まーみ

名刺に書いているのは 「(某)大学 地域共創・人材育成研究所 学外研究員」 「学習法コ…

まーみ

名刺に書いているのは 「(某)大学 地域共創・人材育成研究所 学外研究員」 「学習法コーディネーター」 「地域共創コーディネーター」 です。 情報を無意識に受信してしまうアンテナ過多傾向アリ。 少し前向きになれることを書こうと心がけながら、日々のテーマについて書いています。

マガジン

  • 自分のことなど

    私自身のことを書いています・・・

  • 認知処理スタイル(同時・継次)を活かした学習

    私が魅せられて離れられないテーマ。気づいたことなどを書き留めています。いつか、全国の人の「気づき」を集積するプラットホームを作りたい。

  • 中3専門学習塾の経験から

    2007年から2016年まで運営していた「中3専門学習塾」での経験や考えたことを書いています

  • 52歳の田舎のおばさん留学記

    2017年頃に留学奨学制度を使って留学した経験を、生活面を中心に振り返っています。

  • ”学習プロセスコントロールの支援”の実践

    私が実際に大学で行っていた実践と雑観(2021年度〜2023年度) 新しく始める学習支援の実践と雑感(2024年度〜)

記事一覧

固定された記事

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学びが楽しいとは、 ひとつに、知的好奇心をそそられること、 ひとつに、目標があるなら、それを達成すること、 そして、学びのプロセスを自分でコントロールして楽しむこ…

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17

多様性、どこから始まりどこへいく〜魂の叫びシリーズ〜

(いつも、なるべく正確であるとか、公平であるとか、冷静・論理的(私なりに)であることを意識してnoteを書いているのですが、時々、感情的な面も書こうかな、と思って”…

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11日前
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継次の人>学習計画を立てることを支援する(そういう支援が大事だと気付かせてくれた塾の卒業生の話)

到達目標のある学習のためには、”学習計画”が必要だ。 学習計画というのは「学習手順を明確にする」ということだ。 継次処理の人は、手順がはっきりしていれば、うまく取…

まーみ
13日前
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2017年。アメリカ横断皆既日蝕。大学の授業は休み(52歳の田舎のおばさん留学記;番外編)

今朝、テレビのニュースを見ていたら、昨日はアメリカで皆既日蝕が見られたとかで、嬉しそうに空を見上げるアメリカ国民が映し出されていた。 前回は7年前の2017年。私はア…

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2週間前
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軽い気持ちで参加したツアー。行きは良い良い帰りは・・・(52歳の田舎のおばさん留学記21)

アメリカ上陸2日目。アメリカに馴染むために(?)シカゴのホステルにあったボランティア「歴史博物館ツアー」に参加した話です。 午後1時半。 ホステルのインフォメー…

まーみ
2週間前
11

同時処理傾向のある人は、情報が1枚に収まっている方が良い(仮説)

同時処理傾向のある人は、情報を取り込む時、 文字の羅列よりは→表で 表だけよりは→矢印などで思考に動きがある ページをまたいだ説明よりは→その単元が見開きや紙1枚…

まーみ
2週間前
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困っている人が、”支援者”に「助けて」と言うまでに

「困っていたら声をかけてね」 と発信することはとても重要だ。 今困っている人に対して、 支援している人が存在する、ということを知らせることになるし、 繋がろうと思え…

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1か月前
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ディスレクシアが強く疑われる中1生の指導覚書

「書き」に強い困難が見られる中1生。 読書はよくしていて、知識や理論(理屈)も強いが、成績は学年でもほぼビリみたいな感じらしい。 先日、本人に会って、少し話をし、…

まーみ
1か月前
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中3専門塾で、たまに使った早押しピンポン

中3専門塾で使っていた早押しピンポン。 少し利用してみたいことがあって、今日、棚の奥から引っ張り出しました。 調子の悪いものがあるので、電池を変えたり、分解して調…

まーみ
1か月前
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できるところより、「少し」難しいところを学ぶのが効果的(発達の最近接領域)

アメリカ留学の奨学制度を利用するための面接の中で、 初めて「教育心理学」という言葉(学問領域)を知った7年前の私。 アメリカでの冒険を経て、近場の大学院修士課程…

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1か月前
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アメリカに馴染むために、シカゴの歴史博物館ツアー<実費のみ>、に参加することにしてしまった(52歳の田舎のおばさん留学記20…

私がシカゴで泊まったのは、Hi Chicago Hostelというところです。8人部屋や10人部屋で大丈夫な人なら、一泊3000円代でシカゴの中心に泊まれます(朝食付き!)。 私は、入…

まーみ
1か月前
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同時の人は継次の人を「コツコツ型」と思う(コンプレックスバージョン〜大学院生と話して〜)

昨日、高校の理系のベテランの先生であり、かつ探求型授業についての修士論文を書こうとしている大学院生と話す機会があった。 論文作成(研究)がうまく進んでいない様子…

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1か月前
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子どもの自主的受験が、家庭の崩壊防止のためだったりする

(写真はO-DANより。UnsplashのJess Zoerbが撮影した写真) 「自分からやりたいと言ったんです」 「頑張りたいんだよね?」 「私たちは、自由にさせているつもりなんです…

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1か月前
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ここは日本の田舎町じゃないので・・・(52歳の田舎のおばさん留学記19)

私が現在住んでいる所は、新幹線の通っていない城下町、というのも既に憚られる気がするくらい”簡素”になってしまった街です。「町はずれ」という言葉は子どもの頃読んだ…

まーみ
1か月前
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留学記、再開します(52歳の田舎のおばさん留学記番外編)

留学記、約1年ぶりの更新です。 昨年、このシリーズを書いている時は、 ちょっと軽妙な雰囲気で書いておりましたが、 自分としては、トラウマになるかさぶたを「大丈夫か…

まーみ
1か月前
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同時処理傾向の人>丸暗記をしなくてはならない時は、大きめカードと太めペンで。

同時処理傾向の人は、単調な丸暗記が苦手なことが多い。 英単語は書いても書いても覚えられないし、 歴史の用語も覚えても覚えても、こぼれていく。 一問一答形式の問題集…

まーみ
1か月前
3
固定された記事

このnoteは、「学習プロセスのコントロール」支援を中心に書いています

学びが楽しいとは、 ひとつに、知的好奇心をそそられること、 ひとつに、目標があるなら、それを達成すること、 そして、学びのプロセスを自分でコントロールして楽しむことがある、 と、私は思う。 自分で自分の学びのプロセスをコントロールするのは面白い。 学びのプロセスとは、つまり、学習方法だ。 学びのプロセスをコントロールするとは、 自分に合った学習方法を自分で作っていくということだ。 そして、それを日々、状況によって変えていくことだ。 ただ、この「学びのプロセスをコントロール

多様性、どこから始まりどこへいく〜魂の叫びシリーズ〜

(いつも、なるべく正確であるとか、公平であるとか、冷静・論理的(私なりに)であることを意識してnoteを書いているのですが、時々、感情的な面も書こうかな、と思って”魂の叫びシリーズ”という言い訳をつけて書いてみることにしました) いつも、「同時」だの「継次」だの、固い言葉で書いているけれど、 この話を噛み砕いて周りの人にすると、 たいてい、ものすごくウケる。 笑ったり、そうそうそう!と言ったり、だったらこれもそうかな? なんて、話が止まらない。 血液型とか星座とか、そういう

継次の人>学習計画を立てることを支援する(そういう支援が大事だと気付かせてくれた塾の卒業生の話)

到達目標のある学習のためには、”学習計画”が必要だ。 学習計画というのは「学習手順を明確にする」ということだ。 継次処理の人は、手順がはっきりしていれば、うまく取り組めることができるのだが、その前段階にあたる「”手順”を自分で作ること」は、比較的苦手である。 このあたりに支援が必要なことがある。 やるべきことを、日数で割る。その方法に気づかない それを教えてくれた塾の卒業生(継次傾向が強い人の例1) 修士時代(54歳頃)に、私の学習塾卒業生で「これぞ同時処理傾向の強い人!

2017年。アメリカ横断皆既日蝕。大学の授業は休み(52歳の田舎のおばさん留学記;番外編)

今朝、テレビのニュースを見ていたら、昨日はアメリカで皆既日蝕が見られたとかで、嬉しそうに空を見上げるアメリカ国民が映し出されていた。 前回は7年前の2017年。私はアメリカにいた。 今回は2024年。次回は2045年だそうだ。 21年後。私、生きてるかなぁ・・・。 そう考えると、2017年の皆既日蝕をアメリカで見たことも、結構貴重な経験に思えてきた。 ニュースでは、皆既日蝕による経済効果は1兆円弱である、としていた。 なるほどー! わかる気がする・・・。 2017年8月21

軽い気持ちで参加したツアー。行きは良い良い帰りは・・・(52歳の田舎のおばさん留学記21)

アメリカ上陸2日目。アメリカに馴染むために(?)シカゴのホステルにあったボランティア「歴史博物館ツアー」に参加した話です。 午後1時半。 ホステルのインフォメーションセンターの前に集合する。 メンバーは、まず、メキシコから来た二人はキャンセル。 ドイツからの若い女性一人。アメリカユタ州からの高校卒業旅行というティーンの女性二人組(「大学には行かないの!」と言っていた)。それから、カリフォルニアのなんたらの委員会に民主党から立候補するという日系の女性Okuzumiさんと、私で

同時処理傾向のある人は、情報が1枚に収まっている方が良い(仮説)

同時処理傾向のある人は、情報を取り込む時、 文字の羅列よりは→表で 表だけよりは→矢印などで思考に動きがある ページをまたいだ説明よりは→その単元が見開きや紙1枚に収まっている 方が理解や記憶に効果があると考えている。 同時処理は、「視覚型」とも言われる。 私は同時処理を語る時、あまり「視覚型」と言いたくない、と思っている。 「視覚型」という言葉からイメージする範囲が広すぎるので、少しずれた使い方をされているように思う例があるからだ。 でも、上記の事柄は「視覚型」と言われる

困っている人が、”支援者”に「助けて」と言うまでに

「困っていたら声をかけてね」 と発信することはとても重要だ。 今困っている人に対して、 支援している人が存在する、ということを知らせることになるし、 繋がろうと思えば繋がれる、と知っていることは、何かが起こった時や何か行動するときの安心材料や自信につながるからだ。 けれど、 「いつでも相談に乗るよー」 と支援室の椅子に座っていても、 ”困っている人”はそこに来るまでに様々に葛藤する。 「援助要請プロセスの段階」というものがある。 様々な研究から一定程度の結果がそこにまとめ

ディスレクシアが強く疑われる中1生の指導覚書

「書き」に強い困難が見られる中1生。 読書はよくしていて、知識や理論(理屈)も強いが、成績は学年でもほぼビリみたいな感じらしい。 先日、本人に会って、少し話をし、 もし、本人の気が向いたら、学習指導を始めるかもしれない。 まだ、教え方がしっかり定まっていない、 というか、本人の内的外的状況を見ながら、本人と話し合いながらどう学んでいくか決めていくことになるだろう。 でも、私の方ではある程度、心構えを作っておかないと、繊細な学習者を傷つけてしまうことになるかもしれない。 そこ

中3専門塾で、たまに使った早押しピンポン

中3専門塾で使っていた早押しピンポン。 少し利用してみたいことがあって、今日、棚の奥から引っ張り出しました。 調子の悪いものがあるので、電池を変えたり、分解して調整したり。 まぁ、今回は大人が使う予定なので、多少不具合があっても大丈夫でしょう。 これが中学生となると、違います。 この早押しピンポンを配るや否や、ピンポンピンポン鳴らしだし、 「先生!オレのだけ、ちょっと反応遅いんですけど!」 と、大不正を告発するかのような口ぶりで、口をとんがらせて抗議してきます。 「私の、鳴

できるところより、「少し」難しいところを学ぶのが効果的(発達の最近接領域)

アメリカ留学の奨学制度を利用するための面接の中で、 初めて「教育心理学」という言葉(学問領域)を知った7年前の私。 アメリカでの冒険を経て、近場の大学院修士課程に入り、教育心理学あたりのことを研究した。 その研究過程で、何より良かったのは、 10年間の学習塾運営の中で、自分のやってきたことに、「言葉」がついたことだ。 大学に私のやりたいことの専門の教員はいなかったので、ほぼ独学だったが、様々な文献や論文を読み漁るうちに、「あの時やっていたことは、この言葉(概念)で表現できる

アメリカに馴染むために、シカゴの歴史博物館ツアー<実費のみ>、に参加することにしてしまった(52歳の田舎のおばさん留学記20)

私がシカゴで泊まったのは、Hi Chicago Hostelというところです。8人部屋や10人部屋で大丈夫な人なら、一泊3000円代でシカゴの中心に泊まれます(朝食付き!)。 私は、入院する時も「できれば大部屋」が良く、寝る時以外はカーテンを勢いよく開け放して、隣のベッドの人とも多少は交流したい、と思うタチでしたので、一人で1室のホテルより断然こっちの方が好みでした。 予約は、Booking.com。 あ〜〜。本当、訳分かってない田舎のおばさんだったと思うのですが、Book

同時の人は継次の人を「コツコツ型」と思う(コンプレックスバージョン〜大学院生と話して〜)

昨日、高校の理系のベテランの先生であり、かつ探求型授業についての修士論文を書こうとしている大学院生と話す機会があった。 論文作成(研究)がうまく進んでいない様子だった。 「人文系の論文て、よくわからない。」 そんな彼女の話を丁寧に聞いているうちに、私にとって気になる表現にぶつかってしまった。 「私って、一つの章のことを考えていても、他の章について思考が飛んじゃって、いつまでたってもまとめられないんです」 自分の悩みについて語る中で、あちこちに思考が飛ぶ、という表現をするのを

子どもの自主的受験が、家庭の崩壊防止のためだったりする

(写真はO-DANより。UnsplashのJess Zoerbが撮影した写真) 「自分からやりたいと言ったんです」 「頑張りたいんだよね?」 「私たちは、自由にさせているつもりなんですけど・・・」 「私たちは、どちらでもいいんです」 こちらが聞いてもいないのに、親御さんがこう仰った時、私は少ーし警戒する。 取り越し苦労だったらいいな、と、心から思うけれども、 学習するために私の元を訪れた生徒を、注意深く見るようにしている。 大学受験となれば、18歳くらいだし、そろそろ全て

ここは日本の田舎町じゃないので・・・(52歳の田舎のおばさん留学記19)

私が現在住んでいる所は、新幹線の通っていない城下町、というのも既に憚られる気がするくらい”簡素”になってしまった街です。「町はずれ」という言葉は子どもの頃読んだ児童書などで知っていましたが、ここ(夫の実家がある)に40歳頃に引っ越してきたときに、「町はずれ、って今の日本に本当にあるんだ!」と感動!しました。 「そこのケーキ屋に行きたいの? ちょっとわかりにくいかな。街は出る。そして県道から曲がって”3つ目の集落”のはずれにあるんだよ」なんて言えちゃうのです。 そんな私が、「そ

留学記、再開します(52歳の田舎のおばさん留学記番外編)

留学記、約1年ぶりの更新です。 昨年、このシリーズを書いている時は、 ちょっと軽妙な雰囲気で書いておりましたが、 自分としては、トラウマになるかさぶたを「大丈夫か」「大丈夫か」と剥がしながら、こわごわ書いている感じでありました。 書きながら癒されているところもあり、 1年前の記事を書き終わったところで、かなりトラウマから解放され、 書き続けるエネルギーが途切れたのでした。 が、 最近、これらの記事を読み返してみて、 「なんか、結構面白いじゃん!」 と、自分で思い、 前とは

同時処理傾向の人>丸暗記をしなくてはならない時は、大きめカードと太めペンで。

同時処理傾向の人は、単調な丸暗記が苦手なことが多い。 英単語は書いても書いても覚えられないし、 歴史の用語も覚えても覚えても、こぼれていく。 一問一答形式の問題集で答えを覚えていくのも好きでない、 と訴える人が多いと思う。 それでも、時間的制限や与えられた情報の性質によって、 「丸暗記」をしなければならないことがある。 そんな時、勧めているのは、 大きめのカードに太めのペンで、その用語を書くことだ。 逆に言うと、市販の「単語カード」などにボールペンなどで覚えたい単語を書いて