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2017年。アメリカ横断皆既日蝕。大学の授業は休み(52歳の田舎のおばさん留学記;番外編)

今朝、テレビのニュースを見ていたら、昨日はアメリカで皆既日蝕が見られたとかで、嬉しそうに空を見上げるアメリカ国民が映し出されていた。
前回は7年前の2017年。私はアメリカにいた
今回は2024年。次回は2045年だそうだ。
21年後。私、生きてるかなぁ・・・。
そう考えると、2017年の皆既日蝕をアメリカで見たことも、結構貴重な経験に思えてきた。
ニュースでは、皆既日蝕による経済効果は1兆円弱である、としていた。
なるほどー!
わかる気がする・・・。

2017年8月21日。午前11時半頃
見出し画像(当時の何かのスクショ?テレビ画面撮影?ぼやけててすみません)の黄色のラインのところで、皆既日蝕が見られた。
私の状況は、すでに赴任先の大学で授業が開始されていたところ
大学は黄色い線から外れた場所に位置していたのだが、
他の先生に数日前に言われていた。
「まーみは、日本語の授業、お休みにしないの?皆既日蝕の時間帯の授業はお休みにする先生も多いよ!」
なんと!
皆既日蝕くらいで授業を休みにするのか?(日本人の感覚)
あー、いいね。
あー、そうしよ、そうしよ。授業休みにしちゃおう!
私も、そういう自然現象イベント大好きだし、その時間に授業を閉鎖空間(教室)で展開しているのなんて、嫌だもん、本当は。
皆既日蝕、100年ぶりくらいらしいしね。
学生にとっても、貴重な経験ですよね。

授業を休みにしても忙しかった私は、日蝕開始の5分くらい前にキャンパスの庭に出てみた。

動画しか残っていなかったので、そのスクショ。この状態が360度。

すると、学生はもちろん、近所の人も来て大賑わいである。
皆、すごく興奮しているわけではないのだが、陽の空気が場を支配している感じ。
企業名が印刷されたグラス(太陽を見るためのフィルムが貼られた紙のサングラス)もチョロチョロ配られている。

アイスクリーム屋や移動販売車も大学の傍らに出動
ちなみに、ここはめちゃめちゃ田舎で、町の人口は8000人くらいである

まさしく、経済効果!

2024年の4月9日の朝に、日本でアメリカ皆既日蝕の様子をテレビで見ても、
「ああ、好きな人が集まって見ているんだな」くらいしか思わなかっただろうけれど、2017年、大学の授業を休みにしてまで大挙して空を眺めるこの風景を知っているので、
ああ、あの画像のような状況が、アメリカ全土で展開されていたのだろうな、と想像できるのであった。

椅子持参。ひとり。皆既日食を待つ人

それにしても、おそらく2017年時「次回の皆既日蝕は2024年」というのを聞いていたと思うのだけれど、その時は自分が7年後にこんなふうな状況にいるなんて全く想像していたなかったなぁ。年をとっても何が起こるか(何を起こすか)わからない。

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