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【心が前向きになれないとき】自分がどの段階にいるかで言葉や行動を変える必要がある



例えば、夕食を作っているとき。
まるまるとしたカボチャを切っていたら
力を入れすぎて手を切ったとする。 

「いっっったあああ!!!」

血は出るし、ジンジンするし、
早く止血しなきゃと焦る。

そんなとき、
家族やパートナーか絆創膏を渡してくれたり
貼ってくれたらありがたい。


でも、もし違う行動を取られたらどうだろう。

 

「だいじょうぶ〜?」

絆創膏を出してくれるんじゃなくて、
ゲームをしながらのんきに声をかけてくるとか。



「なにやってんの?どんくさいな〜」

心配じゃなくて自業自得と言われたり。




鬼かっ!!!
って、私なら思ってしまう。

かける言葉が違うでしょ!って。
あと、ゲームしてる場合じゃないだろうと。


血が出ているなら止血が先。
だから絆創膏を渡す、または貼るフォローなどをする。


その後に、
「こうやって怪我することがあるから、気をつけないといけないよ」

って、注意するのが適切なのではと。
(心配しているようでしていない言葉は論外として)





こうやって、
相手の状況や立ち位置によって
かける言葉や行動は変わるんじゃないだろうか。

もちろん自分自身にも言えることで。


段階を見極めて、言葉や行動を選択する。

これを間違えてしまうと
回復するどころか蟻地獄のように
沼(負の感情)から出られなくなってしまう。




もう1つの例として。
人間関係で体調を崩してしまったとする。

体調を崩した初期は、
心も身体も余裕がない。

「なんであんなことになったの?」
「なんであんな酷いことを言うの?」
「私が悪いの?」
「違う!私は悪くない!」
「いいや、やっぱり私が弱いから悪いんだ」


自分を責めたり
相手を責めたり


負の感情に囚われてしまい
怒りや憎しみ、悲しみばかりに意識がいってしまう。

「だいじょうぶ?」
「そういうときもあるよ」
「ウジウジしたってしょうがないよ」
「みんな一緒」

なんて、励ましの言葉や勇気づけられても
(最後の言葉は励ましているようで励ましていないけど)



現実と向き合えていないから心に余裕がない。
だから、言葉を伝えられてもオーバーして
しまっているから受け入れられない。




画像でいうまさに停滞初期にあたる。


感情に変化がある。




相手になにかしてあげたいと思ったとき

初期のときは
・伝えるよりも相手の言葉を聴く
・言葉はかけず、側にいる
 (背中をさするとか、ただ隣にいるとか)


停滞中は
・相手の言葉に対して共感、肯定して寄り添う
 (それはツラかったねとか)
・ラクになるような言葉をかけたり、
 質問して心の整理のお手伝い


回復期は
・プラスの言葉を贈って応援
 (あなたならきっと大丈夫とか)
・声を聴きつつも、自分もまた言葉を贈る

自分自身で行うときもおなじ




「自分を励ましている。前向きにな気持ちになろうとしているのに、むしろそれがストレスになる」

「もっと苦しくなる」



そんなときは、
「立ち位置」と「言葉や行動」がズレている可能性がある。

停滞初期なのに、
「お前ならできる!」超前向きな言葉を言っているとか。

または、
回復期なのに、
「そうだよね、ツラかったね。苦しかったよね」


いや、たしかに、
ツラかったし苦しかったけど
もう前を向けているので。
(嬉しいのは嬉しいけど、言うタイミングが遅かったり)



なんてことが起こっている可能性があるので、
いつまでも現状打破できないと不安になったり、
苦しくなったときは一度確認してみるのが
おすすめである。





 明けない夜はないというけど、
ツラいときはツラいし
苦しいときは苦しい。
だからこそ、少しでも心地よい言葉と行動を
お互い選択していけたらいいですね☺️
最後まで読んでくださり
🌸ありがとうございました🌸


 




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