NO48 年金が維持できないのはなぜ?
税金について考えたい人に向けて書きます。
格差社会を広げる税金についてです🔔
ウマいFPの山内です🦄
今日は年金についてお話をします。
年金制度の崩壊か?
最近、疑問になるニュースがあるので紹介します。
簡単に説明をします。
簡単に説明すると、
A 厚生老齢年金の金額を落とす
B 厚生基礎年金を確保する
という内容です。
年金制度は大きく2階建て(一応3階以上あります)で、
Bの基礎年金は条件を満たせば、
1号の自営業者や3号の専業主婦でも最高で年額78万円(月額65000円)もらえます。
Aは会社員や公務員などの2号と言われる人たちの特権で、
報酬に応じて高い年金額を受け取れます。
今回のニュースでは基礎年金を維持できないから、
厚生年金の財源を振り分ける、つまり収入の高い会社員の年金を削って
下層の人たちを確保すると言うものです。
年金とは積み立てたお金を将来に受け取るのではなく、
税金から年金を支払っているだけです。
実際に徴収した年金保険料は
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用しています。
そのお金は今の年金受給者に支払っているのではなく、
ずっと運用しています。運用内容は下記になります。
税金の財源が足りないからといって、まだ減額の決まっていない基礎年金を守るために厚生年金を下げると発表するのはどうでしょう?
今から年金カットを行うと宣言しているだけのように聞こえます😭
世間では「今まで支払ってきた社会保険料はどうなるんだ?」
と言う声が聞こえます。
社会保険料は健康保険と年金保険で構成されています。
現在では2号の人は収入の18%の金額を納めています。
今までたくさん納税(保険料を納付)しても、もらえる金額を減らされるのは理不尽だと思いませんか?
しかし、実際はもっと理不尽な事があります。
勝ち組が存在している
クイズです。ここで言う勝ち組とは誰の事でしょうか?
頭の片隅にこの問いを置きながら、記事を読んでみてください🙏
そもそも財源不足は何で起きるのでしょうか?
国は税金を国民から徴収する事で収入として、
年金を払ったり、公共サービス(水道事業や教育等)を行う事で、
支出をします。
この収入が支出を毎年下回ります。
つまり、税金を政府が回収しきれていないのです。
本来ならきちんと税金を回収しないと、
将来の年金の財源を維持できなくなり、
国債を発行する事によって国民に借金をする形になります。
では勝ち組とは誰でしょう?
答えは
「富裕層」です。
中流層の敵は富裕層
「多くの人がこの心理を自覚できていません」
今回の財源を確保できないのも、
富裕層からきっちり税金を回収していないからと見ています。
そもそも富裕層と中流層は戦う相手同士です。
富裕層は税金を払いたくないので、
中流層に税金がかかるのを良しとしています。
中流層は「敵」の富裕層が見えないので、
下流層や他の中流層を糾弾します。同じチームなのに・・・💦
例えば、よく的にされるのが公務員です。
財政が赤字だから公務員のボーナスを下げろと言う人がいますが、
言う相手が違います。
富裕層に税金を納めてもらうのが一番合理的です。
今回の基礎年金を守るために、厚生年金を守る。
この行為は
「下流層の人のお金を守るために、中流層の人のお金を削る」
もう少し言うと、
「上流層が払うべきお金を守って中流層のお金を削る」
という行為であり、
中流層が下流層に追いやられる流れを助長しているだけです。
本当に残念なお話です・・・。
次回はどうやったらこの流れを打ち砕けるかについて書きます。
読んでくれてありがとうございました~🎸🙌🐴
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