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趣味と仕事を分けるべきか。仕事とプライベートを分けるべきか。


仕事と趣味は分けるべきか?
仕事とプライベートは分けるべきか?

20代の頃は当然分けるべきだと思っていた。

でももうそろそろ36歳という夏。気づいたら、

やりたいことしかできない身体になってしまっていた。
好きな人としか仕事ができない身体になってしまっていた。

なのでもう一生、やりたいことでお金を稼ぐしかないし、好きな人と一緒にお金を稼ぐしかない。



大学卒業後、公認会計士試験の勉強を2年くらいがんばったけど、結局受からなかった。しかし当時、息抜き(現実逃避)ではまり込んだTwitterのつぶやきが出版につながったりして、今はそれが仕事になっている。

その後Twitterで生計を立てて暮らしていてしばらくすると、友人と会社を経営することになった。けっきょく会計の知識がいきて、今は会社の財務を担当させてもらっている。

勉強からの現実逃避だったTwitterが仕事になったり、もう使わない、全く無駄になったと思っていた会計の知識を、7年越しで使うことになったり。

人生、何がどう、いつ役に立つか本当にわかったもんじゃない。全く予定通りにいかない。


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人間関係におけるプライベートと仕事の境目も曖昧だ。

パートナーにはwebのデザインをお願いしたり、一緒にイベントを企画、運営したりしている。つまり、恋人と一緒に仕事をしている。

そして会社を経営している仲間とは、ゲームしたり飲みに行ったり、将来何になりたいのー?みたいな話もするから、友達といえば友達だ。

会社の経営というものに携わってみて、色々な危機的状況に見舞われたりもしたけど、こんな局面、運命を共にする覚悟ができるくらいの間柄じゃなきゃ、とても乗り越えられないよな……と、何度も思った。



趣味と仕事を分けるべきか。仕事とプライベートを分けるべきか。

これほどまでに仕事が多様化し、今後益々多様化していくであろう時代で、しかも100年も生きる、ということを踏まえて考えると、分けるか分けないか、という議論自体、ナンセンスなんだろうな、というのが最近の考え。

どこかで必ず交わっちゃう。

ということを前提にして考えると、よりお金が稼げる仕事を、とか、より人のためになる仕事を、とかいくら頭で考えて、いくらかっこよく自分の人生をデザインしようとしてもあんまり意味はなくて、結局は

「誰から言われなくても勝手にやってしまうこと」

に人生は収束していくように思う。

会いたい人とか尊敬する人とかこんなふうになりたい人とか、そういう人に意識的に近づこうと頑張っても、結局は

「なんとなく連絡をとってしまう人」「話をしたくなっちゃう人」

との時間に、人生は収束していくように思う。



読みたい本がたくさんあります。