思います。実際に移住者のなかでも働く場所はまちなかで、暮らす場所は自然豊かなところで、といったライフスタイルを実現している方もいますね。

また、最近では越前和紙や越前漆器、越前打刃物といった伝統工芸の分野に惹かれて移住する方も。毎年8月には越前市で「千年未来工藝祭」、10月には鯖江市河和田(かわだ)地区で「RENEW」という工芸イベントがあり、普段は入れない工房の見学や職人から詳しい説明を聞けるなど、全国的に注目を集めています。福井の伝統工芸品を使うトップシェフも多いので、ぜひその技術の高さを目の当たりにしてみてはいかがでしょうか。

そして、福井の魅力を語る上で欠かせないのが「食」の分野です。最近ではじゃらんが調査した「宿泊旅行調査2022」の「地元ならではのおいしい食べ物が多かった県」で福井県が1位になるなど、海や山に囲まれた福井の食材は全国にも誇れるレベルだと感じています。福井は共働き率が高いので、実は「お惣菜購入率」が全国でもトップクラス。県民性としては外食率があまり高くありません。しかし、思わず食べに行きたくなるような魅力的な飲食店がもっと増えたらと思いますし、個人的には福井の素晴らしい食材を活かして、ハレの日や日常でも楽しめるデリのお店などができるとかなり需要があるんじゃないかなと思っています。

移住を決めるまでにはさまざまな不安があると思いますが、「実際に暮らし始めると案外そうでもなかった」という声をよく伺います。移住の最初の窓口となる「福井暮らすはたらくサポートセンター」ではどんなささいな質問や相談にもお答えしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。(取材日:2022年6月/石原藍)

移住への相談ステップは…
福井県では福井市内の他、東京、大阪、名古屋に福井Uターンセンターの相談窓口を設置しています。お仕事のこと、住まいのこと、なんでもお気軽にご相談ください。

福井暮らすはたらくサポートセンター
福井市手寄1丁目 4 - 1 AOSSA 7階
TEL:0776-43-6295

東京オフィス
東京都千代田区有楽町 2 - 10 - 1 東京交通会館8階
NPO法人ふるさと回帰支援センター内
TEL:03-6273-4322

大阪オフィス
大阪府大阪市中央区瓦町2丁目 2 - 14 福井県大阪事務所内
TEL:06-6226-1688

京都オフィス
京都市中京区蛸薬師下ル手洗水町678 福井銀行京都支店内
TEL:075-366-3224

名古屋オフィス
名古屋市中村区名駅3-26-8KDX名古屋駅前ビル13階
TEL:052-588-5327

相談窓口


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プロジェクト推進中!お問合せは下記URLから。
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  2)福井県への視察ツアーを企画 
  3)補助金/助成金/移住に関する相談窓口
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