心脳迷宮ANNEX

心脳迷宮ANNEX

マガジン

  • 地質に関する資料

    日本各地700箇所以上の砂のサンプルを博物館で撮影するなどして、地質に関する映像資料を提供します。

  • エッセイ

    タイトルの写真は,放散虫です。

  • フィネアス・ゲージ by A.Damasio

    鉄道工事中の事故で鉄の棒が左頬から頭部を突き抜ける重傷を負い、一命をとりとめたが、人格が変わってしまったフィネアス・ゲージ。彼に何が起こったか、脳科学者であるアントニオ・ダマシオが探求して記した「生存する脳」から抜粋して紹介する。腹内側前頭前野の機能を考えるために不可欠の事例である。

  • 絶食療法の科学

    飢餓という生命の危機に直面することで、身体にもともと備わっている危機対応の仕組みが発動し、生命維持のシステムが省エネモードに切り替わる。行き過ぎた免疫機能の結果である自己免疫疾患やアレルギーなどは、省エネモードでは免疫機能が抑制されて、病状が改善されるようである。絶食には、ヒトの潜在力を引き出す様々な力が潜んでいる。

  • 東日本大震災翌日の朝刊

    先日、部屋の片づけをしていたとき、段ボールの下に敷かれた古新聞を見たら特別の日のものでした。この震災がトラウマになっている人など、心にさまざまな思いが刻まれている人も少なくないでしょう。危機はヒトの心を悪い方にも良い方にも変える端緒となると思われます。

最近の記事

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富士淺間神社付近

富士淺間神社付近

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マガジン

  • 地質に関する資料
    19本
  • エッセイ
    13本
  • フィネアス・ゲージ by A.Damasio
    12本
  • 絶食療法の科学
    5本
  • 東日本大震災翌日の朝刊
    1本
  • 認知バイアス 実例集
    31本

記事

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    砂鉄サンプル8種(背景は1ミリ方眼)

    砂鉄サンプル8種(背景は1ミリ方眼)

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    稲村ヶ崎の黒い砂

    稲村ヶ崎の黒い砂

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    大磯の小ぶりの礫を拡大してみる

    大磯の小ぶりの礫を拡大してみる

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    謎多き葉山(神奈川県)の砂鉄 ~大磯の砂鉄等を追加

    謎多き葉山(神奈川県)の砂鉄 ~大磯の砂鉄等を追加

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    砂鉄比較 糸魚川(新潟県)・稲村ヶ崎(神奈川県鎌倉市) ~小豆島の砂鉄を追加

    砂鉄比較 糸魚川(新潟県)・稲村ヶ崎(神奈川県鎌倉市) ~小豆島の砂鉄を追加

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    湯呑 青備前の周辺 普段使い

    湯呑 青備前の周辺 普段使い

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    糸魚川のヒスイ

    糸魚川のヒスイ

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    悪夢または睡眠時に生じる不安

    睡眠中に不快な夢から目覚め、自らの心身の状態に目を向けると、心悸亢進や発汗など交感神経の高まりがうかがえることが、ここ10日の間に3回ほどあった。それ以外に、たとえば過去に住んでいたことのある家の間取りがどうだったか思い出せないことから心が乱れるといった強迫症状も若干出ることがある。 2年ほど前、この症状が深刻だったとき、セロトニン不足によるものと自己判断し、対処方法を検討した。SSRI等のセロトニンを増やす薬を処方してもらったほうが良いかと考えるほどであったが、多くの精神科

    悪夢または睡眠時に生じる不安

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    備前  伊勢崎淳 作  花生

    備前  伊勢崎淳 作  花生

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    一筋縄ではいかない人々(改心)

    人は誰しも多かれ少なかれ何らかの悩みや心の問題を抱えて生きている。施設に収容されている人も同じであるが、抱えている問題がやや複雑であったり大きかったりするケースが多いのではないかと思う。 気持ちを抑えきれなくなって大声を発したり部屋の物を破壊するなどの派手な動きに出るような人がいるかと思えば、書類やトイレットペーパーを食べて腹痛を訴える人、髪の毛を少しずつ抜くなどの自傷を繰り返す人、職員の目を盗んで食べ物を隠し持つ人、そして自分の便をゴミ箱に入れて過ごすといった想像を超える

    一筋縄ではいかない人々(改心)

    一筋縄ではいかない人々(信頼)

    閉鎖施設の中には、職員を悩ませる様々なタイプの人々が存在する。 例えば、統合失調症や薬物乱用後遺症などの精神科領域の変調ゆえに、自らが他者から殺害される恐怖にとらわれるなどして、自身の生命を守ろうと必死で逃げたり攻撃したりする人がいる。こうした人々は、客観的には安全が十分に確保されている閉鎖空間にあるにもかかわらず、自分が脅かされている差し迫った状況にあるとの確信(妄想)に支配されているので、その恐怖から逃れるために身辺にあるものを脅威を感じる方向に投げつけ、壁を殴る蹴るな

    一筋縄ではいかない人々(信頼)

    進化する日本酒たち

    初期のノンアルコールビールはお世辞にもうまいと言えるものではなかった。だから、買ってはみたものの、飲む気にならなくて放置していた。ある日、いつまでも飲まないのなら捨てた方がいいのではないかと思ったその時、安ウイスキーを入れて飲むことを思い付いた。 どうせうまいものではないとの先入観を捨てきることはできず、ノンアル独特の香りというか味というか、そういったものも多分に残っていた。しかし、なぜか「こういう味もありかな。」と思える自分がいた。 ウイスキーがノンアルコールビールの味

    進化する日本酒たち