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「もやもや」管理システムのつくりかた

つねに何か考えごとをしている。
気になることがあるとすぐに気が散る。
いつも同じことでぐるぐる悩んでいる。

私は昔から書かないと何も悩みが解決しないような人間でした。そんな私が尽きぬ悩みをなんとか処理していくために編み出した「悩み管理法」をご紹介します。


まずはタイマーをセットします。


私はこのタイマーアプリをipadでずっと表示させて、机の前に置いています。


Evernoteを起動します。

スマホかパソコン、使い慣れているほうでいいと思います。

Evernoteがなければ使い慣れたテキストエディタを起動します。


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では、


深呼吸します。


そして、もやもやをとにかく、タイピングし続けます。


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タイマーで、時間がきたら途中でも手を止めます。

ノートのタイトルの上で右クリックして「アプリ内リンクをコピー」しておきます。

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googleスプレッドシートで「もやもやリスト」をつくります。


・今回のもやもやにタイトルをつけます
・もやもやの内容と結論を書きます
・今回書いたもやもやのURLを貼り付けます


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・もやもやを次にチェックする日次を決めます。

まだ考えたりない、と思うなら明日でもいいし、だいぶ考えたな、一応の結論がでたな、ちょっと様子をみようかな、と思えたなら、1週間後とか1ヶ月後にします。



さて、ここからがけっこう重要です。

期間を決めたら、「次の検討日がくるまでもう考えなくていい」と口に出すか、頭の中でつぶやきます。ささいなことのようで、ここが一番大事だという直感があります。

潜在意識、あるいは無意識、ダニエル・カーネマンの「システム1」、もうひとりの自分、爬虫類脳、呼び方は色々ありますが、私はなんとなく、それのことをより純粋でより子供っぽい存在をイメージしているので、便宜上”その子”とよびます。

"その子"を納得させるためには、明確に言葉にして、宣言する、というのは経験的にも効果があると感じています。

あなたが思うよりずっと、あなたの中の"その子"は真面目で優柔不断です。きっちり言葉で明言してあげないと、「もっとちゃんと考えとかないとだめじゃない?ねぇだめじゃない?」と、四六時中、せっついてきます。その子はとても不安がちなのです。わかりやすい言葉ではっきりと意図を伝え、安心させてあげてください。


さて、生活していれば、「次の検討日がくるまでもう考えなくていい」と言い聞かせてみても、心配性のその子は、きっとあなたに何度もリマインドをしてくるでしょう。その時はこうお伝えください。「もう十分検討したから、次の検討日がくるまでは考えなくて大丈夫だよ」

それでも収まらないというときは、「もやもやリスト」の出番です。まずまとめを見て、その子と一緒に考え抜いた思考の流れをもういちど確認しましょう。

そしてevernoteのリンクをひらき、前回の続きに日付を書き込み、今の思いをまたそこに書き付けておきます。

これを繰り返しているうちに、少しずつ 少しずつ、あなたとその子は、「思考の流れ」を身体で暗記するでしょう。すると、悩むにしても以前のように浅い部分で悩むのではなく、暗記した部分はすばやく思考をたどり、より深い、その先の部分について悩むことができるようになっていきます。

まぁどっちにしろ悩むこと自体は辛いのですが、悩みの質が違います。より深く、より発展的に悩むことが出来ているわけなので、以前と比べたらはるかに密度の濃い、時間の使い方をしています。

悩むことはやめられなくても、悩みの質を高めることは出来るわけです。

次の検討日がきたら

さて、たまに思い出してモヤったりしつつも、「もう考えなくて大丈夫」といい続け、次の検討日がきたら、やはりevernoteを開きます。

そして日付を追記して、今の気持ちを書いていきます。


これを続けているうちに、あるとき、検討日を忘れてしまったりするかもしれません。もう、考えるのがめんどくさく感じるかもしれません。特にもう書くことがないな、とおもうかもしれません。

なるほど。

おめでとうございます。

それはもう、もやもやがしっかり、経験値として吸収されたということです。

長い間、おつかれさまでした。

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