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ラジオ番組制作講座

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ラジオディレクターやDJを目指す人、自身でYouTubeやポッドキャストでラジオ(音声)での発信をする人へ、専門的スキルを伝授する実践的なアドバイスを紹介する記事を発信してゆきま… もっと読む
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#ラジオディレクター

放送原稿は「噛み様」を防ぐ

放送原稿は「噛み様」を防ぐ

面白い記事を見つけました。

紙媒体の編集マンとしての心得のお話。
文章を書く際のひと工夫が、読む人への「おもてなし」になる。。。という事です。

うんうんと頷きました。

以前、こんな記事を書きました。

放送原稿の書き方についての記事です。
マガジンに入れて有料記事にしちゃったので、肝心の部分が読めないですね(汗)。
以下、丸々転載しましょうね。

■放送用原稿は作文とも学校のレポートとも違う

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ラジオ屋さんのひとり言。。。メッセージ捌き

ラジオ屋さんのひとり言。。。メッセージ捌き

面白いnote記事を目にしました。

リスナーさん目線のご意見。

確かにそうですね。

DJ、パーソナリティのセレクトならボツも諦め付くものの、その手前にDや作家のフィルターが掛けられてると、なんだかモヤモヤするという。

新潟時代、PORTの場合、届くメッセージの数自体が少なかったので、ブース内に入れる割合は結構多かったです。まぁ、こちらがカットしてもブース内や制作フロアのPCでメールを確認出

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【ラジオの原稿】本当にソレで広告効果出ますか?

【ラジオの原稿】本当にソレで広告効果出ますか?

まずはこちら。

※radikoのエリアフリー、タイムフリーからのリンクなので、7月11日以降は聞こえなくなると思います。御了承下さい。

先程、お目覚めに毎週末聴いてる朝の生放送でたまたま聴いたコーナーです。埼玉に特化した情報を伝えるスポンサー枠です。ゲストに迎えた方は自治体のスタッフさん。所謂「素人さん」ですからある程度は目をつぶって聞くとして、会話が辿々しいし、御座います調の喋りが気持ち悪く

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ラジオ制作講座13「情報収集について」

ラジオ制作講座13「情報収集について」

昨日、過去記事などを洗い直して「ラジオ制作講座」シリーズとして整理してて「あー、もうだいたいの事は言っちゃったなあ」と思ってたんですが、大事な事をお伝えしていませんでしたね。それが「情報の確かさ」。

個人での発信だと、好きな人、ファンの人、知り合いが対象だったりするので…その辺が曖昧でも許される事も多いんでしょうが「放送」となると、重要度が変わってきます。全国放送はもちろんですが、県域、圏域のラ

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ラジオ制作講座12「リスナーサービスについて考えてみる」

ラジオ制作講座12「リスナーサービスについて考えてみる」

ラジオっぽい画像ですね。
アメリカのFM局のDJ の写真を見るとよく使われています。エレクトロボイス社のRE20という奴。元々、バスドラ集音用なので重低音、大きな音、吹かれに強いので…声の低い、時々声を大きく張る男性DJに好まれています。特に英語は破裂音(パピプペポ)が多く、それに負けないのでミクシングの際の取り扱いが楽なんですね。日本のスタジオでは殆ど見ませんが…(苦笑)。でもラジオっぽいw ち

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ラジオ制作講座11「レストークの意味」

ラジオ制作講座11「レストークの意味」

■More Music, Less Talk そう言われて久しいですね。
J-WAVEやFM802が開局した頃、第2FM開局ブームの際は…
従来のAMやFMとの差別化の方策として、アメリカのFM局を目標として各局共、洗練された音楽をメインに、それを邪魔しないDJトークが重視されていました。
しかし月日は流れ…今のラジオはAMもFMも違いが無い位、トーク分量が増えました。特に地方局ではFMでもトーク

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ラジオ制作講座9「「読む」と「語る」~DJ論③」

ラジオ制作講座9「「読む」と「語る」~DJ論③」

以前UPした記事で、ラジオの読み原稿の作り方を解説しました。
噛まずにスムーズに読んでもらう為の原稿を作る事が大事だ…と述べました。一方で、以前書いた記事では、ラジオDJに大事なのは”意識のベクトル”をラジオの前のリスナーへ向ける事が大事だ…と述べました。

■矛盾?「読む」と「語る」さあ、ラジオDJを目指す人には難儀な課題です。
用意された原稿に目を落とすと”意識のベクトル”は原稿に向かうのに、

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ラジオ制作講座8「ラジオ原稿とは」

ラジオ制作講座8「ラジオ原稿とは」

いろいろnoteの記事を拝見していますと、放送作家さんが紹介する原稿の書き方とか有りましたので、ちょっと別視点から述べたいと思います。

■放送用原稿は作文とも学校のレポートとも違う学校の国語の授業で皆さんが長年教わった事があると思います。
放送で使う原稿というのは、それとはちょっと違います。

何が違うんでしょう?

「お盆とは」
 日本には古来より夏にはお盆という風習がある。お盆を調べると「祖

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ラジオ制作講座7「改訂:インタビュー術~DJ論②」

ラジオ制作講座7「改訂:インタビュー術~DJ論②」

ラジオDJは、①1人で喋る ②相手と2人で喋る ③原稿を読む …というのがスタジオでのお仕事のパターン。ですが…時に、ゲストをお迎えしたり、街に出て一般の方にマイクを向けるというお仕事も有ります。というか、新米さんはそっちの方が先に振られる仕事だったりします。
ところが、スタジオで1人で喋るより高度なテクニックを必要するのが、この「インタビュー」というお仕事なんですね。困ったもんです(笑)。

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ラジオ制作講座6「改訂:ラジオの「音」2」

ラジオ制作講座6「改訂:ラジオの「音」2」

以前、山下達郎さんが自身の番組内でこんな事を話してらっしゃいました。人気番組なので聞いてた方も多いと思います。
…コロナに影響してのライブ中止とそれに伴う払戻しの告知の後、今回の配信ライブが何故生配信じゃなかったのか?という質問に答えた部分です。達郎さん曰く、放送以上に配信は不安要素が多い事と、生だと音質がしっかり整えられないのが理由だ…と。さらに円盤化しないのも、圧縮された音質だと、ライブのクオ

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ラジオ制作講座5「改訂:ラジオの「音」」

ラジオ制作講座5「改訂:ラジオの「音」」

前回は、DJのお喋りについて、その根本になる事を述べました。
今回も、以前執筆した記事を改訂しながら、今度はラジオディレクターやミキサーの人たち、目指す人たちへお伝えしたい想いです。とはいえ…

■ぶっちゃけ、ベテランの”素人”です以前「ラジオ”私の履歴書”2」の記事で…経歴の話は書きました。
高校・大学と放送部出身ではあるものの…
放送技術について”学校”的な所で学んだ経験は皆無です。
全て”現

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ラジオ制作講座4「改訂:ラジオのトーク法~DJ論①」

ラジオ制作講座4「改訂:ラジオのトーク法~DJ論①」

Noteを始めて最初の頃に執筆した記事には、今回の「ラジオ制作講座」シリーズの括りに入る物が結構多いんですね。そこで、それを改訂した上で、整えてゆきます。今回はDJさんの「心構え」についての記事になります。
ここで述べる事は、誰かから教わったりしたものではなく、完全なる自論です。でも、多分、その本質は突いていると思います。もし、ベテランDJさんが見つけて読んで頂いたら、ご意見頂きたいと思います。

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ラジオ制作講座3「改訂:選曲論」

ラジオ制作講座3「改訂:選曲論」

以下は、以前「選曲論」としてUPした記事です。
今回、「ラジオ制作講座」の1つとして少し手を加えて解説します。

ラジオ番組において一番大事なのは…DJの喋り。
それと共に大きな位置付けになるのが…ディレクターによる選曲です。
AMの場合、殆どがトークで曲は「添え物」程度な事が多いですが…ラジオ電波に加えてradiko配信が一般的になった今、音質面でもFMと同等になった為、AM局でも、音楽をメイン

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ラジオ制作講座2「準備」

ラジオ制作講座2「準備」

さあ、作った企画書が通ってGOサインが出ました。
放送日も決まったら、次にする事は?準備です。
ラジオ番組の「準備」とは?

個人で発信する場合でも、自分の声で出すのであっても
それだけでは、みんなに届ける事は出来ません。
入力装置としてマイクは必要です。
送出装置としてスマホならアプリが要るし、PCなら発信サイトの登録が必要でしょう。声だけならいいけど、雰囲気を盛り上げるには色んな素材があった方

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