初心なんて忘れたい
2024年3月22日(金)朝の6:00になりました。
有給休暇だろうとも、毎朝6:00はやってきます。
どうも、高倉大希です。
約600年前を生きた人が、こんな言葉を残しています。
是非の初心忘るべからず、時々の初心忘るべからず、老後の初心忘るべからず。
「初心」という言葉は、仏教用語の「初発心」に由来します。
真理の道に進むと決めた、その瞬間の志を意味します。
大昔から言われ続けているのに、わたしたちは簡単に初心を忘れてしまいます。
是非の初心を忘れ、時々の初心を忘れ、老後の初心を忘れます。
なぜなら、できることをやっている間は安心だからです。
自分ができるとわかっていることを、ずっと続けたくなります。
いわゆる、コンフォートゾーンというやつです。
不安定な初心になんて、戻りたくはないわけです。
初心なんて、忘れたい。
これが、わたしたちにとってのデフォルトです。
よし、初心を忘れないようにがんばるぞ。
どれだけこう意気込んだところで、忘却の力にはまったくもって及びません。
初心を忘れないためには、自ら初心者になり続けるしかないのです。
言い方を変えるなら、意図的にできない自分と対峙し続けるということです。
マラソンなんかは、とてもわかりやすい例です。
いかに自分ができないのかを、痛感しながら走ります。
自ら、壁にぶつかります。
自ら、不安に踏み込みます。
わざわざ、そんなことをしなくてもよいのではないか。
安心できるところに、身を置いていてればよいのではないか。
初心なんて、忘れたい。
でも、おもしろいものはいつだって初心の先にみつかります。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。