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運動習慣を支えるのは、日頃の自転車!

#20231127-301

2023年11月27日(月)

 車のない我が家の移動は徒歩自転車、もしくはバスや電車といった公共交通機関だ。
 バス停が近いので便利だが、本数が多くない。乗り遅れてしまい、目の前で行ってしまった場合、次のバスを待つより自転車で行ったほうが早く着く。
 だが、バス賃が高い。
 ノコ(娘小4)が習い事に行くとなると、まだ保護者の送迎が必要なため、子どもと大人のバス賃がかかってしまう。
 自転車が時間にも懐にもやさしいのだ。

 小学校低学年のあいだ、ノコは寒くても暑くても文句ひとついわずーーその点はえらく感心していたーー自転車にまたがっていた。自転車に乗れるようになったばかりだったから、嬉しかったのだろうか。
 それが小学3年生後半あたりから渋るようになった。
 4年生になった今は、「ヤダ」ばかり。
 「面倒くさい」「バスがいい」「寒いし」「暑いし」。
 出掛けに渋り、習い事から帰る際にも渋る。自転車を置いて帰れないのになんとも諦めが悪い。
 それでも晴天が続けば、習い事での往復であれ、まとまった距離を自転車で走る機会も増える。
 家の周りを遊び場である公園から公園までチョロチョロ自転車で走っている子より走行距離は長いはずだ。

 こういった日々の積み重ねのおかげか、先日は無事自転車イベント(GRAND CYCLE TOKYO レインボーライド)も完走した。小学4年生女子で55kmも走ったのだ。

 子どもたちが習い事のダンス教室から出てくるのを待つあいだ、ほかの母親たちと話していたら、家で練習することはないという。習い事から帰ると、「疲れたと寝転がっているそうだ。
 ノコは根っからの踊り好きなのか、帰宅した後も寝るまでトントコトントコ、ステップを踏んでいる

 我が家のお出掛けは、なかなかハードだ。
 朝に家を出て、夜帰宅するなんてざらだ。車がないので、公共交通機関となれば立ちっぱなしも多い。私たち親が引きずり回しているのだから、いえた義理ではないが、私の子どもの頃であればついていけなかったと思う。
 ノコがついてくるものだから、こんな行程が普通だと勘違いしていた。
 むーくん(夫)に告げる。
 「ノコさんって、体力あるほうみたいだよ」
 我が家で一番の体力があるむーくんは、何をいってるんだ、という顔をする。
 「今日ママさんたちと話してたらさ、習い事から帰った後、夜寝るまで踊っている子はいなかったよ」
 
 そこで先日読んだnoteの記事のことを思い出す。

スポーツをやっていても運動不足の子っているんですよ。
例えば、地方在住の子どもたちって、練習場まで親に車で送り迎えをしてもらっている子がほとんどなんですよね。つまり、練習場を往復する間は運動不足になっているんです。
でも、自転車で往復するのであれば、それは立派な運動になります。

「子どもが運動しないのは、親が運動していないから」体操のお兄さん・佐藤弘道さんが考える"子どもの運動不足問題"とは <木曜日の相談室 vol.29>

 習い事先の子どもたちは、電車か車で通っている。電車を使う子どもの場合、自宅が駅に近いか、駅とのあいだは車での送迎だ。
 ダンスはアートであり、スポーツでもある。
 レッスン日には体を動かし、スポーツをしているものの、日常において運動をしていないのだろう。
 ノコが自転車で駅まで行くのを強く拒むと、説得するのが億劫になる日もある。でも、おそらくこれがノコの運動習慣につながっていたようだ。
 先日の自転車イベントで、私たち夫婦のロードバイクについていたボトルホルダーと時速や走行距離が計測できるサイクルコンピュータを見、ノコは俄然自分の自転車にもつけてほしくなった。自転車での移動を「ヤダヤダ」いっていたのに、ここ数日は「自転車って楽しいなぁ~」といっている。

 ロードバイクに乗せたい野望はないが、一緒にサイクリングをできるくらいの脚力があると、家族3人での楽しいひとときが増えると思うのだ。

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