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2024年12月3日(火)朝の6:00になりました。
あっという間に新しいスマホが届きました。物流の力に驚くばかり。
どうも、高倉大希です。
普段とは、違う。
そんな特別感が、人々の関心を集めます。
期間限定、季節限定、色違い、コラボ商品。
わたしたちは、そんな「特別」ばかりについつい目を向けがちです。
しかし、そんな「特別」が成立するのは「普段」が浸透しているからです。
本当にすごいのは、「普段」の方だと思うのです。
赤瀬川原平の作品に、『宇宙の罐詰』というオブジェがあります。
外側に貼られていたラベルを空の缶の内側に貼り、再びハンダで密閉します。
ラベルを内側に貼ることで、缶の外側にある空間すべてが缶の内容物になる。
つまりは、宇宙を閉じ込めた缶になるというわけです。
屁理屈と言ってしまえばそれまでですが、はじめて見たときは衝撃を受けました。
これもまた、「普段」が浸透しているからこそ成立する「特別」です。
ココ・シャネルの、コルセットからの解放だってそうです。
ジャン=ポール・ゴルチエの、インサイドアウトだってそうです。
マルタン・マルジェラの、ポペリズムだってそうです。
川久保玲と山本耀司の、黒の衝撃だってそうです。
「特別」ばかりに目がいきますが、その前には必ず「普段」が存在しています。
そんな「普段」に敏感だからこそ、「特別」を生み出すことができるわけです。
普段は、反復によって生まれます。
反復は、継続によって生まれます。
そして、そんな継続は自分で生み出すことが可能です。
継続することができたなら、それを用いて特別を生み出すことも可能になります。
はたしてここは、缶の外側なのか。
はたまた、缶の内側なのか。
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