見出し画像

【2023年2月現在】束の間の「台湾グルメ」ざっくり現地レポート

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
 
先週1週間(1/30~2/4)は、出張で台湾に行っておりました。目的は、3年ぶりに開催された「台北国際ブックフェア2023」での版権ビジネスです。詳しくは下記のnoteでレポートしていますのでチェックしてみてください。

 滞在中の基本ルーティンは、朝10時~夕方17時まで各エージェントや現地出版社とのライツ商談、夜は現地出版社やエージェント、または同じく参加している日本の出版社のライツ担当者との酒席が連日続きます。
 
欧米に比べて、特に中華圏は酒席を通じて関係性を強化する、重視する傾向があります。ですので、昼間の商談のみならず、夜の酒席もビジネス的に大事な場となってきます。となると、海外ブックフェアは酒席を終えてホテルの部屋に帰ってきてから、日本での仕事関連のメール処理や事務処理を行なうため、正直、寝不足状態。それに加えて毎晩酒席があるので、滞在中の後半になるにつれて酔いのまわりも早くなるのが身体的に少々つらいところです。
 
ただ、ビジネスの場とはいえ、現地のおいしいものを食べられるので、酒席や会食はそれなりの楽しみでもあります。今回も、現地のグルメを食すことができました。すべての会食や酒席で料理をスマホで撮影できればよかったのですが、商談だったり、酔ってしまい撮影し忘れてしまったものも多々あったのが悔やまれるところです。
 
今回は、その中で撮影できたものを中心に、台北グルメレポートとしてご紹介します。

樺慶川菜餐庁(四川料理)

まず、今年の「台北国際ブックフェア」(以下、台北BF)は1月31日朝からスタートだったので、前日1月30日に台北に入りました。この日の夜は、同行した弊社代表の太田と2人での食事。台北BFのときには毎回必ず行く、太田が行きつけの店があります。中山駅という日本でいえば銀座のような繁華街にある新光三越の脇にある四川料理のお店です。

台北市の中山駅が最寄り。新光三越の脇道にある。

台北BF以外にも仕事で20回以上台湾に来ている太田も3年ぶり(私は4年ぶり)。お店の名物女将さんも元気で、久しぶりの再会に喜び合いました。そのテンションのまま、食事とお酒が入り、料理の写真は完全に撮り忘れ……。すいません。同店の料理はなんでもおいしいのですが、個人的には「台湾風揚げパン」が特におすすめです。メニュー表は日本語も併記されており、日本人も安心して料理が注文できます。

青葉 中山店(台湾料理)

台湾料理の名店「青葉」です。日本でも有名店として知られているので、台北を訪れたら行く日本人も多いようです。私は2回目でしたが、日本人客も多くいました。

1964年創業の老舗。日本人駐在員の方も贔屓にしているお店として知られる。
外観も品の良いつくりです。

なんといっても、ここで食べておきたいのが「からすみ」です。

からすみ。すでに数枚食べてから撮影。このボリュームで約4000円弱は破格です。

台湾に行ったことのある方なら知っている方も多いと思いますが、この店に限らず、台湾は「からすみ」が日本に比べて格段に安く食べられるんです。写真のとおり、このボリュームで918台湾ドル(約4000円弱)。東京のお店で食べたら3倍近いのではないでしょうか。もちろん、味は文句なしにおいしい。酒飲みにはたまらないつまみです。
 
その他の料理もどれもおいしく、選ぶのに苦悩すること請け合いです。ここでは、今回注文したものを一部をご紹介します。

はまぐりの炒め物。バジルの香りがさらに食欲をそそります。
牛肉とにらの炒め物。食べている途中に気づいて、慌てて撮影。

これまた酔ってしまい写真を撮り忘れてしまったのですが、海老チャーハンは味付けも含めて絶品でした。次回訪れてもマストで注文したい1品です。

UMAMI 金色三麦(クラフトビール/カジュアルフレンチ)

現地出版社さんとの会食で、現地出版社の方が予約してくださった、ビールがおいしいお店です。

台湾のシンボルタワー「台北101」に隣接する商業施設内にあります。

料理はカジュアルフレンチ。台湾料理、中華料理にちょっと飽きたという方にはおすすめです。台北BF会場の近くにある台北101タワーに隣接する商業ビル内にあります。ビール推しの店ということもあり、クラフトビールが数種類用意されています。台北のおしゃれ人気店ということもあり、台北の20~30代の会社員やOLで席が埋まっていました。
 
会食中はビジネスの話でかなり盛り上がったこともあり、写真を撮る暇がなかったのですが、1点だけ撮れたのがこちら。

メニュー表記で「小舟」と記されていたことは記憶しています。ひと口サイズのフランスパンの上に海鮮やキャビアが載っており、ワインにもビールにも合う一品でした。

また、食事とは関係ないですが、私たちが帰国する翌日2月5日からスタートする一大イベント「ランタン祭り」(2023年は台北市が主催都市)が開催されることもあり、お店のある台北101エリアは、街中がライトアップされており、お祭りムード満載でした。

大きな四方形のビジョンにカラフルな映像が映し出される
台北101エリアの街路全体がライトアップ

華西街台南担仔麺(台湾高級海鮮料理)

台北BFの際、弊社代表・太田が必ずお会いする現地出版社の社長がいます。ビジネス的にはジャンルの違いもあり、直接的に絡むことはないのですが、弊社太田と先方の社長はソウルメイト的な関係にあります。毎回、先方の社長は台北市内でイケているお店や料理をふるまってくれるのですが、今回ご招待くださった店がこのお店です。1958年創業の台湾海鮮料理の老舗店です。

2019年版「ミシュランガイド台北」で一つ星を獲得した名店でもあります。

龍山寺の近くの夜市を通り、その中の商店街の中にあります。

夜市の活気は、毎度のことながらすごいのひと言です。歩いているだけで元気になります。

海鮮を中心としたコース料理でした。

厚切りの刺身。「もう少し薄いほうがおいしいのに」と思いましたが、これも台湾流!?
色はあずき色ですが、その想像をいい意味で裏切る美味スープ。
ホッキ貝(?)を蒸してスープ仕立てにした料理。
白身魚の中華風煮つけ。
海老を卵で包んだもの(海老オムレツと表現すべきか?)

招待してくださった先方の社長は大のウイスキー好きで、最初の乾杯1杯目からウイスキーロック。二次会のカラオケ飲み屋(日本のスナック的な店)でもウイスキー or ブランデーのみ。私たちはもちろん、もう1社招待されていた日本の出版社の方たちも、沈没寸前。これを乗り越えるのも、立派な仕事です(苦笑)。

福州 元祖胡椒餅(台湾B級グルメ)

台湾B級グルメでおすすめといえば、「胡椒餅」です。

50元なので、日本円で約200円。

胡椒餅を取り扱っているお店は台北市内にもいくつかあるのですが、このお店が正真正銘の元祖。写真の中央の柱に貼ってある黄色のシールの上の白い紙に書かれている2行の文字を読めばわかります。
 
「僅只一家 絶無分店」(日本語訳:支店を持たない1店舗のみ)
 
龍山寺(東京の浅草のような下町)の近くの路地に入ったところにお店があります。
 
胡椒をはじめとするいくつかの絶妙なスパイスで味付けされた牛肉の餡パイ生地のようなもので包んだものを、カレーのナンのように、大きな窯の内側に貼り付けて焼いていきます。

出来上がるまでに20~30分かかるため、焼きあがるまで待っているか、予約カードを受け取って焼きあがるころに来店するしかありません。焼き上がりのタイミングが合わないと、かなり待つことになるので注意が必要です。我々は運よく焼きあがり15分前に行けたので、無事買うことができました。

これぞ、台湾B級グルメの代表「胡椒餅」。元祖はこの店。
焼きたてで、中の餡がめちゃくちゃ熱いので要注意。餡の牛肉がしっかり味付けされており、ボリューム満点。これ1つでも、かなりお腹がいっぱいになる。

大腸麺線(台湾のソウルフード)

豚の大腸(モツ)とソーメンを蒸した細い麺を温かいとろみがあるダシが効いたスープで煮込んだ料理です。台北市内だけでも街中でよく見かける、台湾のソウルフードというべき料理が「麺線」です。私が食べたのはモツ入りでしたが、それ以外にもカキを入れた麵線もあります。店名は忘れてしまったのですが、先に紹介した胡椒餅の店の隣にある麺線のお店で食べました。

豚の大腸(モツ)入りの麺線。このボリュームで50元(約200円)。

テーブルに置いてある酢を入れるとコクが生まれ、さらにおいしく食べられます。

京鼎樓 台湾本店(小籠包)

台湾滞在最終日(帰国日)のランチで、今回まだ食べていなかった小籠包を食べたいと思い、ホテルのおすすめで来たのがこちら。都内にも支店がある日本でも有名な小籠包の名店の台湾総本店です。私も過去に数回台北に来ているのですが、今回初めて行きました。

小籠包といえばココ! 東京都内にも、恵比寿などに支店が数店ある。

定番のシンプル小籠包皮に抹茶が、餡にウーロン茶が練り込まれた小籠包などをおいしくいただきました。

熱い肉汁があふれ出る、定番の小籠包。
皮に抹茶、餡に烏龍茶が練り込まれている、通称「お茶の小籠包」。

締めでいただいた牛肉麺も、あっさり醬油味で最高でした。

牛肉麺は、現地でも塩味派と醤油味派に分かれるようですが、私は醤油派です。

 いかがでしたか?

台湾に行ったことがある方は、すでに行ったことのあるお店もあったかと思いますが、2023年2月時点での最新情報として参考にしていただけたら幸いです。 

他にも訪れたお店(牛肉麺専門店、火鍋のお店など)があるのですが、冒頭でもお伝えしたとおり、ビジネス的な話が多い酒席で写真を撮る暇がなかった、もしくは、酔ってしまい写真を撮ることを忘れてしまった店がそれらにあたります。 

どの国を訪れても、飲食店や街中は、やはりその国のエネルギーや勢いを感じるものです。その意味では、台湾は日本に比べて、やはり活気や熱気、勢いを感じました。その証拠に、台湾も他の諸外国と同じく、コロナ前に比べて徐々に物価が上がっている印象です。と同時に、貧富の差が広がっているようにも感じたのも事実です。

 次回、台湾に訪れたときに、どう感じるのか?

今からとても楽しみです。







この記事が参加している募集

ご当地グルメ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?