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なつみの本紹介

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#読書

<なつみの本紹介> #26 夫のちんぽが入らない/こだま

<なつみの本紹介> #26 夫のちんぽが入らない/こだま

あらすじ 同じアパートに暮らす先輩と交際を始めた”私”。だが初めて交わろうとした夜、衝撃が走る。彼の性器が全く入らないのだ。その後も「入らない」一方で、二人は精神的な結びつきを強め、夫婦に。いつか入るという切なる願いの行方は。。。「普通」という呪いに苦しみ続けた女性の、いじらしいほど正直な愛と性の物語。

感想 書店でこの本のタイトルを見た時、衝撃を受けた。何だこの本は。手に取らずにはいられなかっ

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<なつみの本紹介> #25 TUGUMI/吉本ばなな

<なつみの本紹介> #25 TUGUMI/吉本ばなな

あらすじ 病弱で生意気なつぐみ。彼女と育った海辺の小さな町へ帰省した夏、まだ淡い夜のはじまりに、つぐみと私は、ふるさとの最後のひと夏をともにする少年に出会った。。。少女から大人へと移りゆく季節の、二度とかえらないきらめきを描く、切なく透明な物語。

感想 最近吉本ばななさんが好きだ。読んでいて心が柔らかくなる、そんな作品が好きだから読みたくなる。今回の作品は、夏の海辺の街が舞台である。

 今は秋

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<なつみの本紹介> #24 社会人大学人見知り学部  卒業見込み/若林正恭

<なつみの本紹介> #24 社会人大学人見知り学部 卒業見込み/若林正恭

あらすじ 若手芸人の下積み期間と呼ばれる長い長いモラトリアムを過ごしたぼくは、随分世間離れした人間になっていた。。。スタバで「グランデ」と頼めない自意識、飲み屋で先輩に「さっきから手酌なんだけど!!」と怒られても納得できない社会との違和。遠回りをしながらも内面を見つめ変化に向き合い自分らしい道を模索する。芸人・オードリー若林の大人気エッセイ、単行本未収録100ページ以上を追加した完全版、ついに刊行

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<なつみの本紹介> #23 ハグとナガラ/原田マハ

<なつみの本紹介> #23 ハグとナガラ/原田マハ

あらすじ 恋も仕事も失い、絶望していたハグ。突然、「一緒に旅に出よう」と大学時代の親友ナガラからメールが届いた。以来、ふたりは季節ごとに旅に出ることに。気がつけば、四十路になり、五十代も始まり。。。人生の成功者になれなくても、自分らしく人生の寄り道を楽しむのもいい。心に灯がともる六つの旅物語。

感想 旅がしたい!!2冊続けて旅に関する本を読んでしまったため、ぼくの好奇心がうずうずしています。知ら

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<なつみの本紹介> #22 渚の旅人/森沢明夫

<なつみの本紹介> #22 渚の旅人/森沢明夫

あらすじ 福島県相馬市、福島県いわき市、宮城県女川町、宮城県石巻市。。。2011年3月11日の東日本大震災前に著者が旅した東北。そこで出会ったのは住民達の優しさだった。彼らの穏やかで丁寧な暮らしぶりとともに、震災後の今だからこそ伝えたい、そして取り戻さなければならない美しい風景やおいしい特産物など、東日本の魅力を書き綴った旅エッセイ。

感想 なかなか手に入らなかったこの本を、定価よりちょっと高く

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<なつみの本紹介> #19 海が見える家/はらだみずき

<なつみの本紹介> #19 海が見える家/はらだみずき

あらすじ 入社一ヶ月で会社を辞めた直後、田舎暮らしをしていた父の死を知らされた。電話は知らない男からだった。孤独死したのか。文哉が霊安室で対面した父は、なぜか記憶とはまるで違う風貌をしていた。家族に遺されたのは、丘の上にある、海が見える家。文哉は早々にその家を処分するため、遺品整理を始める。そして、疎遠にしていた父の足跡をたどると、意外な事実を突きつけられていくのだった。
 夏、豊かな自然が残る南

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<なつみの本紹介> #10 本と鍵の季節/米澤穂信

<なつみの本紹介> #10 本と鍵の季節/米澤穂信

あらすじ 堀川次郎、高校二年で図書委員。不人気な図書室で同じ委員会の松倉詩門と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、本には縁がなさそうだったが、話してみると快活でよく笑い、ほどよく皮肉屋のいいやつだ。彼と付き合うようになってから、なぜかおかしなことに関わることが増えた。開かずの金庫、テスト問題の盗難、亡くなった先輩が読んだ最後の本。青春ミステリー開幕!!

感想 この本はナツイチで

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<なつみの本紹介> #7 カフーを待ちわびて/原田マハ

<なつみの本紹介> #7 カフーを待ちわびて/原田マハ

あらすじ もし絵馬の言葉が本当なら、私をあなたのお嫁さんにしてください。きっかけは絵馬に書いた願い事だった。「嫁に来ないか。」と書いた明青のもとに、神様が本当に花嫁を連れてきたのだ。沖縄の小さな島でくりひろげられる、やさしくて、あたたかくて、ちょっぴりせつない恋の話。

感想 夏になると無性に海に行きたくなりませんか?それと同じで、夏になると無性に南の島を舞台にした小説を読みたくなります。そこで今

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<なつみの本紹介> #6 老人と海/ヘミングウェイ

<なつみの本紹介> #6 老人と海/ヘミングウェイ

あらすじ 八十四日間の不漁に見舞われた老漁師は、自らを慕う少年に見送られ、ひとり小舟で海へ出た。やがてその釣綱に、大物の手応えが。見たこともない巨大カジキとの死闘を繰り広げた老人に、海はさらなる試練を課すのだが。自然の脅威と峻厳さに翻弄されながらも、決して屈することのない人間の精神を円熟の筆で描き切る。著者にノーベル文学賞をもたらした文学的到達点にして、永遠の傑作。

感想 この本は、表紙と海とい

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<なつみの本紹介> #5 生きるぼくら/原田マハ

<なつみの本紹介> #5 生きるぼくら/原田マハ

あらすじいじめから、ひきこもりとなった24歳の麻生人生。頼りだった母が突然いなくなった。残されていたのは、年賀状の束。その中に1枚だけ記憶にある名前があった。「もう一度会えますように。私の命があるうちに」マーサばあちゃんから?人生は4年ぶりに外へ!祖母のいる蓼科へ向かうと、予想を覆す状況が待っていた。人の温もりにふれ、米づくりから、大きく人生が変わっていく。生きる力に溢れた、力強く、心温まる物語。

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<なつみの本紹介> #4 獄門島/横溝正史

<なつみの本紹介> #4 獄門島/横溝正史

あらすじ 獄門島。江戸300年を通じて流刑地とされてきたこの島へ金田一耕助が渡ったのは復員船の中で死んだ戦友、鬼頭千万太に遺言を託されたからためであった。「三人の妹たちが殺される。おれの代わりに獄門島へ行ってくれ。」瀬戸内海に浮かぶ小島で金田一は、美しい三姉妹に会った。だがその後、遺言通り悪魔のような連続殺人事件が。島ならではの孤立した空間で繰り広げられる事件に目が離せない!

感想 僕は推理小説

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<なつみの本紹介>#2 青い孤島/森沢明夫

<なつみの本紹介>#2 青い孤島/森沢明夫

あらすじ 「特徴がないことが特徴」という、まさに平凡な会社員の小島佑。広告・イベントの施策会社に勤めるも、何をやっても上手くいかず、社内で邪魔者あつかいされ、絶海の孤島に島流し(?)されてしまう。そんな佑が、昔からの島の悪しき風習をなんとかしようと、仲間たちと共に奮闘する物語である。

感想 この本は島が舞台ということで、海好きの僕にとってはたまらない一冊でした。森沢先生の文章を読んでいると、本当

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