ネガティブな思考のくせをほぐすには
みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・ビジョナリーコーチのフジガッキーです!
きょうのテーマは「ネガティブな思考のくせをほぐすには」です。
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コーチングのストラクチャー(構造)
コーチングを始める際に、ただ漠然と進めても効果はあまり望めません。
コーチングにも型、つまり構造があります。
特にわたしが行っているビジネスコーチングではとても効果的です。
構造としては次の要素から成り立ちます。
➀ 目標(ありたい姿を描く)
➁ 現状(を把握し、そのギャップに気づいてもらう)
➂ 原因(や背景を引き出す)
④ 行動(何から取り組むか)
⑤ アドバイス、フォロー(目標達成意志の確認と力づけ)
この中でも、➀目標と➁現状との間のギャップに気づいてもらい、どの程度のギャップなのかをクライアント本人に言語化してもらうことが最初のステップとしてとても重要です。
というのも、やりたいのは④行動につなげ、⑤アドバイス、フォローでその行動にアツがかかるようにしたいからです!
ネガティブな思考のくせ
上に示したような型を意識してコーチングを始めるのですが、クライアントの方によっては思考のくせ、とくにネガティブな思考のクセを持った方がいます。というか、多くの方がこれに陥っています。
「どうせ自分にはできっこない」
「~したいんだけど、◯◯があってできない」
「やろうやろうと考えてるんだけど、できない」
コーチングの構造でいくと、➁現状と➂原因あたりで、必ずといっていいほどクライアントの方から出てくる言葉です。
思考のくせをほぐすには?
ではどうしたらネガティブな思考のくせをほぐし、最後の行動にアツがかかるようになるのでしょうか?
それが、
「仮置き」の質問です。つまり、
『もし仮に◯◯だったら、◯◯ができるとしたら」という仮置きの質問をして、安易にやらない、できない道に流れるのを防いでみるということです。
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コーチ「じゃあ、仮に値上げを提案したら、あなたの顧客はどんな反応をす ると思いますか?」
クライアント「う~ん、すべてではありませんが難色を示すと思います」
コーチ「すべてではないということは、1社ぐらいは要望を聞いてくれるか もしれないということですか?」
クライアント「そうですね、1社ぐらいはもしかしたら要望を聞いてくれるかもしれないですね」
コーチ「それで仮にうまくいったら、他の既存顧客にも値上げしていく可能性は開けてきますか?」
クライアント「1社うまくいったら、できそうな気がします」
コーチ「それができたら、どうなりそうですか?」
クライアント「業績アップにつながると思います」
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相手が「できない」「ムリ」と思っていることも、思い込みであることや事実と異なる可能性もあるのです。
それを「仮置き」質問を繰り出すことで相手の方に気づきを与え、行動へとつなげていくこともできるのではないかと思います。
現在わたしは、キャッシュフローコーチ養成塾に通っています。
今回の内容は、講師の和仁達也先生の最新刊『プロの思考整理術』をヒントに書いてみました。
いかがだったでしょうか?
思考のクセがほぐれたでしょうか?
ではまた。
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